吉祥寺のわんこつけ麺

   

donburi

6杯で満腹

吉祥寺のヨドバシカメラの8Fにある、ラーメン屋「ごく」に行ってきた。

この店は、平日のみ、つけ麺の食い放題をやっている店で、お椀にラーメンひと玉分の面がドンと出され、これを完食すると、またひと玉分の面がドンとお椀に入れて出てくる。

前々から行こうと思ってはいたのだが、本日、ヤボ用で吉祥寺に行った際に、寄って、トライしてみた。

麺は細麺。

しかし、かなりシコシコとかみごたえと弾力のあるコシのある麺。

北海道産の小麦に、オーストラリア産のうどん粉を練りこみ、小加水で仕上げているのだとか。

なので、その細さからくるイメージ以上に、タフな歯ごたえと反発力ゆえ、なかなか食べ手がある。

私は、他にも用事があったので、チャレンジャーになってしまうと、後につかえるので、6杯にとどめておいたが、6杯でも、かなりの手ごたえはあった。満腹満腹。

ま、真剣勝負したとしても10杯が限度だろうな。

私のカウンター向いに座っていた体格の良い兄ちゃんは、なんと麺をスープにつけず、麺の碗にスープとラー油とお酢をたらし、麺を箸でつまんでツルツルと食べるのではなく、麺を箸でダンゴのように固めて丸めて、一口か二口で一玉を平らげていた(笑)。

口の中に押し込まれた麺のために、ディジー・ガレスピーのほっぺた(ディジーズ・パウチ)のように膨れ上がり、もぐもぐ、もぐもぐと長い時間をかけて咀嚼をしていた。

試しに私は、そのお兄ちゃんと1碗平らげるのはどちらが早いのかを試してみようと思い、そのお兄ちゃんが御代わりの麺を食べ始めるのと同じタイミングで、自分のペースで食べてみた。

私の場合は、麺数本を箸でつまみ、スープにつけてツルツルと口に入れる。
噛んでいる間に、箸は次の麺をつまみ、飲みこむまでに準備をしておく。

呑みこんだら、すぐに麺をスープにつけ、またツルツルと口に吸い込み……。
この繰り返しで、オーソドックスというか、まぁ普通の食べ方ではある。

ただし、ペースを崩さず、同じリズム、同じ時間で、淡々と麺をつける、食べる、の動作を繰り返すことが重要。

なので、前の席のお兄ちゃんが、麺を箸で固めて、ガバッと口の中にいれてモグモグとしている間に、私は、麺をつける、口に入れる、噛む、の一連の動作を10回、15回と淡々と繰り返していたため、なんと、ガバ食いのお兄ちゃんよりも、私のほうが一碗を平らげる速度は早かった。

まさに、大食い勝負漫画の『喰いしん坊!』の通りの結果となったわけだが、べつに大食いで勝負するためにこの店に足を運んだわけでもないので、この6杯目で、「お勘定!」となったわけだけどね。

でも、この店の麺は、なかなかコシがあって好きです。

今度は、大食いチャレンジではなく、普通のラーメンにトライしてみるのも悪くないかなと思った。

記:2009/01/20

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