タミヤ 1/35 グライフドイツSd.kfz.250/3 無線指揮車 制作記

      2022/12/16

キャタピラ怖い

ずいぶんと押入れの中で長い眠りについていたタミヤ1/35のグライフを作ります。

Sd.kfz.250/3で、大きなフレームアンテナが特徴のドイツ陸軍の無線指揮車ですね。

ロンメル元帥のフィギュア付きですが、そういえば、中学生の頃、ジェネラルセットを買って、ロンメル将軍のコートをラッカー系のブラックで、テカテカに塗った記憶があります。

ちなみに、このキット、さきほど検索をかけてみたら、現在は生産中止のようですね。

むむっ、「オークションに出品したら高値が付くかな?」なんてヨコシマなことも一瞬頭をよぎりましたが、今、気分はとってもグライフなので、高額な価値がついているかもしれないキットですが、そんなの関係ねぃ!の精神で作ってみます。

ただ、成功するかどうかは分かりません。

これ、昔のタミヤのキットにしては珍しく、履帯が連結組み立て式なんですね。

ドラゴンの戦車プラモで、いつも組み立て式の履帯に悪戦苦闘している私のことなので、もしかしたら足回りの組み立てで挫折してしまうかもしれないという恐怖感があるのですよ。

しかも、今朝、フェイスブックのAFV模型のコミュニティに「グライフ作ります」とアップしたら、「私はキャタピラで失敗しました」という返信があったりもして、失敗したらどうしようというプレッシャーを作る前から感じています。

でも、そんなことをいちいち気にしていても仕方がない。

さっさと作りまーす!……の前に、箱の中を見てみましょう。

思ったほどパーツの数が多くありませんね。

ランナーを並べると、こんな感じ。

細かな部品が多いので、紛失したり破損したりしないよう注意が必要ですね。

ちなみに、キットの中にはいっていたチューブ式の接着剤。

色合いといい、カタチといい、なんだかとても懐かしいですね。

もちろん、今回の組み立てには使いません。
いや、使えません。

このチューブ式の接着剤で細かな部品群を綺麗に接着して組み上げるだけの腕も自信もまったくありません。

もっぱら速乾式の流し込み接着剤に頼ろうと思います。

最後に、組み立て説明書は、こんな感じ。

精密・正確、さすがタミヤ!

で、流し込み式接着剤を駆使して、車体内部を作ってみました。

小さな車輌の中に、ぎっしりと色々な装備が。

しかも、すべての小さなパーツがピタッと所定の個所にハマるからとても気持ちが良いです。

さすがタミヤ!

私の場合、エレキベースが好きというよりもフェンダー社製のエレキベースが好きなんじゃないかと思うことがあるのですが、それと同様に、戦車模型が好きというよりは、タミヤの戦車模型が好きなのかもしれません。

しかも、キットによって多少の差異はあるものの、タミヤのプラスチックは、柔らかさと硬さがちょうど良いバランスで、ニッパーの刃がすっと吸い込まれるような感じで切れるんですよね。

このプラスチックの心地よさも私がタミヤ好きの理由の一つです。

カバーをかぶせて見えなくなる予定のエンジン部もきちんとパーツ化されており、しかも、ピタッと収まるところが大変気持ち良いです。

この気持ち良さとありがたさを実感するために、ドラゴンの戦車や、バンダイのガンプラ旧キットを作ってきたのだとすら思えてしまうほどの至福の瞬間です。

YMO好きにとっては、モーグ・III-Cを連想してしまう大型無線機がツボです。

ここまで組み立ててしまった以上、履帯の組み立てで失敗することは出来ませんな。

あっさり装着完了

タミヤ1/35のドイツ陸軍無線指揮車「グライフ」の履帯(キャタピラ)、無事装着完了しました。

装着して、軽く色をのせたところ。

フェイスブックのAFV模型製作のコミュニティで「グライフ作ります」とアップしたところ、コミュニティの方の何人かから、「キャタピラの装着に失敗した過去があります」とか、「経年劣化でキャタピラのパーツ取れました」などという、恐ろしい(?!)コメントがきたんですね。

古いキットだし、ドラゴンの組み立て式履帯ではいつも手こずっている私なので、失敗するかなぁ、とものすごく不安な気分に陥りました。

なので、気を静めるために、いきなり足回りからは作らず、車体内部の装備品から組み立てていきました。

そして、「ここまで作ったんだから、ここで失敗したら、今まで作ってきた時間が無駄になるぞ~」と自分にプレッシャーをかけて、慎重に慎重に組みました。

ところが、予想以上に短時間であっさりと仕上がりました。

パーツの合いもピッタリ。

さすがタミヤ、恐るべし!

