語彙は豊富なほうが良い
語彙は豊富なほうが良い。
やたらと難解な言葉や専門用語を使って相手を煙に撒くことは大ぇ嫌ぇだが、それでも、難解な言葉も、専門用語も知らないよりは、知っていたほうがよい。
べつに知っていたからといって、無理して使う必要はない。
もっとも、実際使ったほうが記憶は定着するのだが、だからといって場の空気を読まずに乱用するのはバカがやることだ。
手持ちの駒を出すor出さないというのは、その人のセンスや品性の問題。
専門用語の使いすぎのイヤミな人間は、そいつのセンスが劣悪なだけで、言葉自体に罪があるわけではない。
先日、生島ヒロシの本を読んだ。
彼がTBSのアナウンサーだったころ、彼の先輩に久米宏がいた。
久米宏はたくさんの言葉を知っている。
1日1語ずつ覚えるようにするといいよ、と、生島氏は彼からアドバイスを受けたそうだ。
なるほど、これは使える。
真似しよーっと。
私は職業柄、様々な職種の人にお会いする関係上、その人が話す言葉を理解する力をもっともっとつけねばならないと思っている。
自分が話すための言葉ではなく、人が話した言葉を理解するための言葉武装。
銀座の高級クラブに勤める女性は、日経とスポーツ新聞の最低2紙を読むことを義務付けられている。
義務づけられていなくても、売れっ子になれがなるほど、彼女たちは店の客層が好みそうな新聞や雑誌をチェックしているし、勉強している。
そんじょそこらの、OLよりも彼女たちは努力をしているのだ。
客に向かって“今日の日経平均は~”と話すためではない。
そんなことしたら、嫌われるか引かれてしまう。
そうではなくて、客が話す“今日の日経平均は~”の話の内容を理解するために、だ。
理解できれば、会話のキャッチボールが出来る。
会話が弾む。
客の機嫌が良くなる。
出来る女の子だと一目置かれる。
次の来店時も指名される。
という、サーキュレーションが生まれる。
私の狙いは、まさにそれ。
聞き上手になるための言葉武装。
そう、オレサマ君は、銀座のホステスを目指すのだ!(笑)
記:2004/10/10