HGUCバウンド・ドック制作記

      2021/12/08

ドッグではなくドック

私は長年、バンド・ドックのことをバウンド・ドッグと呼んでいました(阿保)。

ドッグ(犬)というよりは、ウサギじゃん? なんて言ってました(阿保)。

しかし、言い間違いを長年続けていたのですが、私はこのMS大好きなのです。

なんといっても、スカートがね。
SF3D(マシーネンクリーガー)のナッツロッカー的ではないですか。
あるいは、サンドストーカー的ではないですか。

で、ナッツロッカーやサンドストーカーといえば、ミドルストーンとオリーブドラブの中間色のようなダークイエローを思い出します。

ですので、今回はバウンド・ドックをSF3D風ダークイエローで仕上げようと考え作ってみました。

箱です。

カッコいい。

箱の中です。

パーツ類を並べてみました。

組立説明書です。

変形の仕方が記載されていますが、思ったよりも変形プロセスが多い?

シンプルだと思っていた変形メカニズムも、けっこうややこしかったりするんかな?
⇒実際、完成後トライしてみたら、思ったよりも時間がかかりました。

いきなり素組み完了。

こちらのMA(モビルアーマー)形態のほうが、本来のバウンド・ドックの姿のようです。

ピンクに紺という鮮やかな配色と、ユーモラスな造形から、タツノコプロのタイムボカンシリーズに登場するメカを彷彿とさせますね。

で、MS(モビルスーツ)形態。

手、デケぇ。

出るところは出る、引っ込むところは引っ込む。
これがかなり極端な小林誠メカならではの魅力ですね。

そして、スプレーで下塗り。

最近ハマッている黒⇒マホガニー⇒メタリックレッドの順番での下塗りです。

そして、ミドルストーンやダークイエローやオリーブドラブなどを適当に塗り重ね、タミヤのロシア戦車のデカールを貼って、油彩で軽く汚して完成です。

スカートがやっぱりナッツロッカーなどのSF3Dに登場するホバーメカっぽくてカッコいいです。

ナッツロッカーからウサギロボットが生えてきたみたいな感じが可愛い。

以前、小林誠のデザインは東欧的であるというような論評を何かで読んだ記憶があるのですが、そこから、東欧⇒ソビエト⇒ソビエト戦車⇒KVという安直な連想が生まれ、タミヤのKV-IかKV-IIのどちらか忘れちゃいましたけど、未使用なロシア戦車のデカールを貼ってみました。

ビームライフルを持っている方の手のガード(シールド?)がけっこう大きいです。
変形すると「蓋」になるところですね。

なかなか強そうなポーズをとることもできます。

もう少し派手に汚しても良かったかもしれませんね。

変形途中。

身体を横に回転させて、地面と平行になるように寝かして、蓋をすれば変形完了と思っていたのですが、意外とてこずった。

顔のアンテナがけっこう長くてひっかかるんですよね。
一瞬でサクッと変形というわけにはいきません。

しかも、蓋がなかなかぴったりとしまってくれないので、まあそういうもんだと諦めました。

アクションベースが付いているので、変形後、乗っけてみました。

アクションベース、あれば有難いのですが、これを付けないでもう少し値段が安いほうが嬉しいです。

シンプルだけど味わい深いカタチですね。
なんだか昭和の特撮メカみたい。

シンプルなダンゴムシのような表面をひっくりかえすと、裏側はごちゃごちゃと忙しい。

メタリックレッドの塗り残しが目立ってしまっていますね。

今回は、どんな形で、どんな変形構造なのかな?という興味を満たすために制作したので、あまり細かなことにこだわらずに、短時間でサクッと仕上げました。

あっさりシンプル仕上げもカッコいいのですが、追加ディティールに凝れば、かなりカッコ良くバージョンアップできるのではないかと思います。

記:2021/10/30

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