島崎遥香 AKBINGO!の「Dr.パル太郎」が面白すぎる
パル太郎っすか?!
先日、録画しておいた『AKBINGO!』を見ていたら、なにやら「Dr.パル太郎」という短めの尺のコーナーが放送されていましたね。
これ、現在日テレで放送中の『Dr.倫太郎」をパロったものであることは、冒頭の音楽と、ナレーションの「申し遅れました、ワタクシ……」からも分かります。
それ以前に、「パル太郎」だなんて、この身も蓋もない安直かつ投げやりなネーミングが素晴らしすぎですね(笑)。
白衣のぱるる
『Dr.倫太郎」は堺雅人主演の精神科医のドラマですが、個人的には、なかなか面白く、かつ興味深い内容でもある上に(毎週、いろいろな精神疾患の病名が出て来て勉強になる)、解離性障害(いわゆる多重人格)の芸者を演じる蒼井優の目の演技が、なかなか凄いのです。
個人的には『Dr.倫太郎」も毎週楽しく観ているだけに、「パル太郎」ことパルル(島崎遥香)が白衣を羽織る後ろ姿を見ただけでも、ものすごく期待が高まったものです。
で、実際はどうなのかというと?
めちゃ面白かった。
短いコーナーなんだけど、数回巻き戻して見直してしまったではないか。
パルルの無表情っぷりが良い。
なぜか、見るたびに、笑っちゃいます。
無表情ながらも、一見慈悲のこもった眼差しに見えないこともないのですが、じつは、相手を哀れんでいるのか、それとも見下しているのか、眼中にないのか、とにかく、患者とは超然かつ厳然と距離を置いているかのような空気観を漂わせているところが良い。
そして、精神科の先生としての解決策、アドバイスが、たった一言の、いわゆる「塩対応」っぷり。
まさに、島崎遥香のキャラ炸裂です。
かなりのハマリ役
たしかに、綺麗で可愛い精神科医ではありますが、実際にこんな先生がいて、無表情な顔でグサリと一言で核心を突かれたら怖すぎる。
精神科医というよりかは、霊感強い占い師か、新興宗教の教祖になってもじゅうぶんやっていけますって。
あのルックスで、あの独特の空気感じゃないですか。
ハマる人は、とことんハマるでしょうね。
悩める信者の数も激増しそう。
破壊力はソルト以上?
もしかしたら、『マジすか学園2』の寒ブリよりも、『マジすか学園3』のパルよりも、『マジすか学園4』のソルトよりも、今回の「パル太郎」が、もっとも島崎遥香らしいキャラクターなのかもしれない。
もちろん、島崎遥香はAKB48の中では、どのような立ち位置で、どのようなキャラで、世間的にはどのような認知のされ方をしていて……というような予備知識があった上で、はじめて「面白さ」が成立するキャラではあるのですが、そもそもAKBのファンしか見ない番組内のコーナーでのキャラクターなので、それはそれで内輪ウケでもいいのではないかと。
もっとも、『北斗の拳』のサウザーのような喋り方をするソルトの役も、妙な空気感が醸し出ていて好きでしたけどね。
喧嘩の破壊力はソルトが上かもしれないけど、マインドの破壊力はパル太郎のほうが上かもしれない?
このコーナー、番組内の人気コーナーになったとしても、『Dr.倫太郎』ありきのコーナーなので、そう長続きはしないとは思うのですが、少ない回数の中、どれだけ「塩」かつ「無表情」な対応で、患者(メンバー)の痛いところをグサグサと突いてくれるのかが楽しみです。
記:2015/06/01