【三文日記】2001年9月

      2024/11/29

9/1(sat)

明日の野外ライブ、「パピヨンズ」のほかに、「sl@sh」というバンドのお手伝いでベースを弾くことになっているのだが、メンバーの予定がつかず、事前の練習は無し、しかも、メンバーの一人が当日の演奏時間の直前まで、公務員試験のため、リハも無しで、いきなり本番に臨むことになっていたのだが、さすがにそれは心配なので、本日の夜に2時間ほど秋葉原のスタジオで音合わせをしてみた。

ガーン!!メンバーのほとんどがライブ経験が無い上に、演る曲のコードも構成も決めていなかったみたいで、さらに、ピアノもヴォーカルも、イマイチ元気もテクも華も無いので、明日のステージが非常に心配だぞ!

練習後、メンバーと息子と一緒に、居酒屋で打ち上げをし、帰宅後、ウルトラセブンの最終第6章の残り2話を見て、キングジョーの恰好良さにしびれて、息子とキングジョー vs セブンごっこをして遊び、いちごかき氷とサラダプリッツとプルリングスのうす塩味を食べた。

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9/2(sun)

上野、不忍池の水上音楽堂にて行われた野外ライブに「パピヨンズ」、そして「sl@sh」というバンドの手伝いで出演。

終了後、鰺太郎氏と彼の奥様&お子さま、「sl@sh」のピアニストとヴォーカル、そして我が家の女房と子供で、御徒町のイタ飯屋でワインとピザを喰って打ち上げ。

佐々木譲『ワシントン封印工作』読了。

9/3(mon)

オーディオマニアの間では、賛否両論のうずまくブルーノートのルディ・ヴァンゲルダー自身によるリマスタリング盤だが、モノは試しに渋谷のディスク・ユニオンにて、『ザ・ジャズ・メッセンジャーズ・アット・ザ・カフェ・ボヘミア vol.2』を購入。

ほか、先日購入したチック・コリアの『ピアノ・インプロヴィゼーション』のvol.2がなかなか良かったのでvol.1と、友人に貸したまま、ついぞ返してもらうことなく、消息をくらまされてしまったバド・パウエルやウエィン・ショーター、リー・モーガンという豪華な顔ぶれによる、アート・ブレイキーの『パリス・ジャムセッション』も購入。

田口ランディ『縁切り神社』(幻冬舎文庫)読了。

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9/4(tue)

ウッドベース用の弓(アルコ)を見に、お茶の水の下倉楽器の弦楽器のコーナーを覗く。

5万、10万、15万、20万、ふむふむ、あれ?よく見ると、ゼロがそれぞれ一つずつ多いではないか!!

次のパピヨンズの課題曲の譜面をイシバシの楽譜屋で購入し、ディスク・ユニオンの中古コーナーで、何年も前から中古コーナーを覗くたびに必ず目につき、興味は無いのだけれど、そろそろ買わないとダメなのかなと思わせてしまうような素晴らしいジャケットのアイク・ケベックの『春の如く』(Blue Note)、ジャズ喫茶で大音量で聴くと迫力があって良いのだが、友人の家のラジカセで小音量で聴くとショボかったので買うのを躊躇っていたエルヴィン・ジョーンズの『プッティン・イット・トゥゲザー』(Blue Note)、俺って実はこーいうのも結構好きなのよ、な、ジャケットの写真が良い雰囲気のキース・ジャレットの『マイ・ソング』(ECM)を購入し、会社へ戻り仕事、仕事、喉が痒い。

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9/5(wed)

パスタ喰いたい症候群。

昨日の夜は、ベーコンとシメジとほうれん草のパスタを300~400g、本日の昼はミートソースを300g喰って、晩飯もトマトと辛子のスープパスタと、ナスとほうれん草入りのミートソースを食べた。

それでも、まだまだ喰い足りないような何だか中途半端な感じがして、ヘンに腹が減っている状態。

9/6(thu)

終電直後に仕事終了。

飲んで、帰宅、ぶっ倒れる。

酩酊状態に心に染みるは、モンクのソロピアノ、『セロニアス・ヒムセルフ』。

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9/7(fri)

本日も終電直後に仕事終了。

一人呑み、体調思わしくなく、ぶっ倒れるように帰宅、クラクラな脳髄に染みるはモンクのソロピアノ『セロニアス・ヒムセルフ』。

山田詠美対談集『メン アット ワーク』読了。

9/8(sat)

