【三文日記】2004年10月

      2022/09/13

panda obje

10/1(fri)

渋谷、セルリアンタワー、後、「九州」にて大盛り皿うどん、タワーレコードでCDと本の買い物、スペイン坂の店で悪趣味なサングラスの買い物、新しく出来た水出し珈琲の店。

かねてより総合映画批評サイト『intro』から依頼され続けていた『リバイバル・ブルース』の鑑賞記を急ピッチで仕上げる。

菊地成孔『スペインの宇宙食』読了。

10/2(sat)

大塚の「ウェルカム・バック」にてパピヨンズのライブ。

リハーサル終了後、本番まで時間があったので、メンバーと都電に乗って鬼子母神に行き、神社や町を散策。

ライブ終了後、ライブハウスからバックされたお金を“種銭”にして、駅前の居酒屋で来てくださったお客さんたちと打ち上げ。

10/3(sun)

今月末発売の『JAZZ MASTERS MAGAZINE vol.3』の原稿に取り掛かる。

終日原稿書き、のつもりが、昨日の疲れで結構長い時間昼寝をしてしまった。

女房&息子と近所の居酒屋で晩飯。

10/4(mon)

翌日締め切りの『JAZZ MASTERS MAGAZINE vol.3』の原稿、ほぼ白紙の状態から一気にどあ~っと書き、神保町の「いもや」で天ぷら定食を食い、喫茶店で再び原稿をどあ~っと書き、大手町で取材し、取材後、コーヒー屋で同行したライターのヨッちゃんに、さきほどまで書いていた原稿を添削してもらおうと思って見せたところ、「ハード・ボイルドでカッコいいですね、直すとこなんてないですよ」と言われたので、嬉しくなって舞い上がり、さらに残りの原稿をどあ~っと書き、あと1ページ分を残すのみとなったところで一息つこうと思って、映画ライター&脚本家のイン・ウォークド・ヴァカと一緒に飯でも食おうと思い電話をした。

電話をしたら、イン・ウォークド・ヴァカ氏は、大久保の職安通りの韓国料理屋で、仲間たちと呑んでいるらしく、俺一人をさしおいて楽しく呑み喰いしてるなんて許せんと思い(ウソ)、急いでタクシーを拾い、職安通りの韓国料理屋へ行き、ヴァカとその仲間たちの飲み会に合流(乱入)、店の閉店時刻まで呑む。

その後、ゴールデン街へ行き、いかにも怪しそうな狭くて客がいなくて、目つきと喋り方が陰気なマスターのいる店でヴァカとヴァカのお友だっちと呑むが、なんと、この店のマスターと私のジャズの好みがかなり似通っていることが判明、ジェームズ・カーターやデヴィッド・マレイやらをかけてもらい、マスター必殺のセルゲイ・クリョーヒンの《ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク》に悶絶しながら、タクシーで帰宅した。

10/5(tue)

朝から夕方まで、幕張メッセ、そう、シーテックの初日なのよ今日は。

雨がひどくて、やんなっちゃう、おまけに荷物も多いし、だから肩も凝っちゃうしさ、だけども食欲の前には大雨も重い荷物もヘッチャラさってことで、神保町で途中下車して「いもや」で天丼という遅い昼飯。

本日がデッドの『JAZZ MASTERS MAGAZINE vol.3』の原稿最後まで書き上げ、新宿御苑付近で打ち合わせをして、とんこつラーメン屋で替え玉2回して、四ツ谷の「いーぐる」でNorah嬢と呑み。

10/6(wed)

午前中は真面目に仕事。

午後、東銀座にて『隠し剣 鬼の爪』の試写会。

夕方、秋刀魚やチャンジャーを喰いたくなったので、女房&息子と近所の居酒屋にて呑み。

10/7(thu)

