カフェモンマルトル

text:高野雲

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KV-2の砲塔を見ると「塗り心」が刺激されてしまうのだ

      2017/05/23

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kv2

「ガルパン」の功績

アニメ『ガールズ&パンツァー』のお陰とでも言うべきか、第二次大戦中のロシアの戦車「KV-II」の知名度が上がってきているような気がします。

GP17 1/35 ガールズ&パンツァー KV-2 プラウダ高校GP17 1/35 ガールズ&パンツァー KV-2 プラウダ高校

あのデッカい箱のような砲塔は、一度見たら二度と忘れられないほどのインパクト。
なんのヒネりもない、「これが砲塔じゃ!文句あっか?!」とでも言わんばかりの潔いカタチは、不格好でありながらも、不思議な魅力をたたえています。



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KV-2の魅力

そういえば、以前、このサイトを立ち上げ立ての頃、私はちょこっとKV-IIに関しての記事を書いていました。

>>KV-2 ギガンドのプラモばかり作っていたなぁ

まあ、サイトを立ち上げたばかりの時期で、何をどう書いていいのかもわからないような頃の手探り記事ではあったのですが、あの頃に書いた「KV-2」への想いは今でも変わりませんね。

この戦車には何か、不思議な魅力がある。
だからまた作りたくなってしまう。

この作りたくなってしまう原因、理由は何なのか?

自分なりに考えてみたところ、「塗りたいから」なのではないかなと思うに至りました。

塗りがいのあるカタチ

あの、大きな砲塔をどう塗ろうか、どう汚しを入れようか?
そう考えるだけでも、想像力と創造力が刺激され、時間の経過を忘れてしまうほどです。

特に、ロシア戦車の「緑」の色は、けっこう奥が深いというか、逆に言えば大雑把で何でもアリという気がしないでもないのですが、明るいよもぎ色のようなグリーンから、暗い色調のグリーンまで、けっこう幅広いバリエーションがあるんですよ。

作られた時期や、場所(工場)、また戦列に加わってどれぐらいの年数が経ってか、太陽の光をどれぐらい浴びていたか、あるいは浴びていないかによっても、ずいぶんと色見が変わってくるはずなので、「この色が絶対に正解!」というものが無いぶん、次はどんな感じのグリーンで塗装してみようかな、と考えるのが楽しいんですね。

個人的には、Mr.カラーの「ロシアン・グリーン」が気に入っているのですが、この色も2種類ありまして、第二次大戦のソ連戦車の「前期」と「後期」と、まったく違う色見の塗料として発売されているのですね。

Mr.カラー C135 ロシアングリーン1Mr.カラー C135 ロシアングリーン1

Mr.カラー C136 ロシアングリーン2Mr.カラー C136 ロシアングリーン2

両方とも「そそる」色なので、どちらの色も基本色として使いたいという思いが、結局、また一台よけいに「KV-2」を買ってしまうことにつながるのかもしれません。

さらに、忘れちゃいけないロシア戦車の塗装の楽しみの一つ、それは「冬期迷彩」です。

様々なグリーンに、冬期迷彩までをも含めると、本当に「KV-2」だけを様々なバリエーションで塗るだけでも、人生の半分は楽しめるんじゃないかと思えてくるほどなのです。

塗りたいから作る

塗る楽しみ。

考えてみれば、私が作りたい模型を選ぶ基準って、「塗りたいプラモ」のような気がします。

もちろん、塗装技術はヘタっぴぃなんですけど、プラモを筆で塗るのは大好きなことは昔から変わりません。

筆で幾重にも塗り重ねることによって、醸し出る色見。

いちおう私は漠然と「この色で塗ろう」という青写真を頭の中に描きながら塗装をしてはいるんですけれども、塗っているうちに「あの色を混ぜよう」「この色を混ぜたらどうなるだろう?」などと、手を動かしながらも、どんどん塗料を足していってしまうので、最初に漠然と思い描いていた方向とは、まったく違う方向に結果が転んでしまうことも少なくありません。

まるで、演奏しながら、演奏内容が生き物のように変化していくジャズのジャムセッションのような気分で塗装をしているのです。

>>ジャズのジャムセッション的塗装法/ザクII F2型

ですので、良くも悪くも予期していない色に落ち着くことも多く、自分的に満足のいく仕上がりになった場合は、それはかなり偶然の力によるものが大きいと思っています。

自分自身でも塗りながら驚くこともたびたびです。

つまり、まだ、自分自身の中では意図したイメージに近付けるために色をコントロールする技術がないということの証明にほかならないのですが、でも、新鮮な驚きを味わえるのであれば、コントロール技術が未熟なままでもいいかな?と最近は開き直りに近い気分でプラモを塗っています。

記:2016/05/04



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