ガンダムグシオン(鉄血のオルフェンズ)制作過程をレビュー
ガンダムグシオン購入!
ガンダムグシオンをヨドバシカメラAKIBA館で購入しました。
860円(税抜き)でした。
ガンダムフレームを使用していながらも、装甲を分厚くしまくって、ガンダムとは思えぬほどのドデカ図体。
不格好っちゃあ不格好ですが、そこがまた格好いいのです。
バイファムのウグや、ボトムズのファッティを彷彿とさせます。
そして、いずれも愛くるしいフォルムで、物語を引き立ててくれる名脇役でした。
また、最初に搭乗していたパイロットのクダル・カデルさんが、これまた個性のカタマリなのです。
この人。(・∀・)b
クダル・カデル。
まるでガダルカナルのような名前ですな。
パンクでおねえ言葉。
なかなか魅力的な人物ですね。
ボトムズのクメン編のカン・ユーにも通ずる、愛すべき「イヤな奴」キャラですね。
さて、何色で塗ろうかな。
ガンダムグシオン箱の中
ガンダムグシオンの箱の中です。
設計図(説明書)と、ランナーを梱包した袋が2枚。
意外とシンプルな構成です。
ランナーは大きめのものが4枚。
小さいランナーが1枚。
これだけのパーツで、あの複雑そうな外観を表現できるのか?と心配になってしまいますが、ガンプラの「鉄血のオルフェンズ」シリーズは、少ないパーツ数でうまくリアルにまとめているのが特徴なので、作るのが楽しみです。
ランナーと設計図
ガンダムグシオンのランナーと設計図を並べてみました。
シンプルなパーツ構成ですね。
大き目のパーツを上手に組み合わせて、リアルな仕上がりに。
鉄血のオルフェンズシリーズのガンプラに共通した傾向だと思います。
1/100も1/144の場合でも。
A1ランナー
ガンダムグシオンのA1ランナーです。
本体グリーン部のパーツが中心となって構成されていますね。
塗装をする際は、以下の調色だそうです。
よもぎ色50%
オリーブグレー25%
グリーン15%
オリーブドラブ(1)10%
けっこうたくさんの色を混ぜるんですな。
よもぎ色がポイント♪
でも、クレオスからはラッカー系のよもぎ色出てないみたい(涙)
A2ランナー
ガンダムグシオンのA2ランナーです。
このランナーについているパーツの色も、A1ランナーと同様で、
よもぎ色50%
オリーブグレー25%
グリーン15%
オリーブドラブ(1)10%
となります。
かえる君のような顔をしたパーツが可愛い。
(・∀・)b
胴体・胸部のパーツのようですね。
Bランナー
ガンダムグシオンのBランナーです。
関節などボディ内側にあたるパーツが中心で構成されていますね。
設計図によると配色は、
グレー55%
パープル30%
スカイブルー10%
ホワイト5%
と、Aランナーと同様4色を配合する指定になっています。
面倒な人は、グレーと紫を混ぜるだけでも、それっぽい色になるかもしれません。
(ならなかったりして。案外スカイブルーってやつが肝なのかも……)
グシオンCランナー
ガンダムグシオンのCランナーです。
ついているパーツは、3つだけ。
胸の中央などアクセント的に配色されたであろう濃い緑ですね。
説明書によると、塗料の調合は、
グリーン80%
オリーブドラブ20%
とのこと。
グリーンないから、ダークグリーンを混ぜて誤魔化しちゃおうかな?
個人的には、ここのパーツの色、特に胸のところは、赤に塗るともっとアクセントになるかなと思っているんですが、目立ちすぎてしまうかな?
操縦席はここですよって敵に教えてしまうようなものか……。
グシオンDランナー
ガンダムグシオンのDランナーです。
ハンマーなどの武器パーツが中心のランナーですね。
もっと濃い色かと思ったら予想以上に薄い色味ですね。
設計図によると色の配合は、
グレー75%
ホワイト15%
パープル5%
です。
薄い紫がかったグレー。
ホワイト混ぜないでも、武器っぽくはなると思うんですけど、おそらく、ハンマーなんかはデカくて存在感ありまくりだから、暗いグレーだと重く見えてしまうのでしょうね。
だからホワイトで薄くする必要がある、と。
勝手にそう解釈しています。
ポリキャップとシール
ガンダムグシオンのポリキャップです。
それとシールです。
分かってはいたけど、目が小さい。
貼るの難しそう。
貼るとズレそう。
昔からシールやデカールを貼るのが苦手なのです……。
説明書(設計図)
ガンダムグシオン(HG)の設計図(説明書です)。
表側。
裏側。
一色印刷の側。
4色印刷の側。
最近のガンプラの設計図は、図解が非常にシンプルながらもわかりやすくて良い感じです。
Cランナーを塗装
ガンダムグシオンのCランナーのパーツを艦底色で塗装しました。
もう少し明るい赤にしたいのですが、いきなりシャイニングレッドやモンザレッドで塗ってしまうと浮き過ぎてしまうので、まずは落ち着きのある色をベースに敷いておきます。
マホガニーで下塗り
グシオンのパーツ、ランナーについている状態のままマホガニーで下塗りをしました。
筆塗りです。
うすめ液で、デュビドゥバ・シャバダバに薄めまくって、
面積の広い平筆で、さっとひと塗り。
希釈率250パーセントから300パーセントぐらい?