京橋にて『キス・オブ・ライフ』の試写会。

銀座にて『僕の彼女を紹介します』の試写会。

代理店のスツーカ氏と銀座で呑み、飲み屋を3軒ハシゴ。

10/8(fri)

渋谷で新しい靴を買い、京橋にて榎本加奈子主演の『犬猫』の試写会。

渋谷でiPod miniを購入後、Norah嬢と「九州」でもつ鍋。

会社に戻り、仕事、徹夜。

10/9(sat)

先日購入したiPod mini、面白いぐらいスイスイと曲が入るので、早速500曲ほど転送した。

息子とチャン・ツィイーの『LOVERS』を観に行くが、台風のため映画館はガラガラ、なんと我々を含めて総勢6人の客しかいなかった。

女房&息子と、誰もいないイタ飯屋で、吹き荒れる風と倒れそうな木を眺めながら晩飯。

10/10(sun)

8月から延々と原稿の追加やゲラのチェックなど関わり続けていた、今月末に出版予定の『200CD ジャズ入門』の原稿だが、先日ようやくすべてが終了し、一息ついていたところ、編集者の文字数の支持間違いなどで、書き直さなければならない箇所いくつか出てきたので、その直しや加筆を木曜日から行っていたが、それも本日、ようやく終了した、と思ったら、今度は夜にDVDの制作年と制作国を教えてくださーい、とのメール、もういつになったら終わることやら、印刷は2日後の火曜日だろ~?

iPod miniに猿のように曲を入れまくる(現在1200曲ぐらい)。

女房が大学のサークルの同窓会、私は終日自宅で原稿書きやHPの更新、夜は息子を連れて、近所の居酒屋でサンマやイカなどを喰いに行く。

10/11(mon)

休日出勤。

足裏マッサージへ行き、疲労を取り除く。

中山康樹『マイルスを聴け!Version 6』読了。

10/12(tue)

成城学園前の某所で、嬉し楽しのニコニコ取材。

傘を持つのが面倒なので、手ぶらで外出したときにかぎって、雨が振ってきて、結局コンビニで傘を買うことになる(今年だけで何本買ったことだろう)。

終電にて帰宅、起きていた息子とウルトラマン談義。

10/13(wed)

六本木ヒルズにて行われたメーカーの発表会とパーティに参加。

京橋にて『バッド・サンタ』の試写会。

藤田宜永『女 ファム Femmes』、中谷彰宏『映画力のある人が、成功する。』読了。

10/14(thu)

銀座にて『海猫』の試写会。

Norah嬢と四ツ谷の軍鶏屋で呑み。

編集部に戻り、朝まで仕事。

10/15(fri)

浜松町にてメーカーの説明会、神保町の「いもや」にて天婦羅定食、四ツ谷で湯麺と炒飯。

仕事抜け出し、四谷の「いーぐる」で呑んでいたところ、後藤マスターから来月に中経出版から出るジャズ本のレビューを書かないかというお誘い。

締め切りが来週な上に、書くアルバムもまだ決まってはいない状態なのが不安といえば不安だが、原稿の「早い・安い・うまい」を目指す男一匹・高野雲としては(?)、せっかくのお誘いを断る理由もなく、引き受けることにした。

10/16(sat)

午前中は、息子の保育園の運動会を観戦&参加。

午後から深夜まで仕事。

梅森浩一『出世しない技術』読了。

10/17(sun)

投資家たちの集まるセンチュリーハイアットのセンチュリールームにて、フランス料理のフルコースを食しながら、アメリカの医療保険請求債権が生まれた背景と、システムについての説明を受ける。

夕方より仕事、夜中に会社近くの安居酒屋で一人読書。

再び仕事に戻り徹夜、いまだ続行中。

10/18(mon)

