ザクはスーパーカブである。

   

ザクの魅力

『機動戦士ガンダム』に登場する最もオーソドックスかつ多くの人に知られているモビルスーツと言えば、やはりザクでしょう。

人型でありながらも、兵器、そして建機としての雰囲気を醸し出しているところが、男子のメカ心をくすぐります。

特に、頭部や胴体や脚部の動力パイプ。
これが、無骨でタフな、いかにも人がつくった機械なのだという雰囲気を醸し出していてグー。

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また、カスタマイズも自由自在で、汎用性の高いメカという点も、オトコの改造心をくすぐります。

目立つピンクとワインレッドでボディ塗り、頭部にツノのようなアンテナを立てれば、シャアザク(シャア専用ザク)。
他の機体とは違うんだぜ観を醸し出すことに成功しています。

また、背中にキャノン砲を取り付ければ、ザクキャノン。

デザートイエローで塗装し、細部のパーツを回収すればデザートザク。

脚部を取っ払って戦車のボディに乗っければザクタンク。

まだまだ多くのバリエーションが存在しますが、戦闘エリアのシチュエーションや気候、用途によって、様々なバージョンにカスタマイズが可能であるところもザクの魅了です。

また、量産型の兵器という概念は、その後のアニメのロボットの方向性を変えるに充分な卓越したアイデアだったのではないかと思います。

スーパーカブの魅力

量産型、大量生産。

このようなザクの特徴は、バイクで言えばホンダのスーパーカブでしょうね。

使い勝手がよく、性能的にもバランスが取れており、なおかつ大量生産。

郵便局のバイク、蕎麦の出前仕様、警察仕様など、用途に応じて様々なタイプがある。

ガンダムの世界では、戦場のありとあらゆるところでザクの姿が認められますが、スーパーカブの姿も世界の至るところで見かけます。

両者とも、実用性第一のデザインで、カッコ良過ぎないところも大きなポイントですね。

カッコ良すぎないということは、すなわち、何年経っても見飽きない、いや、年月が増すほどに渋い魅力が増してくるということでもあります。

いやもう素晴らしい。

ザクはやっぱり最高です。
そして、スーパーカブも日本の誇りです。

最近の私は、様々な種類のガンプラを作っては、ヘンテコな色を塗り重ねながら色々と塗装の実験を繰り返していますが、それって、もしかすると将来はオーソドックスなザクをキチンと作るための修行をしているのかもしれません。

記:2007/06/18

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