【三文日記】2005年5月

      2019/12/25

5/1(sun)

息子が田舎より帰ってくる日なので、女房が東京駅に迎えに行く。

私は「ベルセルガ」のプラモを仮組みしたり、ベースの練習をしたり、古い雑誌を処分したり、昼寝をしたりな一日。

この2日間、ノンビリ、ゴロゴロ、ダラダラと過ごせたので、心身ともにすこぶる好調。

5/2(mon)

渋谷のネット喫茶。

美人OLと六本木の「ねこのしっぽ」で晩飯、後、西麻布のバーで呑み。

沢井智裕『2つの財布で1億円をつくる52の黄金則』読了。

5/3(tue)

部屋の片付け、雑誌の整理。

アイディアマラソンの樋口健夫氏と錦糸町で呑み。

帰宅後、テレビを観ながら、ダラダラと呑み。

5/4(wed)

息子を連れ、渋谷に『マスク2』を観に行く。

帰りに会社に寄り仕事。

息子、撮影を興味深げに見学していた。

5/5(thu)

少し風邪気味でダルな1日。

昼寝をたっぷり。

早めに就寝。

5/6(fri)

一日中寒く雨降りが続き、風邪ひきの身には堪える一日だったが、女性ライター同伴で、お茶の水、銀座で充実した取材が出来たので、まぁ良きかな。

神田三省堂本店8Fのオリオンモデルズで、塗料やら工具などを数点購入。

佐藤 伝『朝日記の奇跡』読了。

5/7(sat)

風邪。

熱は無いのだが、声が思いっきり鼻声なうえに、妙にダルかったので、一日中寝ていた。

一日中寝ていると、身体が痛い。

5/8(sun)

相変わらず風邪が続く。

昼飯は、冷蔵庫の中の在庫を処分するほどの勢いで大量の野菜を炒めて湯麺を作り、2時間ほど昼寝、夕方よりバンドの練習を錦糸町のスタジオで。

晩飯は、女房&息子といつものイタ飯屋、風邪で味がイマイチ分からなかったのが残念だが、ワインとグラッパはガブ飲みし、帰宅後、身体が温まっている状態のうちに就寝。

5/9(mon)

銀座にて『姑獲鳥の夏』の試写会。

美人OLと軍鶏屋と「いーぐる」で呑み。

竹村健一、堀江貴文『世界一の金持ちになってみろ!』読了。

5/10(tue)

相変わらず風邪が治らず、頭痛を抱えたまま仕事をするのも辛いので、マッサージ屋で首、肩、背中、腰をマッサージしてもらっているうちに、どうやらお尻の奥のほうの筋肉が滅茶苦茶コッていたようで、「ほぐしても、ほぐしても奥からコリが出てきてキリがないです」と言われながらも徹底的にほぐしてもらった結果、なんとか体調が良くなった。

恵比、浜松町で取材。

有楽町でマズいラーメンを喰い、会社で撮影、会議、新宿で打ち合わせをした後、終電で帰宅し、納豆ご飯と味噌汁を食べながら録画しておいた『離婚弁護士』を観た。

5/11(wed)

赤坂で取材、渋谷にて『マラソン』の試写会。

明け方まで仕事、タクシーにて帰宅。

『フォトブック~優しい時間』読了。

5/12(thu)

銀座で取材。

新宿御苑で打ち合わせ。

ジャック・バース著、藤井留美訳『スパイ的思考のススメ』読了。

5/13(fri)

銀座で取材、新宿三丁目でラーメン、新宿御苑で打ち合わせ、営業&広報マンが来社し長時間におよぶ商品説明、仕事、中華料理屋でにんにくの芽炒め定食の晩飯、仕事、打ち合わせ、明け方再び新宿御苑で打ち合わせ。

夜明け直後の肌寒い新宿通りを散歩しながら眠気を覚まし、始発で帰宅。

丸山 学『ブログではじめる!ノーリスク起業法のすべて』読了。

5/14(sat)

早朝に帰宅後、2時間ほど仮眠し、予約していた美容院で髪を切る。

昼食後、息子とヒーローごっこをして遊び、夕方から夜まで遅い昼寝。

晩飯の後、『JSA』を再鑑賞した後、眠くなったのですぐに寝る。

5/15(sun)

ギターで敵を倒す仮面ライダー斬鬼や轟鬼に影響されてか、息子が女房のレスポールにオクターヴ・ファズをかまし、叩きつけるようなピッキングをしながら、アンプから出てくる太く歪んだ音にあわせて、わけの分からない歌を歌いながら身体をくねらせるというパフォーマンスを午前中は夢中になってやっていた。

午前中に、いきつけの下駄屋に行ったら店がなくなりビル建設予定地となっており、悲しい気分で近所をうろついていたら歯打ち職人のおじいさんの下駄屋を発見、そこで新潟より先日届いたという下駄を購入、昼飯を食べた後、午後より出勤し、地震に揺られ、雷や瞬間的な大雨を窓から眺めつつ、黙々と仕事。

田村 仁『たった一行で!売る~思わず買ってしまうキャッチフレーズの極意』読了。

5/16(mon)

赤坂見附。

四ツ谷の「カプリチョーザ」でランチバイキング、ボール一杯分の野菜を食べた後、「いーぐる」でコーヒーを飲みながら原稿書き。

夜も「いーぐる」でバーボンを飲みながら原稿書き、終電逃しタクシー帰宅。

5/17(tue)

終日仕事で会社泊まり。

ただし、深夜に休憩がてら「いーぐる」を覗いたら、後藤マスター、村井さんをはじめとした「四谷組」ジャズライターが飲んでいたので、私も座に加えてもらい、ワインをご馳走になるも、注がれるワインの料が半端ではなく、かなり酩酊した状態で会社に戻り、グルグルと回る頭で仕事。

