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ジャズと映画と本の日々:高野雲

ブランシュ/飯島真理

      2017/04/23

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blanche(ブランシュ)(紙ジャケット仕様)blanche(ブランシュ)(紙ジャケット仕様)

吉田美奈子がプロデュース

飯島真理のセカンドアルバムの『blanche(ブランシュ)』。

前作の『Rose(ロゼ)』がきらびやか、かつ女の子らしさを強調したサウンドだとすると、2枚目の本作は、派手さはないが、しっかりと地についた安定感がある。

坂本龍一プロデュースの「ピンク(rose)」に続き、吉田美奈子プロデュースの、今度は白(blanche)。



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映画とは異なるアレンジの《天使の絵の具》

モノトーンの色彩の中から感じられる、たしかな力強さ。

たとえば、《天使の絵の具》が良い例だろう。

映画版『超時空要塞マクロス』でヒットするよりもはるか前のバージョンだが、吉田美奈子アレンジの落ち着いたアレンジは、シングルカットされたバージョンの派手さや明るさはまったく無い。しかし、どっしりと安定したアレンジは妙に心に残るものがある。

飯島真理は、この2枚目を録音する際、ずいぶんと吉田美奈子に歌い方を注意されたようで、というか鍛えられたようで、というかイジめられたようで(?)、当時のインタビューで「もう“ぶりっ子”歌いはしていません」と答えている。

モノトーンの色彩に、あの“ミンメイ唱法”は、どう考えても似合わない。

微妙に残る少女っぽさと、大人へと脱皮しようとする姿勢が奇妙なバランスで共存した、ある意味彼女の成長過渡期としての貴重なアルバムといえよう。

《ミスター・グルーヴィ》が個人的には好き。
冒頭のドラムと、ちょっと乾いたドラムのミックスがなかなかなのです。

というより、全体的にまったりとした落ち着いた曲調の多いこのアルバムの曲の中では、いちばん聴きやすいのかもしれない。
次いで《シグナル》。
そして、冒頭のこのアルバムのムードを決定づける《Marcy Deerfield》もたまに聴くって感じ。

あとはゴメンナサイ。
滅多に全曲通しで聴くことはないです。
発売直後の高校時代には、何度も聴き返していたのだけど。

album data

blanche (ビクターエンタテインメント)
- 飯島真理

1.Marcy Deerfield
2.シグナル
3.レダ
4.Rulie
5.天使の絵の具
6.シンデレラ
7.Mr.Groovy
8.Melody
9.Birthday
10.会えない時も

記:2009/06/23

 - 音楽

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