【三文日記】2000年8月
2024/04/09
8/1(tue)
ポール・スミス、じゃなくて、ポール・ブレイの変態的ピアノの虜になっている今日この頃(特に『タッチング』あたりが良いね)。
ベースの練習を少し。
自分くんの誕生日。
8/2(wed)
仕事で新宿に立ち寄った際、ルミネのタワーレコードでオリジナル・ラブの新譜発売に伴ったミニライブが催されていたので、覗いてみる。
仕事が長引き、終電後、タクシーで帰宅。
江坂彰『ここを勉強すれば、必ず「勝ち組」だ!―この「本流」(メガトレンド)をつかめ!"』読了。
8/3(thu)
休み前のお盆前進行で、ダラダラと、そして素早く時間が流れてゆく。
気が付くと、もう終電、ああ、今日も先週買った『地下鉄のザジ』のDVDが見れないのだなぁと思うと残念無念。
高嶋哲夫・小篠弘志『塾を学校に「教育改革」への一石』(宝島社新書)読了。
8/4(fri)
六本木の「富沙屋」にて、Y嬢と広島風お好み焼き。
ビールを飲み過ぎてしたたかに酔っぱらう。
ビールだけで、景色がぐるぐる回るほど酔っぱらうなんて珍しいことだ
8/5(sat)
息子と一緒に一駅離れた公園までお散歩。
歩くのが楽しくてしょうがない息子は、トコトコとよく歩くこと、歩くこと。
この赤ん坊(もう幼児か?)は朝早く起床し、昼寝もせず起きていて、ようやく寝静まった現在、午前2時……。
8/6(sun)
バックステージにて「和装オフ会」、今回は参加者多く、総勢28名の参加で、浴衣・甚平姿での参加者やけん玉、詩吟などの披露コーナーもあったためか、非常にお祭り的で面白い会になった。
帰宅後、一日中妙に大人しかった息子のカラダが熱いので体温を測ったところ、40度近くもあり、近くの急患をやっている病院に電話をするも、小児科の先生が非番のため応急処置の方法を教えてもらい、実行したら、あっさりと回復、笑顔と奇声を発していつものように家の中をかけまわり、中々寝かせてもらえなかった。
体温調整のうまく出来ない赤ん坊は、このような突発的な高熱を発することが多いので、1に冷房をかけて部屋を冷やし、2に氷水などを飲ませて、3にしばらく様子を見る、これが病院が電話で教えてくれた応急処置のすべて……。
8/7(mon)
メールマガジン、はやいもので、始めてから一ケ月が過ぎていた。
ネタはたくさんあるのだけれども、「三文」という制約の中でまとめるのは至難のワザで、毎日あーでもない、こーでもないと唸りながらキーを叩いている。
瀬戸環・中野元『徳川三代のトラウマ』(宝島社新書)読了。
8/8(tue)
Y嬢とお茶の水に飲みにいくも、目的の店が満席で空席が出来そうもない状況だったので、カプリチョ-ザでワイン、パスタなど。
カプリチョ-ザなんて久しぶりで、なんだか気分は学生。
彼女から貰った誕生プレゼントに爆笑。
8/9(wed)
仕事が徹夜になりそうな雲行きの中、女房より会社に電話があり、熱が出てぶっ倒れたとのこと。
仕事の続きを託せる人間が全員帰宅、もしくは旅行に出てしてしまっているので、仕方なく拠を自宅に移し、女房の看病、女房のおもり&仕事の続き。
明日は女房、息子と3人で岩手の婆ちゃんに曾孫の息子を見せに行く予定になっているのだが、女房の容態では無理そうだが、さりとて旅行を中止してしまうと、次に息子を見せる機会がいつになるか分からず、これでは婆ちゃんも成仏出来ないだろう(笑)と思い、息子と二人で岩手へ行くことに決める。
8/10(thu)
朝、東京駅へ行く途中の満員の地下鉄の中でだと思うが、背中に荷物を二つを背負い、正面に息子を抱いていたため後方が無防備だったのだろう、財布の中の札が全てスラれていて(約8万円分)、気が付いたのは、東京駅のみどりの窓口で女房分の切符をキャンセルして払い戻された現金を財布にしまおうとした時で、財布の中身がきれいサッパリすっからかんで、驚いた。
