雑想 2000年8月

      2022/02/23

疲れと睡眠不足は「汗」で解消

仕事や呑みでなどで、深夜どころか、朝の6~7時に朝帰りすることも多いため、私の睡眠時間は1日に平均3時間、ひどいときは30分だけ横になって出社、という日もめずらしくない。

どんなに短い睡眠でも、寝ている間はシーツがグッショリと濡れるほどの汗をかく。

その汗が、アルコールや「疲れ」の成分の集積で、カラダが必死になって元のコンディションに戻るように調節した結果なのだろうな、と考えることにしている。

実際、寝汗をたくさんかいた日は快調で、どんなに睡眠時間が少なくとも、仕事に差し障ることはほとんど無い。

記:2000/08/22

楽器の出来る・出来ない

楽器をできなくてもジャズは分かる。

「楽器をやらないとジャズは分からない。」という説には私は与しない。

逆に、「楽器が下手に出来る人は、技術の優劣に耳がいきがちで、ジャズの大事な部分を聴き逃す可能性がある。だから、楽器をやらない人のほうがジャズは分かるのだ」というような主張にも与しない。

やっている人・やっていない人には、それぞれピンとくるポイントが違うし、それはいたし方が無いことなのだ」という考えには賛成。

いずれにしても、感受性を決定するのは「環境」の要素が大きい。
「環境」によって育まれた感性は、当然ながら一人一人異なる。

「楽器を習っている」「楽器をやっていない」というのも、各個人の「環境」にほかならない。

環境違えば、感受性異なる。

まずは、この認識からスタートしないと、いつまでたっても不毛な議論が平行線を辿ることになる。

イッツ・タイム ジャッキー・マクリーン

ジャッキー・マクリーンの『イッツ・タイム』は、なんといっても、ハービー・ハンコックがピアノで参加していることが大きい。

どこか手垢のついたハードバップ臭から脱却した新しさを感じる。

60年代中盤、新しいジャズを模索していたマクリーンに新たな響きを付加しているのだ。

また、トランペッター、チャールズ・トリヴァーの若かりし日の瑞々しいプレイも素晴らしい。

さらに、ベースがセシル・マクビー、ドラムがロイ・ヘインズと、“通”にはたまらないリズムセクションでもあります。

アンサンブルの微妙な不一致、最初は気持ち悪く感じるかもしれないが、聴けば聴くほどクセになる魅力を持ったアルバムだということは確かだ。

▼収録曲
1. Cancellation
2. Das' Dat
3. It's Time
4. Revillot
5. 'Snuff
6. Truth

ソロ・オン・ヴォーグ セロニアス・モンク

モンクのソロピアノが好きだ。

一番好きなのは『セロニアス・ヒムセルフ』で、これは深夜にひとり静かにしんみりと聴きたい。

次に好きなのが『アローン・イン・サンフランシスコ』で、これは晴れた日に洗濯物を干しながら聴くと気分が良い。

同じくらい『ソロ・モンク』も好きで、これは雨の日に部屋の中でちょっと退屈をもてあましたときに聴くと、いつのまにかモンクの世界で遊ぶことができる。

そして、上記アルバムと違い、時間と場所、シチュエーションを選ばないのが『ソロ・オン・ヴォーグだ』。

いつでも、どこでも、どんな時でもオールラウンドにOK!

モンクのピアノにどっぷりと浸かることが出来るという点においては、このアルバムがもっとも全天候型なのかもしれない。

▼収録曲
1. ラウンド・アバウト・ミッドナイト
2. エヴィデンス
3. 煙が目にしみる
4. ウェル・ユー・ニードント
5. リフレクションズ
6. ウィ・シー
7. エロネル
8. オフ・マイナー
9. ハッケンサック <ボーナス・トラック>

文永の役 威力偵察説

最近は、2回にわたる蒙古襲来(元寇)の最初の文永の役について、モンゴル軍の意図は「じつは威力偵察だった」⇒「だから、とっとと引き上げたのだ」という「威力偵察説」なるものが有力になってきているようだが、果たして本当に威力偵察だったんだろうか?

潮の流れの速い対馬海流(1~3ノット、つまり時速2~6kmで、これは相当速い)と、荒れるととんでもないことになる秋から冬にかけての対馬の海を、昔の船が巧みに操舵させて、北九州の沿岸にまでやってくること自体が、とんでもなく困難な芸当らしい。

さらに、兵士や武器を大量に積んでの侵攻だ。

相当な本気度がないと、つまり威力偵察程度な軽い気持ちではなく、実際に上陸したら攻めて攻めて敵の拠点を攻略してやろうというくらいの強い目的がないと、到底なしえない物量と危険な航海になるはずだ。

ちょちょいと鎌倉幕府の出方を見てやろうというような気構えでやってくるには、日本は近いようで、たどり着くのは結構大変な島国なのだ。

だから、現代の価値観や戦闘の考え方を無理やり過去の戦いに当てはめて考えるのは、いかがなものかと思うのだ。

アマニタ・パンセリナ 中島らも

睡眠薬、シャブ、阿片、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、有機溶剤、大麻、LSD、抗うつ剤、ステロイド、アルコール。
ガマガエルに始まりハシシュで終わる。
中島らもの見届けるドラッグ博物館 w(゜o゜)w

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