ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー 2019年1月全国公開
2019/08/25
about
孤独のなかで言葉があふれ出す--
『ライ麦畑でつかまえて』--全世界の若者に衝撃を与えてきた“青春のバイブル”。
語ることが許されなかった天才作家の真実が、ついに明かされる。
若者を魅了し、時代を狂わせた天才作家。
彼は何故、姿を消したのか?
全世界累計6500万部突破、20世紀の名作『ライ麦畑でつかまえて』。
その存在は時代を超えて愛されてきただけでなくアメリカ文学の常識を覆し、カリフォルニアの教育委員会は小説をボイコットし、さらにはジョン・レノン暗殺犯の愛読書となるなどアメリカ社会を揺るがしてきた。
この傑作を生み出したのは天才作家と呼ばれたJ.D.サリンジャー。
その生涯を語ることが一切許されなかった作家の謎に満ちた半生と名作誕生前夜の真実が、ついに明かされる。
2019年1月1日に生誕100周年を迎える小説家J・D・サリンジャーの半生。
主演は『X-MEN』シリーズ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の実力派俳優ニコラス・ホルト、バーネット役をケビン・スペイシー。
監督は『大統領の執事の涙』の脚本を手がけ、本作が長編監督デビュー作となったダニー・ストロング。
実話に基づき、脚本家として知られるダニー・ストロングがアカデミー賞受賞製作陣とタッグを組み初メガホンをとった。
story
1939年ニューヨーク。
作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入した20歳のサリンジャーは、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスで短編小説を書き始める。
出版社への売り込みを断られ続ける中、編集者バーネットにその才能を見出され、ようやく掲載が決定するが、太平洋戦争のぼっ発によって、その掲載は見送られてしまう。
また、劇作家ユージン・オニールの娘と恋に落ち青春を謳歌していたが、第二次大戦が勃発。
召集により戦地に赴いたサリンジャーは戦争の最前線で地獄を経験し、終戦後もそのトラウマに悩まされながら、数年後、初長編小説『ライ麦畑でつかまえて』を完成させる。
発売と同時にベストセラーとなり、サリンジャーは天才作家として一躍スターダムに押し上げられた。
だが彼は長編としてはこの1冊だけを残し、人気絶頂の中で表舞台から姿を消してしまう…。
data
監督:ダニー・ストロング
製作:ブルース・コーエン、ジェイソン・シューマン、ダニー・ストロング、モリー・スミス、サッド・ラッキンビル、トレント・ラッキンビル
製作総指揮:エレン・H・シュワルツ、スコット・ファーガソン、マシュー・サロウェイ
原作:ケネス・スラウェンスキー
脚本:ダニー・ストロング
撮影:クレイマー・モーゲンソー
美術:ディナ・ゴールドマン
衣装:デボラ・L・スコット
編集:ジョセフ・クリングズ
音楽:ベアー・マクレアリー
音楽監修:ジョナサン・ワトキンス
キャスト:ニコラス・ホルト、ケビン・スペイシー、ビクター・ガーバー、ホープ・デイビス、サラ・ポールソン、ゾーイ・ドゥイッチ
原題:Rebel in the Rye
製作年:2017年
製作国:アメリカ
配給:ファントム・フィルム
2019年1月 TOHOシネマズ シャンティ他全国公開