東北新幹線・水沢江刺下車、婆ちゃんの家訪問、近所の方々に挨拶後、息子と二人で近所の温泉まで行き、日頃の疲れを癒す、…つもりだったのだが、暴れまわり全然言うことをきかない息子を相手にしているので、むしろ疲れた。
婆ちゃんの家に帰宅後、私が小学1年生のときに開店して、既に25年も営業が続いている洋食屋風レストランで食事。
break
8/11(fri)
しばらく婆ちゃんの家を拠点として東北をぐるぐると回るつもりだったのだが、やはり男手一人で1歳2ケ月の乳幼児の世話をしながら旅するのも疲れる上に先日現金をスラれたため資金不足ということもあり、帰ることにする。
帰路、一関で途中下車、日本で一番音の良いジャズを流すといわれている伝説のジャズ喫茶「ベイシー」にお邪魔をし、息子が愛嬌を店員やマスターに振りまいたためか、洋菓子が出され、料金も1600円のところを1000円にまけてもらえて、恐縮。
川成洋『大学崩壊!』(宝島社新書)読了。
8/12(sat)
午前中、息子とミスタードーナツへ行き、息子が大好きなオールド・ファッションと氷コーヒーを口の中に押し込みつつ、メールマガジンの整理。
東北旅行でさらにパワーアップした息子、エネルギーを少しでも消耗させて大人しくさせる、あるいは寝かすための運動や外出が大変。
杉田宏樹『21世紀に伝えたいJAZZ名盤250』読了。
8/13(sun)
終日ホームページの更新作業。
メルマガのバックナンバーをまとめたコンテンツを作りはじめたら、御親切にも索引も付けようなどという色気が出てきて、結果膨大な時間を食うハメに。
1年以上前から白い背景のトップページにすることを考えてはいたのだが(正月や年に数回、暫定的に白表紙をアップしてはいたのだけれど)、そろそろ黒バックにもいい加減飽きてきた上に、新規訪問者も増えてきたこともあり、デザインよりも可読性を重視した白背景のレイアウトと、直感的に概要とテイストの掴み易さを念頭に置いたトップページの作り直しをするが、これもまた時間がかなりかかってしまった。
8/14(mon)
一日中ゴロゴロと。
トップページを白くしたら、他のページも白くしたくなり、アイディアを練る。
食うか、寝るか、パソコンを打っているかという、何とも贅沢な一日。
8/15(tue)
J嬢を呼び出して、うちの家族と一緒にイタ飯でも食べに行こうかと思い立ち、電話をしたらお仕事中だそうで。
しかも、呼び出しをくらい、残業にも数時間を要するそう、お盆なのに重ね重ねご苦労さまです。
女房&息子と寿司&天丼。
8/16(wed)
女房&息子と行き着けのイタ飯屋へ行き、豚の脂身とモッツアレラのだけのトッピングで作ったピザを食するが、なかなかに旨かった。
ほか、ココナッツのパンナコッタ、イチゴソースがけも絶品だったが、ほとんど息子に食われてしまった。
CDショップで、女房はホリー・コール、息子は「なぞのやさい星人あらわる」、私はカサンドラ・ウイルソンをそれぞれ購入。
8/17(thu)
久々に出勤。
慌ただしく一日が過ぎ去る。
北海道から帰ってきたばかりのY嬢と呑み。
8/18(fri)
終日デスクワーク。
徹夜。
朝6時に退社。
8/19(sat)
帰宅後、午前中はホームページの更新作業。
午後から夕方まで睡眠。
夜は、バックステージで「食用ムーミン」のライブ、のち「香妃宴」にて打ち上げ。
8/20(sun)
最近読んだ本、5~60冊を一気に処分。
部屋の中が少しスッキリして良い気分。
女房&息子と、トンカツ屋へ行き、梅水母の独特な食感を楽しみながら、ビールを大ジョッキで数杯浴びるほど呑み、かにクリームコロッケの定食。