風邪が悪化、咳と鼻水が凄い。

一日中寝ていたかったのだが、、HPのインフォメーションで予告してしまったので、息子を連れて高田馬場の「intro」のジャムセッションに参加し、5曲ほど弾いて帰る。

「intro」にいる間は、ビールガブ飲み、煙草吸いまくりで、気分良かったのだが、帰宅すると、ふらふらへろへろ、布団かぶったダルいカラダに染みるは、ドン・フリードマンの《イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ》。

9/9(sun)

煙草と酒を控えていないから、当たり前な話なのだが、相変わらず風邪が治らず、咳・鼻水・クラクラな状態で、六本木へ行き、バックステージで、ベース・ソロのライブをやる。

演奏終了後、急いで店を退散、女房と息子を呼び出して、シズラーのサラダバイキングで、ひたすら野菜、サラダをムシャムシャ、バリバリ喰う。

どの演奏者もそうだと思うのだが、体調と演奏内容というものは必ずしも比例するわけでは無いもので、今日のライブも、帰宅後に映像をプレイバックをしてみたら、思ったよりも悪い出来ではなかったので一安心。

9/10(mon)

台風のせいなのか、まだ直らぬ風邪をひきずっているからか、猛烈に眠くてダルいので、早めに仕事を終わらせ帰宅。

広末涼子と竹野内豊の『できちゃった結婚』の最終回を見ながら、秋刀魚とタマゴかけご飯を食べ、番組が終わると同時に寝床でグー。

円道祥之『機動戦士ガンダム 兵器モビルスーツ』読了。

機動戦士ガンダム 兵器モビルスーツ

break

9/11(tue)

ニューヨークが大変なことになっている。

昔、女房と昇って、初めてちゅーしたビルが(あれ?エンパイア・ステートだったけかな、いや、夜のセントラルパークだったっけかな?まぁいいや)、まさか旅客機の特攻で、ああも簡単に瓦解してしまうとは。

喉が痒くて痒くて眠れぬ夜の虚ろな意識に染みこむは、リー・コニッツの『サブコンシャス・リー』。

9/12(wed)

女房、息子とよく行くイタ飯屋で夕食。

今日オーダーしたワインは、ローマの近くのカステッリ地域で、カステル・デ・パオリスの手によって造られている「フラスカティ ヴィーニヤ・アドリアーノ」という酸味と腰の強い白で、フルーティな味好みな私にはちょっと苦手な味だったが、女房の好みには合ったみたいだ。

ズッキーニのピザ、イサキと洋野菜のグリルは、アンチョビが細かく刻まれていて、一見塩辛そうだったが、隠し味のミントによって、塩見が緩和されて、なかなか上品な風味で美味かった。

9/13(thu)

久しぶりに演歌雑誌編集長と六本木で飲み。

元来、私と彼女は、「天の邪鬼」「アンチ・デファクトスタンダード」「疑・通説&既成概念」な気質というか、要するに性格の悪いところが非常に似ていて、昔から話というかウマが合うのだが、今回のニューヨークでのテロについての話題も、杓子定規な正義感を持つ「イイ人」たちの目にも触れるであろうことを思うと、なかなかオンライン上では語ることを憚られるような過激な考えや意見を交わし、話が滅茶苦茶話が盛り上がり、酒が旨かった。

別冊宝島496『いまどきのブンガク』読了。

9/14(fri)

前々から経営が危ぶまれてはいたが、とうとう本日、マイカルが倒産してしまった。

昨日、駅の売店で購入したサンケイスポーツが特別編集した、アメリカの同時多発テロの模様の写真を満載した写真集『戦慄フォト特集 速報・米国炎上』を見るが、これってテロが起きてから、ほとんど一日経つか経たないかぐらいのタイミングで店頭に並んだわけだから、ものすごい速度で編集・印刷・流通されたのだな、と感嘆することしきり、『Gallop』で築き上げてきた独自のノウハウが生きたのだろうが、色校正やったのかな?(←そういう問題じゃないが)。

Norah嬢と四ツ谷で魚料理。

9/15(sat)