午前中になんとか仕事を片付け、六本木に『エイリアン vs プレデター』の試写を観に行く。

イン・ウォークド・ヴァカ氏とハンバーガー屋で映画話をし、青山ブックセンターで写真集を買い、渋谷に移動して街をブラブラしていたら、アルジャジーラのシリア人レポーターから街頭インタビューを受け、適当に20分ぐらい日本の武家政権誕生前夜あたりまで遡った歴史から俯瞰した上での現在の安保についてを喋りまくった。

四ツ谷で、Norah嬢と妾腹桃蛍(めかけばら・ももぼたる)博士と落ち合い、「いーぐる」で呑み、「カプリチョーザ」で喰い、「♭」で呑んだりピアノを弾いたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎ去り、夜とも朝とも言えない時間帯にタクシー帰宅。

10/19(tue)

午前中になんとか仕事を片付け、六本木に『エイリアン vs プレデター』の試写を観に行く。

イン・ウォークド・ヴァカ氏とハンバーガー屋で映画話をし、青山ブックセンターで写真集を買い、渋谷に移動して街をブラブラしていたら、アルジャジーラのシリア人レポーターから街頭インタビューを受け、適当に20分ぐらい日本の武家政権誕生前夜あたりまで遡った歴史から俯瞰した上での現在の安保についてを喋りまくった。

四ツ谷で、Norah嬢と妾腹桃蛍(めかけばら・ももぼたる)博士と落ち合い、「いーぐる」で呑み、「カプリチョーザ」で喰い、「♭」で呑んだりピアノを弾いたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎ去り、夜とも朝とも言えない時間帯にタクシー帰宅。

10/20(wed)

東銀座にて『ULTRAMAN』の試写会。

依頼されている中経出版のJAZZ本の原稿、2本目を仕上げる(金曜日までにあと5本!)。

佐藤富雄『よく「遊ぶ人」ほど成功できる』、上田義彦(写真)『美咲―伊藤美咲写真集』読了。

10/21(thu)

明日締め切りの原稿を急ピッチで仕上げるぞ!と思えば思うほど、結局呑んでしまいましてですね、今日は、たぶん、8時間以上はダラダラと呑んでいたような。

内訳を書くと、ジャズ喫茶「いーぐる」で夕方5時過ぎからボトルキープをしているジャックダニエルをちびちびと舐めながら原稿を書き、気がつけば、半分近くなくなっていて、8時ごろにやってきたNorah嬢と寿司を喰いに行き、そこではビールを呑み、さらに、ピアノが弾けるショットバーでバーボンを呑み呑みNorah嬢と連弾したりし、終電時間になったので、いったん帰宅するも、“酔いが足りねぇ”ので、近所の居酒屋からもらった芋焼酎をグビりながらテレビを観たりウッドベースを弾いたり(←夜中に迷惑なヤツ)、掲示板にワケの分からない返事を書いたり、風呂に入ったり、子供を起こして、“エイリアンvsプレデターごっこ”をして遊んだりで、気がつくと、もう朝じゃん、原稿全然仕上がっててねぇじゃん!って感じ。

CDジャーナルブック『ジャズ・スタンダード名曲徹底ガイド(下)・名曲200/決定盤CD800』読了。

10/22(fri)

六本木にて『五線譜のラブレター』の試写会。

デザイン事務所で打ち合わせをした後、今日も「いーぐる」でジャズ本の原稿をバーボンをちびちび呑み、『1969 マイルス』をかけてもらいながらノリノリで2本書き上げる(あと、1本…!)。

最初は気分良くで原稿を書いていたが、後半になり、店にやってきた騒々しいクソ馬鹿ブスOL数人と、そいつらの暴走を制することも出来ない情けない若サラリーマン君数人の集団が不愉快で、店のアルバイト兄ちゃんも同じ思いだったらしく(そりゃそうだ、居酒屋じゃないんだからさぁ)、チャールズ・ミンガスの『ブルース&ルーツ』を大音量でかけて、彼らのサルの耳アカほども知性も感じられない“結婚、恋愛&血液ヨタ話”をかき消していたのが痛快だった。

10/23(sat)