8/21(mon)
先日より、ある人のHPの叩き台を作っているのだが、自分のページを作るのとは違った楽しさがある。
すばしっこくなった息子と遊ぶ。
織田文二/著・茶園義男/監修 『看守が隠し撮っていた巣鴨プリズン未公開フィルム』読了(看守が隠し撮っていた巣鴨プリズン未公開フィルム)。
8/22(tue)
渋谷の九州料理屋で、Q君、P嬢、P嬢彼氏、Ma君、Y嬢、И嬢らの飲み会に合流。
1時間半ほど顔を出し、再び仕事に戻る。
聖紫吹『占星術の科学』(宝島社新書)読了。
8/23(wed)
P嬢と六本木のおでん屋。
帰宅後、HPの更新中に、パソコンのキーボードの上に伏して寝てしまった。
新世紀ビジネス研究会『ザ・ビジネス・マナー[ミレニアム版]』(宝島社新書)読了。
8/24(thu)
ホレス・パーラン奏でる《グッド・バイ・ポーク・パイ・ハット》が深夜に染みてくる。
ベースを習い始めた頃、先生にベース・ソロも出来るようになりたいんですけれど、と尋ねたときに「じゃあ、この曲弾いてみなさい」と渡された譜面がこの曲だったことを思いだす。
マークス寿子『ふにゃふにゃになった日本人~しつけを忘れた父親と甘やかすだけの母親』読了。
8/25(fri)
Y嬢と六本木のチャールストン・カフェで食事&飲み。
私の仕事が押していたため、六本木で落ち合ったのは深夜2時近く。
食事後、朝までカラオケボックス。
8/26(sat)
昼過ぎに起床。
翌日の「食用ムーミン」のライブで演奏する曲、《アイ・リメンバー・クリフォード》 の練習。
演奏時刻は正午頃の予定なので、日射しでベースのネックが割れたりしないよう、レモンオイルをボディに万遍なく染み込ませておく。
8/27(sun)
上野、池之端の水上音楽堂にて催された「バックステージ開店3周年記念イベント」に、「食用ムーミン」というピアノトリオで出演。
夏の暑い昼間に喪服を着て辛気臭く、バラードの 《アイ・リメンバー・クリフォード》をダラダラやると面白いだろうというコンセプトの元、言い出しっぺのオレが肝心な喪服用のネクタイを持ってくるのを忘れるというアホなミスもやらかしたが、ピアニストの機転で布で急遽作ったニセネクタイで「それっぽく」演出することに成功、演奏の方も予想外にノリノリな内容になってしまったが、恙無く終了することが出来たと思う。
いらしてくれた方々と、上野の飲み屋で打ち上げ。
8/28(mon)
Y嬢と、青山の「武蔵」でラーメン。
以前よりスープがしょっぱくなったような気もするが、二杯目に食べた「冷虹麺」は、まぁまぁか旨かった。
橋本正次『犯罪科学捜査』(宝島社新書)読了。
8/29(tue)
椎名林檎のDVD『性的ヒーリング~其之二~』購入。
曲によって映像の出来不出来の落差が激しい。
「半分ベンツ」が爆発炎上するエンディングの《依存症》は中々だったが、その後のせいぜい内輪受けレベル止まりの《ストイシズム》は蛇足。
8/30(wed)
V氏が私のためにわざわざジェームス・ジェマーソンのオムニバスCDを編集して作ってくれた。
ジャケットのデザインも氏が手掛けてくれたようで、サンバーストをあしらった中々玄人っぽいデザイン。
しかし、聴きたいのだけれども、聴く暇がまったくないのだ。
8/31(thu)
Y嬢と六本木で寿司を喰う約束をしたものの、私の仕事が長引いたせいで、待ち合わせ場所に到着したのが、10時過ぎ。
お目当ての寿司屋のラスト・オーダーが10時半なので、泣く泣く諦め、近くのラーメン屋でチャーハン、ラーメン、餃子。
のち、Q君と最近ベースを始めた人のコンビがバックステージで練習しているそうなので、彼らの顔を見にバックステージに行き、後、真希蕎麦。