私が学生時代から、「社会人になっても絶対にやらない!」と決めていることが二つあって、一つは「ゴルフ」、そしてもう一つは「クルマの運転」だ。

理由と根拠、そして、それをすることによって生じるデメリットとマイナス要因は、書き出すとキリがないので割愛するが、取りあえず「クルマ」に関していえば私の考えを裏付けてくれ、なおかつ、それ以上の考察を分かりやすく解説してくれた好著、杉田聡『クルマを捨てて歩く!』(講談社プラスアルファ新書)を読了。

溜まった本をまとめて捨てる。

9/16(sun)

私が大学のジャズ研時代から、既に伝説のギタリストだった先輩が我が家にやってきて、スタンダードのセッション大会。

部屋の片隅で埃をかぶっていた、女房の嫁入り道具(?)のローランドのギター用真空管アンプが大活躍、先輩奏でるセミアコを暖かく包み込むような音色で鳴らしていた。

別冊宝島編集部編『プロ野球「勝つ組織・勝つ管理」』(宝島社新書)読了。

9/17(mon)

夕刊フジ特別取材班 『こんな人が「解雇」になる-リストラされた78人の教訓』(角川oneテーマ21)読了。

近年の不景気により、会社から不当な、あるいは理不尽な解雇をされ、職探しに明け暮れる人や、会社を相手に今でも戦い続ける、主に40~50代の人々のレポートを集めた本なのだが、特に分厚い本でもないし、一編の話もそれほど長いわけでもないのだが、読めば読むほど暗澹たる気持になってしまい、結局読み終わるのに3~4ヶ月ぐらいかかってしまった。

女房&息子と近所のとんかつ屋。

9/18(tue)

イタメシ屋でパスタのランチ。

帰宅後パスタの晩飯。

無性にパスタが食べたくなる日だった。

9/19(wed)

夜、仕事の合間に休憩がてら新宿通りをブラブラ散歩をしていたら、四谷駅の前でテナー2本(うち一人は女性)と、ベース、ドラムのカルテットの野外演奏をやっていたので、しばし見物。

テナーの音色はあまり好みではなかったが、ハートキーのアンプから「ぽん・ぽん」と発せられる暖かみのあるウッドベースの音色は、なかなか良かった。

浮かんでは消え、閃いてもブラッシュアップするヒマが中々持てない、様々なアイディアや考えの断片を、落ち着いてゆっくりと整理したいため、というよりも、ただ単に酒が恋しかったので、一人ショットバーで呑み。

9/20(thu)

アート・テイラーや、ポール・チェンバースなど、膨大な数のレコーディングをしているサイドマン参加のアルバム、とても数が多くて、いちいち把握をしていないので、手持ちのCDを参考にリスト作りをしている。

ところが、作っているうちに、なんだか自分の家のCD棚の一覧表的な様相になってきた。

3年前に、手持ちのCDのリストを作り、お客さんにリクエスト・ノートとして閲覧させていたのだが、そろそろ古くなってきたので、これを機会に作り直そうかと思い、紙に印字するよりは、いっそのことネットにアップしてしまおうと思っているが、なにしろ、打ち込みが大変なので、発表はまだまだ先のことになりそうだ。

9/21(fri)

起きてすぐにアップロードしたエッセイがパスタの話題だったためか、本日も猛烈にパスタ喰いたい症候群で、朝飯がミートソースで、昼飯がアーリオ・オーリオ、晩飯がワタリガニのトマトクリームソースと、シーフード入りの激辛トマトソースの二皿と、丸一日パスタづくし。

仕事疲れのためか、風邪の前触れっぽい症状、早々に仕事を切り上げ、12時前には就寝。

中山幸男『旅行で磨く英会話』(宝島社新書)読了。

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9/22(sat)

ディスク・ユニオンのバーゲンの日だったので、お茶の水の明大前店へ行き、

キャノンボール・アダレイ『ポートレイト・オブ・キャノンボール』(Riverside)
チェット・ベイカー『チェット・ベイカー・シングズ・アンド・プレイズ』(Pacific Jazz)v
ジョン・コルトレーン『サン・シップ』(Impulse)v
マイルス・デイビス『アーリー・マイルス・デイビス』(Definitive)
アル・ヘイグ『アル・ヘイグ・トリオ』(Period)
サド・ジョーンズ『ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズvol.3』(Blue Note)
ウイントン・ケリーとウエス・モンゴメリー『スモーキン・アット・ザ・ハーフ・ノートvol.2』(Verve)
ジャッキー・マクリーン『ブルースニク』(Blue Note)
ブラッド・メルドー『コンセンティング・アダルツ』(Criss Cross Jazz)
リニー・ロスネス『リニー・ロスネス』(somethin'else)
ジャッキー・テラソンとカサンドラ・ウィルソン『テネシー・ワルツ』(Blue Note)
を購入。

