ハセガワ 1/72 メッサーシュミットMe262A制作記

   

そういえば、メッサーシュミット

メッサーシュミットのプロペラ機じゃないほう、そう世界初の実用ジェット戦闘機のMe262Aの扁平な機種がカッコいいと思って、ハセガワの1/72スケールのキットを買ってはいたのですが、十数年もの間、買っていたことすら忘れていて押入れの中で眠っていました。

最近、自分としてはけっこうなペースでプラモ作りをしているので、少しずつ押入れの中に空白が出来てきましたが、その中で発見したのが、このMe262A。

そういえば、買っていた。
そういえば、作っていなかった。

パッケージのイラスト、なかなか良い感じですよね。

やっぱり、サツマイモのようなノーズがカッコいい。
F20 タイガーシャークが太ったようにも見えます。

まだまだ私の腕では、飛行機プラモをまともに作れるだけの繊細さや技術がないのですが、でもカタチになった「ジェット・メッサー」を見てみたいので、拙速で作っちゃおうと思い立ちました。

なので、作ります!

箱の中

ランナー、パーツ数は、標準的なハセガワの1/72スケールといった感じですね。

組み立て、サフ吹き

まず、操縦席のパーツと、機体本体の操縦席の両サイドとなる箇所はグレーで塗装してから、一気に組み立てました。

で、ノーズ(機種)部分のカバーを接着してから気がついた。

「しまった、オモリを入れるの忘れた!」

多くの現用機や、このMe262のように、着陸状態が上角度を向いておらず、機体が地面に対して並行になる飛行機は、機首にオモリをいれないと、機種が上を向いてしまうのです。

そういえば、組み立て説明書にも3グラムのオモリを入れる指示が書いてあったっけ。

まあいいや、少し機種が上を向いた感じのほうが、離陸する瞬間っぽくて、それはそれで躍動感があるぞ、などと自分で自分を誤魔化して、次の作業の下塗り、つまりサーフェイサー吹きに移行しました。

黒→マホガニー→艦底色の順で、一度に吹きすぎず、少しずつ吹いては乾かし、また吹くという作業を繰り返しました。

裏側。

サーフェイサーやラッカー系塗料で、まんべんなくプラスティック地を覆い、乾かした後、いよいよ本体の塗装です。

完成

筆で塗るのが面倒なので、アクリル塗料をスポンジでランダムにぽんぽんと機体に叩きつけ、Mr.ウェザリングカラーでフィルタリング。

けっこう汚くなったので、慌てて手を止め、完成ということに。

塗装は、説明書の色指定を無視して、「それっぽく」適当に塗料を選んで塗っています。

基本は、オリーブグリーンとニュートラルグレーですが、それ以外の色もスポンジで上から重ねているので(ディープグリーンやダークシーグレーなど)。

尾翼の赤オレンジや数字は、アクセントとして尾翼くらい派手なほうが良いだろうという、こちらの勝手な脳内設定です。

デカールは劣化していて、水をつけていざ貼ろうとすると、ポロポロと崩れてしまったため、胴の「7」や、キャノピー前面のマーク以外は、タミヤの戦車を作ったときにいらなくなったデカールを転用しています。

それにしても、急いで作ると汚いなぁ。

朝の光が当たりすぎ。

やっぱり、汚いなぁ。

戦車やガンプラ作りで発揮する「雑さ」は、飛行機作りの際は抑える必要がありそうですね。

記:2020/01/06

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