あと、やっぱり流し込み接着剤の功績も大きいでしょうね。

ほんと、なんて便利な接着剤なんでしょ。

ネコの手持ち棒(ネコの手ステーション)とともに、現在の私にとっては欠かせないアイテムです。

というか、猫の手と、流し込み接着剤は、私にとって模型製作の「2大レボリューション」といっても過言ではありません。

中学時代の時の私に、この2つを教えてあげたい(その当時にはそんな便利な制作ツールはありませんでしたからね)。
きっと、ヨダレをたらして、シッポを振って喜ぶに違いありません(尻尾は残念ながらついていませんが)。

それほど、この2大アイテムは、あると無いとでは、まったく制作スピードが違うのです。

このような進化したプラモ文化の恩恵に預かれる現代に生きる私はとても幸福です。

ちなみに、履帯を装着した足回りには、ブラックやオキサイドレッドのサーフェイサーを乱れ吹きし、内装はジャーマングレーを軽く吹いています。

無線機などの装備品を部分塗装をしたら、いよいよ車輌の上部と下部を張り合わせます。

これが済めば、組み立ての8割は完成しますね。

完成イメージに少しずつ近づいていく状態がとても楽しいのです。

完成

そして。
タミヤの1/35グライフ、完成しました。

本当は、もう数日前に完成していたんだけど、まとめてアップするのが遅くなってしまいました。

とにかく良いキットですね。

もう40年くらい前のキット、いやそれ以前?

とにかくウン十年も前に発売されたとは思えぬほどのクオリティ。

とにかくパーツ同士の合いがものすごく良いのです。

ピタッ!とはまる。
うーん、気持ちいい。

なので、サクッと出来てしまいました。

もっとも、私の場合、じっくり時間をかけて作っても、サクッとやっつけ感覚で作っても、模型の出来はまったく変わらず、というよりも、むしろ短時間でさっさか作ったほうが良い出来になることも多いのです。悲しいことに。

なので、このグライフも、じっくり時間をかけて素晴らしい作品に仕上げてやろうなんて野望は最初から持たずに、淡々と作っていきました。

塗装は、ブラックとマホガニーのサーフェイサーを吹き付けて、くまなくプラスチック地を覆いつくし、そのあとはジャーマングレーを軽く吹いた後に、ダークイエローを吹きました。

グレーの迷彩は、タミヤアクリルのジャーマングレーとニュートラルグレーの混色をスポンジでポンポンと。

懸念していた横の「GRIFE」という文字のデカール、これ車体がカクカクしているので、組み立て説明書には、ハサミで切り込みをいれる指示がありました。

うまくいくのかな?と考えても仕方ないので、パスット切れ込みを入れて、サクッと貼り付け、案の定、密着せずに浮いてきた個所が出てきたので、そういう個所は、マークソフターを上からビシャビシャと浴びせました。

それでも微妙に気泡が出来た個所は、とがった針で穴を空けるなどという面倒なことはせず(とがった針を探すのがまず面倒なので)、再びマークソフターをビシャビシャと浴びせて、強引に平らにならしました。

ほんと、マークソフターは便利です。

ネコの手クリップ、流し込み接着剤とともに、中学生の頃の私に教えてあげたい「模型アイテム3大レボリューション」の一つだと思います。

フィギュアのほうは、グレーのサーフェイサーを吹き、タミヤのアクリルミニを筆塗りし、あとはスミ入れ、ドライブラシのみというお手軽(手抜き?)仕上げです。

スミ入れは、油彩のピーチブラックを、Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーで溶いたものをモールドに流し込みました。

半乾きのうちに(乾くのが待てずに)、柔らかい筆の先に微量につけたアイヴォリーホワイトで軽くドライブラシ。以上!です。

目玉を描き込む?
ブルーを混ぜてヒゲを剃った肌を表現?
頬に赤みをもたらすために油彩を点付けしてブレンディング?
目のクマにクリアオレンジを敷く?

うーん、やってみたい。
でも、きっと出来ない。
それに時間がかかりそう。

なんというかネガティブな気持ちのカタマリですが、フィギュアに関しては、昔から塗るのが大の苦手で、AFVのキットは、フィギュアは塗るどころか組み立てもせずに、本体だけを作って満足していたほどの大のフィギュアアレルギーだった私が、昨年あたりからは、なんとか最後まで「なんちゃって」で仕上げられるようになりました。

出来ないなら出来ないなりに、出来るところまでチャレンジしてみるという精神も大事ですね。

それにしても、グライフは小さいですね。
こんな小さな車輌に人がいっぱい「密」状態で乗っています。

運転手のフィギュアはついていませんが、運転手をふくめれば、計5人がひしめき合って小さな車輌に乗っていることになります。

ま、そんなものなんでしょうかね?
戦争ですし、兵器ですから、居住性のようなものは二の次なんでしょうね。
とはいえ、ソ連(ロシア)の車両よりは快適そうな感じもしますが。

ま、そんなわけで、今回グライフを比較的短時間で仕上げにまでもっていくことが出来たので、将来的に作ってみたいハノマークにも手を出す自信がつきました。

繰り返しますが、それもこれも出来の良いタミヤのキットのお陰です。

作り込まなくても、そこそこの仕上がりになる良キット、グライフ。
ほんと、おすすめ!

記:2020/06/18

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