80年代プレべ購入記

      2022/01/06

新品同様謎ベース

久々にプレべ(プレシジョンベース)が弾きたくなってきたので、それも新品のプレべを弾きながら、少しずつ自分好みの楽器にカスタマイズしたくなったので、先日新しいプレべを買いました。

買ったというか、落札したというか。

そう、ヤフオク(ヤフーオークション)で格安で落札したんですよ。

正確には、新しいプレべではなく、どうやら80年代に作られたものらしいのです。つまり、30数年前のもの。

しかし、ほとんど弾かれずに保存されていた、いわゆるミント(ミント・コンディション)と呼ばれるもののようだったので、迷わず、入札、そして落札。

2万3000円なり。

めちゃくちゃ安いお買い物でしょ?

その時のヤフオクに記されていた文章は、こうです。

当方のオークションをご覧頂きありがとうございます。

80s メーカー不明 オーダー? PB プレシジョンベース FENDER・ヘッド GOTOH GB2ペグ 日本製をご紹介致します。

出品前にフレット、指板、ボディのクリーニングを行っています。
フレット減りは殆ど無く良好な状態です。

新品弦.045~.105に交換済み

80年代頃のFENDERヘッド仕様プレシジョンベースタイプです。
ヘッドロゴが無し、ペグは80sのFERNANDESにも採用されていたトルク調整付の国産GOTOH GB2ペグ(裏面ロゴ、刻印無し)採用、
丁寧なネック、ボディシェイプ等から国産で80年代にショップオーダー、OEMなどでフェルナンデスなどのメーカーが納品した
個体だと思います。

当時ISIBASHIなどショップオーダー品はトップコート無しの消えロゴデカールやシール対応していたので出品商品も同様な物かと思われます。

生産から30年以上経過した個体ですが使用感があまり感じられなく比較的綺麗な美品の部類かと思います。
金属パーツ、PUのポールピースなどサビは無く綺麗な状態です。

画像に写しきれない些細なスリキズ、打痕があるかもしれませんので神経質な方の入札はご遠慮願います。

メイプルネック+ローズウッド指板、20F、FENDERヘッド・シェイプ、ロングスケール、GOTOH GB2ペグ(旧型)、ボルトオン・ジョイント、
アルダーボディ、ピックアップPBタイプ、1ボリューム、1トーン、ヴィンテージタイプ・ブリッジ

ネックの反りは無くフラット、トラスロッドは左右に回り余裕があります。
フレット減りは殆ど無く9割以上の残、クリーニング済みですのでピカピカです。

弦高は12F1弦が約2mm、4弦が約2mmです。
電気系統も良好です。

重量は約4.1キロで軽量な個体です。
(アナログ計測器での測定ですので誤差がございます)

ビンテージ、オールド、中古品といった内容をご理解の上、入札お願致します。

発送方法はゆうパックおてがる版170サイズになります。

※トラブル防止の為、商品到着後の連絡まで確実な方の入札お願い致します。
※24時間以内の連絡、3日以内の入金可能な方の入札をお願い致します。

中古品の為ノークレーム、ノーリターンをご理解の上入札お願い致します。
悪い評価の多い方、新規を含め落札後数日連絡が無い方の入札はご遠慮願います。
当方判断で入札を取り消す場合がありますのでご理解願います。

※新規ID利用によるイタズラ入札等トラブルが発生していますので、新規IDで入札希望の方はお手数ですが
事前に質問欄より報告頂ければ対応致します。

入札後の質問欄からの取消依頼、落札後の質問には対応致しません。
購入意欲のある方の入札お願い致します。

宜しくお願い致します。

こちら

もう文章だけでもそそるじゃないですか。

思わず入札、そして無事落札しました。

そそる各所

さらに、掲載されていた画像もそそるんですよ。

サンバーストに白のピックガード。

オーソドックスな色の組み合わせですが、個人的にはべっ甲のピックカバーよりも白のほうが好きだったりします。

べっ甲も良いんですが、なんだか暗くなっちゃうんですよね。

だから、学生時代に使っていたフレットレスのジャズベースも、サンバーストのボディの上に、白のピックガードをくっつけていました。

ロゴなしヘッドも良き。

以前、オーダーメイドで楽器屋さんに作ってもらった5弦フレットレスのオリジナルベースも、ヘッドの部分はツルツルにしてもらいました。

ここにロゴがないほうが、かえって力強さを感じるんですよね。

ゴトー製のペグ。

昔からゴトー製のペグの信頼性は高いとよく言われてましたからね。

本体裏側。

ベルトにあたって、ベルトの金属がボディの木を彫っちゃいがちなので、気を付けないと。

ローズウッドの指板。

冬場は乾燥して亀裂がはいりやすいので、後ほどレモンオイルを染み込ませて拭き拭きしよう。

メイプルのネックとボディ。

綺麗ですね。

きっと製造された後、まったく弾かれていない状態が30年以上続いていたんでしょうね。

なかなか上品なたたずまいです。

なんか、弾くのが勿体ないほど。

いや、これから弾いて弾いて弾き倒していくのだぁ!

……と、毎回ベースを買うたびにいつも決意するんだけど、だんだんその気持ちがフェードアウトしていってしまうのが、私の悪いところ。

いや、毎日ちょっとでもいいから、このプレべを弾いて、このプレべとともに成長するのだ!

ピックアップフェンスとブリッジガード

ところで、プレべといえば、ジェームス・ジェマーソンです。

いやいや、パンクでしょ、シド・ヴィシャスでしょ?という方もいるでしょうし、
いやいや、メタルでしょ、アイアン・メイデンでしょ、スティーヴ・ハリスでしょ?
という方もいらっしゃることでしょう。

しかし、私の場合は、やっぱりプレべといえば、モータウンのジェマーソンなんですよね。

で、ジェマーソンのプレべは、ピックアップを覆うカバー(ピックアップフェンス)と、ブリッジを覆うカバーがついています。

だから、私もジェマーソンの真似をして、その両方を取り付けてみました。

フェンダー純正のピックアップフェンスのセットを購入し、自分でボディにネジ穴をあけるのは怖いので、楽器屋さんに取り付けをお願いしました。

今も昔も取り付け料金は税抜き1000円。

いいですねぇ。

で、今回は2つ取り付けたパーツが2つなので、2000円(税抜き)。

安くて良かった♪

これを取り付けると、ピッキングする(弾く)エリアが限定されてしまうけれども、かえって、私にとっては都合が良いのです。

弦のテンション的にも、音的にも、もっとも弾きやすいエリアはピックアップの上なのですが、あえてここのエリアが封印されたことで、リア寄りかネック寄りしか弾くポイントがなくなってしまう。

ジェマーソンばりにネック寄りの箇所を一本指奏法したい私にとっては、弾くエリアの選択肢が狭まってくれたほうが、一所懸命に練習することが出来るので好都合なのです。

で、ピックカバーをつけた状態で弾いていたら、思わぬ発見が。

ピックカバーの上に手首を置いて弾くことが出来るので、ラクチンなんですわ(笑)。

身体に負担をかけない省エネ奏法がこれで生み出せるか?!なんて思っていたりもします。

まあとにかく、現段階では、楽器としてはまだまだ「固い」状態。

もっとたくさん弾いて、少しずつほぐしていこうと考えています。

記:2021/12/28

追記

フィンガーレストも取り付けてもらいました。

最近はあえてピックアップフェンスとブリッジカバーの間限定で弾くようにしているため、フロントで弾くことはほとんど無いのですが、雰囲気、雰囲気、ってことで。

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