午前中は、息子の音楽教室に同伴し、午後より「いーぐる」で行われた連続講演会『ハービー・ニコルズ特集』(解説:瀧澤主悦氏)に出席。

講演終了直後、猛ダッシュで中経出版から出るジャズ本用の原稿残り1本を書き上げ、後藤マスターや村井康司氏、ジャズ批評の原田編集長らが打ち上げている席に合流。

「いーぐる」での打ち上げから、上智大近くにあるアイリッシュ・パブに移動して二次会。

10/24(sun)

午前中は古本屋に行き、いらなくなった本を十数冊売り、書店で新刊本10冊ほど購入、午後は、久々に自宅でベース教室。

晩飯は、女房&息子とイタ飯屋で肉のフルコース。

内藤誼人『「不安イライラクヨクヨ」がなくなる本』(すばる舎)読了。

10/25(mon)

久しぶりに頭を使ったから、疲れた。

使ったというよりかは、「頭を搾った」というべきか。

人間、脳味噌を酷使すると、運動以上にエネルギーを大量に使うという話をなんかの本で読んだことがあるが、それは本当のような気がする。

10/26(tue)

神保町で本屋めぐり、アルク/学研の初心者向けジャズ本はまだ店頭には並んでいず、店員に尋ねても、今週末ぐらいに入荷するんじゃないかという曖昧な返事。

「いもや」で天丼の昼飯。

東銀座にてトム・ハンクス主演の『ターミナル』の試写会、笑えて、ほんわか&じんわり、なかなか良い映画だ。

10/27(wed)

京橋にて『キャロルの初恋』の試写会。

深夜まで会議、終電にて帰宅。

『江川達也のニッポンを鍛えろ!』読了、神田昌典『あなたの会社が90日で儲かる!』再読了。

10/28(thu)

京橋にて奥田英二主演の『でらしね』の試写会。

イベント会社の方から、ヨーロッパジャズマン来日公演に関しての告知を、メルマガやHPで展開できないかとの依頼を受けたので、神保町にて詳しいお話を伺い、告知展開に関しての打ち合わせをした。

女房&息子と近所の居酒屋で晩飯。

10/29(fri)

ウッドベースの弦がヘタってきたので、お茶の水の黒澤楽器で、弦のセットを購入し、古本祭りが行われている神田をブラブラしながら三省堂に寄ると、私が執筆に参加した『200CD ジャズ入門』が入荷していたので、思わず数冊購入し、四ツ谷の「いーぐる」に行き、後藤マスターにその本を1冊プレゼントした。

夜は、六本木でラーメンを喰い、「バックステージ」で妾腹桃蛍博士と合流し、博士と二人で、アホソングを即興で歌い、バカ旋律をベースで弾き、クルクルパー即興をピアノでしていたら、案の定、我々の“芸術”を理解できない客が続々と帰りだし、結局店には我々二人になってしまったが、1時頃に博士の仕事仲間であり、かつ5年前まではよく私と六本木で飲んでいたI氏から連絡が来たので、彼のオフィスのある西麻布に移動し、ミック・ジャガーが来日したときは必ずお忍びで行くというバーで呑み、ドライマティーニでフラフラになり前後不覚になってしまった私は、そのままI氏のオフィスに倒れみ、朝まで寝込んでしまった。

道幸武久『加速成功』読了。

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10/30(sat)

朝方帰宅し、寝る間もなく、息子を音楽教室に連れてゆく。

久々にウッドベースの弦の張り替える。

以前はスピロコア、今回はジャザー。

>>ウッドベースの弦を買いました。

10/31(sun)

夕方、秋葉原でバンドの練習、ドラマーのRK嬢は、体調不良のため欠席。

練習後、「熱風食堂」で打ち上げ(ヴォーカルの子が生春巻き好きだからね~)。

内藤誼人『「不安イライラクヨクヨ」がなくなる本』読了。

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