かなりバシャビシャに薄い状態で塗っています。
下地が見えても、ムラになっても気にしない気にしない。
筆返しは一切なし。
とりあえず、パーツのすべての面に筆がタッチできればいいやってぐらいの感じです。
ダークイエローで塗装
グシオンの本体、外装パーツをダークイエローで塗りました。
薄めたラッカー系のダークイエローにフラットベースを数滴。
平筆でさくっと一回塗装。
下地が見えても気にしない気にしない。
パープルグレーで塗装
グシオンの紫がかったグレーのランナーのパーツをパーツを切り離さない状態で下地の上に塗りました。
クレオスのグレーFS36118にパープルを混ぜ、フラットベースを混ぜて薄めたものを平筆でサクッとひと塗りしました。
筆返しなし。
下地透け、筆ムラは気にせずにサクッと塗り塗り。
赤パーツ塗り
レッドショルダー部隊?
グシオンのデッカくいかつい肩を赤にしてみようと思います。
鑑底色に微量にレッドを混ぜて、フラットベースを少々。
サラッと一回筆塗り。
うーむ、血の赤!
w(゚ロ゚;w
やはり吸血部隊、レッドショルダー?
赤褐色とマホガニーでスミ入れ
グシオンのパーツ、ランナーから切り離さない状態のまま、赤褐色とマホガニーを混ぜ、うすめ液で薄めたものをモールドにスミ入れしました。
通常、ラッカー系やアクリル系で基本色を塗装した後にエナメル系を流すのが定石なんですが、周囲に色が滲んで、じんわりと色が溶けて微妙に色が変わるのが楽しいので、ラッカー系塗料を薄めたものでスミ入れをすることが多いです。
もちろん、エナメル系のように伸びはよくないので、面倒かつ時間はかかりますが、色が自分の予想以上に変化することも多いので、その様子を見るのが楽しいのです。
ダークイエロー+明灰白色でドライブラシ
ダークイエローのパーツにドライブラシをかけました。
ダークイエローにミドルストーン、微量の明灰白色を混ぜた色をドライブラシ。
というより、半乾きの状態でパーツ筆をグリグリさせるので、ウェットブラシというべきか。
なんだか、ジ・オを思い出します。
グレーパーツに明灰白色をドライブラシ
グシオンのバイオレットグレーのパーツに明灰白色をドライブラシしました。
明灰白色に微量のホワイトも混ぜています。
赤肩塗装
グシオンの血の赤い肩、もうすこし明るい赤にしたいので、赤に塗ったパーツにモンザレッドを薄めたものを筆に染みこませ、ランダムに塗りました。
今度はちょい明るくなりすぎたかな?
外装にレッドブラウンのスミ入れ
グシオンの外装、ランナーからすべて切り出し、アクリル塗料(タミヤ)のレッドブラウンを凹んだところに流し込みました。
もちろん、溶剤でジュビジュバに薄めたものを、です。
アクリルでのスミ入れは、エナメル系塗料でスミ入れしたときのようにプラパッキン(プラスチックが割れること)がないので、ついつい、夢中になって、ジョボジョボに塗りたくってしまいます。
ライフルを組み立て
グシオンのライフルを組み立てました。
といっても、左右貼り合わせるだけですけど。
なんか小っこくて可愛いカタチですな。
ハンマーの組み立て
グシオンのハンマーを組み立てました。
単純なカタチだけれども、ついつい見入ってしまう不思議な魅力がありますね。
目のシール
グシオンの顔パーツに目のシールを貼りつけました。
キラリと光る金色の目♪
ガンダムフレームなだけあって、目だけは(?)ガンダムです。
ここの部分だけ見ると、ゴワッパー・ファイヴ・ゴーダムのゴーダムを思い出しますな。
ダイナマイトアクション! No.30 ゴワッパー5ゴーダム ゴーダム ノンスケール 塗装済み可動フィギュア
ライトグレーでドライブラシ
グシオンの各パーツをパクトラタミヤのライトグレーで軽くドライブラシをかけました。
あいかわらず、カエルくん顔のボディが可愛いですな♪
ボディ組み立て
グシオンのボディを組み立てました。
正面。
背中。
けっこうデカくてカワイイです♪
頭部の組み立て
ガンダムグシオンの頭部を組み立てました。
なんか、こんな顔をしたネコが近所にいたような……。
胴体とドッキング!
