手抜き塗装法?!タミヤ1/35 SU-85制作記

      2022/02/05

またもや作るぜ85

先日SU-122を作ったこともあり、今度はSU-85を作ってみたくなりました。


SU-120

SU-120が太古の無骨で巨大な生物だとすると、SU-85は、それがもう少し洗練された現代風の生物にも感じられます。

ジニチクスとウバザメの違いか?(謎)

SU-85襲撃砲戦車は、過去に2回作っています。

最初は青、次に緑で塗ってみましたが、いずれもタミヤのアクリルミニで塗装しました。

2輌ともにアクリル塗装だったので、今回はラッカー系塗料で塗ってみました。

ただ、前回のグリーンよりも暗い色で塗ってもカッコ良いかなと思い、今回は物陰に潜むダークな自走砲をイメージして制作しました。

キット紹介

キットの箱です。

いつも思うんですが、この戦車兵、いいポーズとってますよね。

つづいて箱の中。

タミヤのキットは、隙間なくピシッとパーツが収められているので気持ちが良いですね。

今回は使いませんでしたが、デカール。

組み立て説明書です。

塗装

数時間で組み立てて、記録の写真もとらず、一気に下塗り(黒多め)、そして余った塗料の混合液に零戦の緑を足して塗装。

私が持っているクレオスの「零戦カラー」は2種類あり、ひとつは明るい緑の「三菱系」で、もうひとつは暗めの「中島系」です。

今回は、余った塗料の混濁液に「中島系」のほうを混ぜ、少しずつ重ねていき、最終的には「暗い緑の待ち伏せ砲」に仕上げてみました。

まずは、下塗り段階。

なぜか、同時期に制作していたKV-1のC型と並べています。

車高を比較したかったのだと思います。

少しずつ緑味を濃く重ねていき、メリハリをつけるためにマホガニーを混ぜた緑をところどころアクセント的に塗っていきます。

最後はフィギュアを塗って完成!

あいかわらずKV-1が隣にいます。

基本色はけっこう濃い目の緑だったのですが、油彩でドライブラシなどを重ねていくうちに、だんだん明るい緑になっていってしまいました。

やっぱりT-34系車両は、「お尻」の箇所のリベットがセクシーですね。

ここのところは、油彩のバーントアンバーやバーントシェンナでリベットの輪郭を強調しました。

長い砲身は、少々黒っぽさを残すように塗装しています。

スコップなどの備品は、きっちりと塗り分けるのが面倒な上にはみ出した場合のリカバリーが面倒なので、エナメル系塗料を流し込むように塗っています。

つまり、タミヤのスミ入れ塗料がエナメル系なので塗料の伸びが良く、しかも、キャップの裏にハケがついているので、いちいち筆を取り出して、塗ったら洗うという面倒な手順を踏まずに済むという、手抜き塗装なのであります♪

フィギュアも手抜き簡単フィニッシュ。

グレーのサーフェイサーを吹いた上に、ドボドボに薄めたラッカー系のマホガニーをモールドに流し込み、あとは水で薄めたアクリル塗料で塗り分けただけ。

顔と手の肌の部分は、ラッカー系のウッドブラウンとキャラクターフレッシュを面相筆で適当にチョンチョンと色を置いていき、シンナーを含ませた面相筆で境目をなじませ、最後はシャビシャビに薄めたクリアオレンジを窪みに流し込んだだけです。

履帯の色も、タミヤのスミ入れ塗料のブラウン系3色(ダークブラウン、ピンクブラウン、オレンジブラウン)をランダムに塗り重ね、アクリル塗料のメタリックグレーで軽くドライブラシをかけただけ。

フィニッシュは、油彩のホワイトを幅の広いハケで数回こする(ウェットブラシ?)作業をしただけです。

フィギュアも同様、油彩のホワイトでごくごく軽くドライブラシ(ウェットブラシ?)をしただけ。

なんだか、ものすごく手抜きな塗装法ですが、「手数の少なさのわりに、そこそこな仕上がり」を現在追求中ので、もう少し、手抜きというか、手数減らしを研究していきたいと思っています。

単独でみると、けっこう緑な感じのSUですが、KV-1と並べると、やっぱり黒っぽい。

いちおう、目論見通り!ということで。

制作時間は、接着剤や塗料を乾かす時間も含めて、約1日半。

なんとか、ソビエト戦車のようにパーツの少ない戦車はまる1日くらいで完成までにもっていけるようにしたいですね。

記:2021/05/12

 - 模型