目指すは「柳」。柳の「しなやかさ」が理想です。
2016/06/05
本日も朝一番に、整形外科へ。
腰痛もだいぶ治まってきましたが、やはり腰を深く曲げると痛みが発生します。
早く治さなきゃ、ということで、今日も電気ビリビリ。
それに加えて、痛みもだいぶなくなってきたので、機械を使って腰を引っ張ったりもしました。
この「腰引っ張り器」は、まるでパイロットやNASAの宇宙飛行士が訓練に使うような大掛かりなもので、椅子に座って、腰を固定したら、椅子が様々な形に変形し、自分の体重で腰を引っ張るような態勢になるのです。
まるで、遊園地の乗り物に乗っているような気分で楽しかったです。
それにしても、接骨院や、整形外科に行くと、自分が40歳老けた気分になります。
だって、お年寄りばっかりなんだもん。
しかも、朝早いから、お年寄りの数の多さも半端じゃありません。
今日は、朝8時半に行ったら、すでに40人は受付にいたな。
お天道様が昇って陽光まぶしい爽やかな朝、堅気の人たちは今頃通勤電車に揺られたり、バリバリと仕事をこなしているに違いないのに、いったいオレはこんなところで何やってるんだろう?と、いつも湿っぽい気分になってしまいます。
あ、べつに、年寄りが一杯な環境がイヤというわけではないのですが、不思議なことに周囲と気持ちが同調してしまうので、どうも心の中の「よっしゃぁ、やってやるぜ!」な気分がヘナヘナと萎えてしまうのです。
治療後、帰宅して、ウッドベースでスタンダードの練習をして、腰にも気合注入。
気分をなんとか正常なモードに戻しました。
どうも、良くも悪くも、私は周囲の空気に同調しやすいというか、リンクしやすい体質、というか「心質」のようです。
マインドが弱いんだろうなぁ。
昔は強くなりたい!と、スポーツ選手が読むようなメンタルタフネス系の本は読んでいたこともあるのですが、最近は、弱い心を自覚しているのなら、無理に強くなろうとすると、必ず心の隙間に歪みが出来るだろうから、弱いなら弱いなりの方法とコンディションの調整方法を考えようという考え方にシフトしてきています。
強い人、強い自分を演じている人、心と態度に鎧をまとっている人は、おそらく人が見ていないところで溜息をつき、目に見えないところで、少しずつストレスを蓄積させているに違いないと思っているから。
で、そういう生き方って、なんだか疲れるというか、個人的にはあんまりカッコ良いとは思えない。
理想は「柳」です。
無理しない。
力づくにならない。
しなやかに、柔らかく。
こちらのほうが、本当の強さのような気がします。
記:2006/04/04