『西洋骨董洋菓子店』試写レポート

   

seiyoukottou

久々に韓国映画の試写を観てきました。

韓国映画といっても原作は日本のコミックですが。

よしながふみ原作の『西洋骨董洋菓子店』が韓国で映画化されたものです。

この作品は2001年にの出演でドラマ化されていますね(出演:滝沢秀明、椎名桔平、藤木直人、小雪, えなりかずき/音楽:Mr.Children)。

さらに、昨年はアニメ化されているので、記憶されている方も多いことでしょう。

残念ながら私は原作やテレビはあまり熱心にチェックしていなかったのですが、どうやら女房がこの作品が好きだったようで、私の机に置いてあった試写状を見て「あ、いいな、これ観たい」とボツリと漏らしていたので、「そんじゃ先行して俺が観て、面白ければ一緒に観に行こう」ということで、本日観てまいりました。

誤解を恐れずに言うと、最近の韓国映画の色彩感覚やストーリーが進行する際の小気味良さは、なんとなく最近のフランス映画に似ていると感じます。

もちろん扱う題材や、監督によっても違うので一口には言えないのですが、特にコメディものや内容がシュールなものは、画面の色合いや、サクサクとした軽快なテンポで進むカット割など、小さなところの集積が醸し出す雰囲気、そして観ているときの気分が非常に近いものを感じるのです。

また、日本やハリウッド映画にありがちな後半の「ここぞ」というところで大味かつ長尺にこれでもかと時間を使うようなこともあまりなく、冗長になることを慎重に避け、必要以上にもったいぶらない展開の小気味良さも、韓国とフランスの映画には通ずるところがあると個人的には感じます。

『西洋骨董洋菓子店』は、例に漏れず、まさにサクサクとした気持ちの良い物語の運びで気持ち良く最後まで鑑賞することができました。

主演のチュ・ジフンは、コン・サンウ似の若手俳優。

天才パティシエで、魔性のゲイでもあるソヌ役はキム・ジェウク。

たしかに彼のルックスはゲイ役にピッタリかもしれない(笑)。

きめ細かくすべすべした肌には色気がある(笑)。

ルックスはペ・ヨンジュン系。

ただし、ヨン様を10歳ぐらい若くして、さらにダイエットして身体を絞ってスリムにした感じ?

映画そのものの感想は、一言で言えば、ありきたりですが「無性にケーキを食いたくなる」(笑)。

とにかく、ケーキ屋が舞台の話なので、ケーキが旨そうなんですわ(笑)。

女性の方は、きっとこの映画鑑賞後はケーキ屋に直行したくなると思うので、いや、ケーキ屋ではなくホテルなどのケーキバイキングに直行したくなるかな? だから鑑賞の数日前からはダイエットすることをお勧めします(笑)。

公開は4月より、恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町一丁目ほかで公開!

記:2009/02/12

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