反対側から撮影。
角度を変えてもういっちょ。
う~む、いかつい感じではありますが、同時にユーモラスさも感じるデザインだと思います。
腕の組み立て
グシオンの腕を組み立てました。
本体色がダークイエローということもあり、作りながら、バイファムのウグを思い出しました。
で、胴体と合体!
アクセントのつもりで予め塗っておいた赤が目立ちますな。
腰部の組み立て
ガンダムグシオンの腰部を組み立てました。
上半身と合体させると、こんな感じになりました。(・∀・)b
なかなか可愛らしい姿のMSになってきました。
平手のマニピュレーター
グシオンのキットには、平手のマニピュレーターもついています。
右手のみですけど。
で、コブシを握った手は、ちょっと小さい感じなので、平手状態のマニピュレーターを取り付けてみました。
フラッシュを浴びて手で顔を覆っている状態、もしくは、あちゃ~、やっちまった~と顔に手を当てている状態に見えますね。
(・∀・)b
脚部の組み立て
グシオンの脚部を組み立てました。
もっちり、肉厚たっぷり、すんごいボリューム。
なかなかいい感じ♪
胴体とドッキングすると、こんな感じ。
うん、良い感じだぞいど。
ハンマー持ったグシオン
グシオンにデカハンマーを持たせてみました。
やっぱ、どデカっす!
w(゚ロ゚;w
現在製作中のシャア専用旧ザクとともに。
同じモビルスーツでも、なんだか別世界の住人同士って感じですな。
┐(-。ー;)┌
グシオンの背中ライフル
グシオンのお尻にライフルを取り付けることもできます。
ライフルが小さく見えますね。
丸っこいボディにちょこんとライフル。
可愛いですね。
(・∀・)b
グシオンハンマー背中背負い
ガンダムグジオンのデッカいハンマー、背中に背負うことが出来ます。
背中に背負うとこんな感じ。
で、正面から見るとこんな感じ。
小さな手に小さなライフル、背中に大きなハンマー。
なかなか、このバランス、ツボです。
(・∀・)b
肩アーマーをパテ埋め
グシオンの肩のアーマー、合わせ目が少々目立つので、パテ埋め⇒ペーパーがけをしました。
この後、再びプラの地肌が出たところに艦底色を乗せたいと思います。
側面の艦底色は、ちょっとクドいかな?
グリーン系の色に塗り替えようかな?と現在考え中です。
肩アーマー側面をオリーブドラブで塗装
グシオンの肩のアーマー、濃い赤一色だと単調なので、側面をオリーブドラブで塗装しました。
後姿。
これで少しはアクセントになってくれれば良いのだけれど。
ハンマーを明灰白色でドライブラシ
グシオンのハンマーを明灰白色でドライブラシしました。
なんだか年季の入った墓石みたいですな。
ハンマーを焼鉄色でドライブラシ
ガンダムグシオンのハンマー、もう少し金属感が欲しかったので、焼鉄色(ラッカー系)で軽くドライブラシをかけました。
ついでに銃にも焼鉄色でドライブラシをかけました。
もう少し金属感が欲しいところですな。
焼鉄色で全体をドライブラシ
グシオンのボディ全体に、軽く焼鉄色(ラッカー系)でドライブラシをかけました。
その前に、マホガニーと黒を薄めたもので、ヘコんだところを軽く筆塗し、乾いたところで焼鉄色で軽くシュッシュと筆でこすりました。
まだ立体感、甘いですね。
エナメル系塗料でドライブラシ
ガンダムグシオンの外装に、エナメル系塗料でドライブラシをかけました。
バフ、次いでフラットホワイトの順で。
だいぶ立体感がでてきました。
完成!
ガンダムグシオン完成しました!
最後はウェザリングマスターを塗りたくろうと考えながら作っていたのですが、今回はやめにしました。
最後の仕上げは、エナメル系塗料(パクトラタミヤ)のフラットアルミを全体に軽く筆でこすってフィニッシュ!
今回はこれでいいかな?って感じで。
背中に背負ったグシオンハンマーがツボ♪
丸っこい後姿が可愛くてユーモラスですね。
今回は砂漠塗装っぽくしましたが、緑色や白+オレンジ色のバージョンも作ってみたいですね。
記:2017/02/21