人外大魔境/太田蛍一
中学生の頃から太田螢一の『人外大魔境』にハマリまくっていて、今でも時おり思い出したように聴いては、ニヤニヤと笑っている(危ない?)。
小栗蟲太郎の戦後の冒険小説『人外魔境』をモチーフに、猟奇チックで直截的に切り込んでくる太田螢一の詞といい、万華鏡のようにバラエティに富んだ上野耕路の楽曲群といい、児童合唱団から巻上公一、細野晴臣までの多彩なゲスト群といい、ごった煮状態が素敵で贅沢なアルバムなのだ。
一時期CDで再発されたようだが、すぐに廃盤、買い逃した私としては今一度の再発を切に望む!!!
記:2000/08/18