雑想 2015年10月
2022/11/17
アルトゥーロ・オファリル・トリオ
ミシェル・カミロのようなラテンタッチの超絶技巧的ピアノが好きな人は、アルトゥーロ・オファリルのトリオが放射する超絶ノリノリなドライブ感に失神寸前の痙攣的快感を覚えるかもしれません。
眩暈がするほどドライヴしまくるドラムも凄い!
ジャズ好きにとっては、ショーターの《フットプリンツ》やモンクの《ウェル・ユー・ニードント》を演ってくれているところも嬉しい。
▼収録曲
1. Vieques
2. Walking Batterie Woman
3. Peace
4. Footprints
5. Utviklinsang
6. In A Sentimental Mood
7. Well You Needn't
強力ベーシスト、アヴィシャイ・コーエン参加!チックのピアノトリオ
このチック・コリアのピアノトリオ作品『パスト、プレゼント・アンド・フューチャーズ』は、けっこう強力。
目玉はなんといっても、アヴィシャイ・コーエン(Abishai Cohen)のベースなんだよね。
チックが苦手という人も、一聴の価値アリのピアノトリオなんじゃないかと思います。
▼収録曲
1. Fingerprints
2. Jitterbug Waltz
3. Cloud Candy
4. Dignity
5. Rhumba Flamenco
6. Anna's Tango
7. The Chelsea Shuffle
8. Nostalgia
9. The Revolving Door
10. Past, Present & Futures
11. Lifeline
ミロスラフ・ヴィトウス、
スタンリー・クラーク、
ジョン・パティトゥッチ、
そして、アヴィシャイ・コーエン……。
チックが雇うベーシストは凄腕が多いですね。
Sleepy At The Video 松本英彦
松本英彦の『スリーピー・アット・ザ・ヴィデオ・ホール』。
1959年4月14日に「ヴィデオ・ホール」で行われた演奏が収録されています。
ドラムがジョージ川口、
ピアノが中村八大、
サックス(とフルート)が渡辺貞夫という
当時の和ジャズの俊英がパーソネル。
松本英彦もテナーサックスのほかフルートにもチャレンジしていて、
《四月の思い出》では、渡辺貞夫とフルート・バトルを展開しています。
▼収録曲
1. ハーレム・ノクターン
2. エターナリー
3. アイ・ガット・リズム
4. テンダリー
5. 棒ぐるは愛のみ
6. ボディ・アンド・ソウル
7. フラミンゴ
8. ウォーキング
9. ジャングル・ドラムス
10. チェロキー
11. 今宵のきみ
12. 四月の思い出
13. スイート・ジョージア・ブラウン
たまにはニッポンジャズ(和ジャズ)にじっくりと耳を傾けるのもいいね~。
(´Д`)y-~~
新撰組の古い音源発見
私は大学生の頃に「新撰組」というバンドを組んでいました。
ちょうど当時の私はアルバート・アイラーの『スピリチュアル・ユニティ』にハマっており、また、アート・アンサンブル・オブ・シカゴに魅了されていたこともあり、ギターやピアノのようなコード楽器のないバンドで、「メロディがヘンな音楽」をやりたいなと思っていたのです。
同級生に、ブルガリア民謡の旋律が好きで、キング・クリムゾンのロバート・フリップのギターが好きな「マニアックな」友人がいたので、彼がテナーサックスを担当し、アート・アンサンブル・オブ・シカゴのような演劇性も出来ることなら出したいなと思っていたので、ドラムスは、演劇やミュージカルが好きな後輩にお願いしました。
何度かライヴもやったのですが、いつだって反応は「イマイチ」だったなぁ~。
曲はすべてオリジナルで、私がベースのパターンを繰り返し弾き、テナーサックス君が少しずつ「ヘンなメロディ」をかぶせていくうちに曲が出来ていくことが多かったと思います。
で、新曲を練習している時のテープが先日見つかったのでYouTubeにアップしてみました。
