プリンス&プリンセス/試写レポート
美しい影絵のアニメーションだった。
王子と王女にまつわる6つの国の6つのおとぎ話を途切れなく、そして、飽きさせることなく見せてくれ、とても楽しめた。
まるで小さい頃に読んでもらった童話の世界がリアルに目の前で再現された感じ。
先日試写会で観た『白くまになりたかった子ども』も、シンプルで温もりのある絵だったが、やたら描写やディティールの細かくなりつつある最近の日本のアニメに見慣れた目にはとても新鮮だったし、これは是非、親子そろって観て欲しい映画だ。
子供を寝かしつける時に読む絵本の少なくとも3日分の効果はある。
だからといって、3日分サボっていいというわけではないけどね(笑)。
こういう素敵なファンタジーの映像世界だけでも、子供の心の隅に残しておいてあげれば、そうしないよりかは、きっと子供の心はより豊かになる(んじゃないかと思う)。
試写会ではフランス語に日本語の字幕だったが、公開されるときは、原田知世が吹き替えに参加するそうだ。
記:2004/04/23
movie data
製作年 : 1999年
製作国 : フランス
監督 : ミッシェロ・オスロ
配給 : ワイズポリシー+ツイン
上映時間 : 70分
観た日:2004/04/22