堺正章の《忘れもの》で、息子の忘れ物が減った!
2018/01/09
現在放映中のフジテレビ系ドラマ『無理な恋愛』にはまってます。
とにかく、主役の堺正章がかっこいい。
60歳の元GSグループのアイドル、今は音楽事務所の社長、バツイチ、金はあるけどさびしい一人暮らしの男が、年下35歳(今週で36歳)の売れない女優(夏川結衣)に恋する話なんだけど、いいのよ、じーんとくるのよ、今週の話なんて、冒頭の告白シーンなんて、じわーっと涙でそうになっちゃったもん(笑)。
というか自分がちょっと情けなくなった。
俺って、ああいうふうに、キチンと真正面から堂々と、女性に告白したことってないよな。
今までの俺、いったいなにやっていたんだ?ってね。
もちろん、脚本家の書いたセリフだし、マチャアキの名演技あってこその説得力だということは分かっているけれども、今後は、もう少し、キチンとしっかりと女性と向かいあうようにしよう(笑)。
この物語の主人公は、堺正章演じる立木正午。
彼を見ていると、優しくて、いや優しすぎてさらに年齢ゆえに恋する女性から「男」としてすら見てもらえてなかった高齢男の悲哀って、これってかなりヘコむことではありますが、そんな堺正章の姿、俺はとてもカッコいいと思うよ。
自分もああいう60歳になりたいと思うもん。
ところが、やっぱり年の差なのか、性別の差なのか、アシスタント嬢の感想は、「痛々しくて、見てられません」なんだよねー。
たしかに痛々しいといえば、かなり痛々しいんだけれども、その痛々しさをも含めて私は堺正章演じる、立木正午というオトコはかっこいいと思う。
結局、人生っていうのは(←お、昼から「ゴールデン街」モードだ!)人の海の中で生じる感情という波に
乗ったり、
もまれたり、
呑み込まれたり、
闘ったり、
泳いだり、
乗ったり、
溺れたり、
遊んだり、
漂ったり、
の繰り返しなわけじゃないですか?
うまくいかないことのほうが多いかもしれないけれども、そのうまくいかないことをも含めて楽しんじゃう、楽しめなくても、自分の中にきちんととりこめて向かい合える、さらには、それを分かち合える人が存在する(このドラマの場合はムッシュかまやつね)ということは、とても幸せなことだし、こういうことが出来るオトナになっているか、なっていないかが、真のオトナと、単なるおっさんとの分かれ道なのでしょう。
そんなことを思いながら聴く堺正章が歌うこのドラマの主題歌は、染みるよー。
ちなみに、うちの息子は、なぜか、2~3歳ぐらいの頃は自分のことを「はーくん」と呼んでいて、(“は”がつかない名前なのに、どういうわけか)最近、それをからかったら、自分のことを「はーくん」と呼ぶのがマイブームのようになってしまい、毎朝、学校に出かけるときは、
この歌の
♪とーきーのぉ、わすれもの~
の部分を
♪はーくんのぉ、わすれもの~
といいながら、ランドセルの中身をチェックしています(笑)。
おかげで、忘れ物が減った!(笑)
私に似て、クラスの中では忘れ物チャンピオンだったようなので、忘れ物チェックをする習慣ができてよかった、よかった。
記:2008/05/26