同級生に、ブルガリア民謡の旋律が好きで、キング・クリムゾンのロバート・フリップのギターが好きな「マニアックな」友人がいたので、彼がテナーサックスを担当し、
アート・アンサンブル・オブ・シカゴのような演劇性も出来れば出したいなと思っていたので、ドラムスは、演劇やミュージカルが好きな後輩にお願いしました。
何度かライヴもやったのですが、いつだって反応は「イマイチ」だったなぁ~。
曲はすべてオリジナルで、私がベースのパターンを繰り返し弾き、テナーサックス君が少しずつ「ヘンなメロディ」をかぶせていくうちに曲が出来ていくことが多かったと思います。
で、新曲を練習している時のテープが先日見つかったのでYouTubeにアップしてみました。
かれこれ23~24年前の録音です。
うーん、おそるおそる演奏してるな~。
ライブで演奏したときは、このリハ音源よりも、もっとハッチャケた内容だった記憶がありますから。
テナー君は、ソニー・ロリンズやハンク・モブレイが好きな人だったんですが、ここでは、一生懸命アイラーになろうとしているような感じがします。
また、途中でフリーっぽくなる箇所では、後期コルトレーンっぽいニュアンスを出そうとしているのかな。
ベースは単調なリフの繰り返しですが、簡単なリフレインでも、テナーが面白いメロディを吹いてくれるので、弾いていて楽しかったですね。
あ、ちなみに前半でピーピー、キャーキャーとフリージャズもどきなアルトサックスを吹いているのは私です(笑)。
それと、「新撰組」といえば、ギターが参加したバージョンのテープも発見したので、こちらのほうもYouTubeにアップしました。
こちらはギタリストの先輩に、ジェームス・ブラッド・ウルマーみたいなギターを弾いてくださいといって、ぶっつけ本番で一発で録音したものです。
荒いな~とは思うんですが、演奏していて面白かった記憶があります。
この《蛤御門》という曲も、ベースは基本、同じ内容を繰り返すだけなんですが、弾いていて楽しい曲なので、色々なバージョンで演奏しています。
見つかったら、また今後YouTubeにアップしていくかもしれません。
ボーン&バリ カーティス・フラー
ブルーノート1572番。
トロンボーン奏者、カーティス・フラーの2枚目のリーダー作。
おいしい音色と、アンサンブルから醸しでるコクを味わえるアルバムだ。
バド・パウエルの『バド!』が録音された翌日にレコーディングされた。
バリトン・サックス奏者のテイト・ヒューストンの低音と、まろやかなフラーのトロンボーンの中低音が気持ちよくブレンドされてアンサンブルが進行してゆく。
肩がほぐれる音色とリズムをお楽しみあれ。
スタン・ゲッツ ’57
ボブ・ブルックマイヤーのトロンボーンとスタン・ゲッツのテナーが絶妙にとろけあう。
暖かく、しかも、適度な緊張感とリラクゼーションが絶妙に共存しているんですね♪
寒い冬に、暖かくなれるアルバムなのです。
▼収録曲
1. ラヴ・アンド・ザ・ウェザー
2. スプリング・イズ・ヒア
3. ポット・ラック
4. ファッシネイティング・リズム
5. マイナー・ブルース
ホイール・オブ・ライフ 渡辺貞夫
渡辺貞夫の『ホイール・オブ・ライフ』には、
なんと!
リチャード・ボナが参加!
マイク・スターンも参加!
意外なことに(?)、このお二人、ナベサダさんとの相性は良いです。
『ホイール・オブ~』というタイトルから、一瞬クリームを思い出してしまう人もいるかもしれないけど、
エリザベス・キューブラー・ロスの自伝、『人生は廻る輪のように』からのものだそうです。
▼収録曲
1. ワン・フォー・ユー
2. テンベア
3. ベイシーズ・アット・ナイト
4. レクイエム・フォー・ラヴ
5. ウィンド&ツリーズ
6. クラマニテ
7. ウェイティング・ソング
8. イザベル
9. ジンドゥンゴ
10. ホイール・オブ・ライフ
11. マイ・マン
12. スプリング~オール・ビューティフル・デイズ~