これだけ買っても1万円でお釣りがくるので、トクした気分。

女房&月光と近所のもんじゃ屋へ行き、食べ放題コースで、もんじゃ、お好み焼きを10杯ほど。

9/23(sun)

良い天気。

雲一つなく、空気もひんやりとしていて心地よい。

種ともこファンによるライブイベントが渋谷の「青い部屋」というライブハウスで行われ、「メレンゲ・パイ」という、いい按配のスカスカさ加減が心地よいバンドが出演するので、息子を連れて見にいった。

9/24(mon)

息子を連れて、お茶の水にベースの楽器屋に新しい教則本を物色しに行き、ベースソロのCD付き教則本を購入した。

その後、ディスク・ユニオンのバーゲンが今日までだったことを思い出し、またまた中古コーナーを覗き、
チコ・フリーマン『デステニーズ・ダンス』(Contemporary)
エロール・ガーナー『アフタヌーン・オブ・エルフ』(Mercury)
タル・ファーロウ『ジス・イズ・タル・ファーロウ』(Verve)
ユーセフ・ラティーフ『ジャズ・ムード』(Savoy)
アビー・リンカーン『アビー・シングズ・ビリーvol.2』(enja)v
チャーリー・マリアーノ『チャーリー・マリアーノ・カルテット』(Fresh Sound)
デビッド・マレイ『ミングズ・サンバ』(Portrait)
ジョージ・ラッセル『ニューヨーク、N.Y.』(Decca)
を購入。

夕方、実家へ遊びに行き、寿司をご馳走になる。

9/25(tue)

渋谷でP嬢&Q君と呑み。

近所で呑み。

自宅で呑み。

9/26(wed)

昼飯その1・いくら丼、昼飯その2・玉子丼とざる蕎麦。

晩飯その1・カルボナーラ、晩飯その2・カルビ丼。

田中孝顕・監修『聴覚刺激で引き出せ 超集中力!』、ロバート・キャパ 『戦争・平和・子どもたち』読了。

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9/27(thu)

六本木で飲み→近所で飲み。

松田優作の《Bay City Blues》、そして矢野真紀の《うず》。

別冊宝島542『男を磨く!社会人の鉄則―仕事からオンナまで!これがサラリーマンの新常識!』読了。

9/28(fri)

終電ギリギリまで仕事。

吉牛で牛鮭定食。

六本木で飲み。

9/29(sat)

午前中に息子と近所のおもちゃ屋に散歩に行ったら、セブンの最終回に登場した怪獣・パンドンのソフビがあったので、手に取ってみるとなかなかリアルだったので、プラレールの増設用レールと一緒に購入し、ついでに本屋も覗いてから帰ろうかと思ったところ、息子が咳とクシャミと「ねんね(寝たい)」を連発し、カラダもかなり熱く、ぐったりとダルそうだったので、急いで帰宅し、ちょうど会社から帰ってきていた女房と遅い昼飯を喰いはじめたら、息子が床一面を覆い尽くすほどのゲロを大量に吐いたので、あわてて床を拭いていたら、タイミングの悪いことに、女房の母親が遊びにやってきた。

女房の母親が帰ったあと、女房は息子を医者へ連れてゆき、私はベースをかついでジャズ喫茶「イントロ」へ行き、ジャムセッションに参加、夢中になってベースを弾いていたら、上京ついでに先日貸した本とビデオを返すために、ガンダム占いで「アッザム」という結果の出た女子高生V嬢が、わざわざ「イントロ」までやって来てくれた。

「イントロ」を出て、彼女と天丼を喰い、カラオケボックスへ行き、その後、V嬢は渋谷へ向かい、私は息子の体調が心配なので自宅へ戻り、帰宅して玄関のドアを開けると、ちちうえちちうえちちうえちちうえと、完全に快復した元気な息子が、私と遊んでもらいたいらしく、玄関で私の帰りを待ちかまえていた。

9/30(sun)

いらない本を古本屋に持ってゆき処分。

先週購入したCDをまとめ聴き。

晩飯の後、息子を連れてミスター・ドーナツへ行き、メルマガの原稿書き。

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