宋文洲『もっと怒れ!!!日本のビジネスマン』読了。

5/18(wed)

本日も、終日仕事。

会社に泊まり。

精神的に高いテンションを維持したまま、黙々とデスクワーク、気がつくと夜、いや、既に朝日が。

5/19(thu)

朝7時に一旦帰宅。

録り貯めたTV番組をチェックし、風呂に入り、ベースに触って11時に家を出、神保町の「いもや」で天丼を喰ってから出社。

晩飯はたい飯とそうめん、帰宅後すぐに爆睡。

5/20(fri)

終日仕事。

またもや会社にお泊り。

忙しすぎてトイレに立つ時間すら勿体無いほどの状態。

5/21(sat)

近所の美容院で、ワックスを使ったヘアのセッティングを担当美容師さんから習い、ショッピングセンターでワックスを買った後、息子の髪の毛で早速習ったことを実験し(パンクのトサカ頭になってしまった)、おもちゃ屋でガンダムのプラモデルと仮面ライダー響鬼のおもちゃをチェックした後、本屋で立ち読みし、帰宅後、録画しておいたドラマをチェックした後、秋葉原へ行きリッターのベース用ソフトケースを購入。

夕方より四ツ谷「いーぐる」にて3時間近く「いーぐる特集(ジャズをかけて、かけた音について説明する講習のようなもの)」に「4ビートの悦楽」というお題目でデビュー、滅茶苦茶緊張いたしました。

終了後、「いーぐる」の常連ライター様たちや、いらしてくださった取引先の方々たちと「いーぐる」→「福翔飯店」→「いーぐる」という順で打ち上げをし、最後は私がベースを教えている方と二人で、ピアノを弾けるバーで夜中の2時まで呑み。

SANYO DIGITAL CAMERA

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5/22(sun)

1週間の疲れを取るための休養日。

一歩も家から外に出ず、ひたすらゴロゴロ。

昼はザル蕎麦、夜はタコのぺペロンチーノ。

5/23(mon)

健康診断に行くが、昨日はたっぷり静養をとったこともあってか、血圧、胃、肺、小便、内臓、血液ともにまーったく問題無しの健康体と診断される。

渋谷のネットカフェで企画書を書いた後、京橋にて『恋する神父』の試写会。

イェンス・オリバー・ハース(著)平野卿子(訳)『女なしのほうが幸せな57の理由』読了。

5/24(tue)

神田三省堂8Fのオリオンモデルズ、「いもや」で天丼。

考えごとをしながら天丼を食べていたので、食べ終わったらお金を払うのを忘れ、そのままフラリと店を出てしまい、「お客さん!お客さん!」と呼び止められ、バツの悪い思いをしたが、ごめんよ~、ボーっとしてたんだよ~、悪気はまったくなかたんだよ~。

瞳が韓国女優のイ・ヨンエに似ていて、文章と仕事ぶりは、まるで夏の軽井沢の高原を自転車で駆け抜けるように爽やかな女性ライターと六本木で終電まで呑み。

imoya

5/25(wed)

渋谷のタワーレコードで本とCDを買い、ブックファーストでも本を数冊買い、ネット喫茶で原稿を書きつつ昼寝。

美人OLと六本木で寿司。

チョ・ヨンナム〔著〕・萩原恵美〔訳〕『殴り殺される覚悟で書いた親日宣言』読了。

5/26(thu)

御存知な人は御存知の通り、私はかなり人間嫌いなところがあって“好きな人以外は全員嫌い”と公言して憚らないほどの超ワガママかつガキみたいな野郎なのだが、そんな私でも「世界中の人々をもしかしたら愛しく感じることが出来るかもしれない」と感じさせたのは、久々に訪れた潮の匂いが微かに漂う五月晴れの生まれ故郷・横浜は本牧の空気がそうさせたのか。

iPodで椎名林檎の《すべりだい》ばかりを何度も何度もリピートさせながら聴き続けていたのは、刹那的感傷症候群を気取る必要があったからかもしれなく、それは先日死んでしまったネットで知り合い、実際に会った瞬間から同じ匂いと波長を感じたあるドラマーのことを思い出して急に悲しい気分に陥りつつも、彼以外にも亡くなった会社の先輩達や祖父、クラスメートなど、過去を振り返ると、これまで人の死を目の当たりしても涙の一滴さえもこぼしたことの無い自分に、心の中のもう一人の自分が「冷たい奴め」と責めたてていたからかもしれない。

新子安にて夜の10時頃まで打ち合わせ、など。

5/27(fri)

四ツ谷の「いーぐる」で読書。

ジャズ大好きなデザイン事務所の社長様と西大島の焼肉屋で呑み。

先日購入した菊地成孔の『東京大学のアルバート・アイラー』を読み始めたが、なかなか面白い。

5/28(sat)

息子の音楽教室につきそい。

私の英語の先生であり、私のベースの生徒でもあるブラックアメリカン氏が来月アメリカに帰国してしまうので、新宿のパブで行われた彼のお別れ会に女房&息子と参加。

二次会は、カラオケボックスで騒ぎまくる。

5/29(sun)

午前中はベース教室。

午後は昼寝したり、レンタル屋で借りてきた映画を観たりで、ゴロゴロしていた一日。

菊地成孔+大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー~東大ジャズ講義録・歴史編』読了。

5/30(mon)

午前中より打ち合わせの連続。

銀座で『四日間の奇蹟』の試写会。

晩飯はゴーヤーチャンプルーにカレー。

5/31(tue)

午前中は六本木、午後は銀座で『フライ、ダディ、フライ』の試写会。

数店の美容室を経営する若社長と呑み。

東野圭吾『黒笑小説』読了。

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