邱永漢氏主宰の晩餐会。ル・パピヨンド・パリで気力充電!!
先日は、東京には珍しい大雪。
一面真っ白の世界に覆われて、なんだか楽しい気分になってしまいました。
邱 永漢氏のサイト「ハイハイQさんQさんデス」にジャズの連載をさせていただいている私は、この雪の日の夜、表参道のモリ・ハナエビルの5Fのフレンチ・レストラン、「ル・パピヨンド・パリ」に招待されていたので、この会に参加して、おいしいフランス料理のコースをいただいてきました。
邱永漢氏との会食です。
題して「Q氏に一笑の会」。
なかなか秀逸なネーミングですね。
もちろん料理もおいしかったのですが、乾杯前の邱さんのお話が抜群に面白かった。
今後の日本経済の話、香港の話、中国の雲南省で興しているコーヒー園の話、齢80を過ぎても、男性ファッション誌を月に10冊読む衰えぬ好奇心、などなど、個人的には非常に刺激になりました。
また、テーブルに同席した、服飾評論家・出石尚三さんからも、マイルス・デイヴィスや日野皓正に会ったお話など興味深い話をしていただいたり、「中国企業情報」(中経出版刊)の編集長・有田直矢氏からも現在の中国情勢のお話を伺うこともでき、非常に有意義な会だったと思います。
帰りには、お土産に、邱さんが現在雲南省で立ち上げているコーヒー園でとれたコーヒー豆を水蒸気で焙煎したものをいただきました。
まだまだ実験段階なのだそうですが、デザートのときに出されたそのコーヒーを飲むかぎりにおいては、今の段階でも充分にうまいコーヒーだと思います。
キリマンジャロの酸味と、ブルーマウンテンの芳香さを足して二で割った味と風味。
なにせ、1億3千万人の日本人にウーロン茶を飲ますよりも、その10倍の人口、13億の中国人にコーヒーを飲ます習慣をつけたほうが、巨大なマーケットになりますからね。
邱さん、あいかわらずスケールの大きなことをお考えであります。
このコーヒー栽培が軌道にのり、会社が立ち上がったら、会社が大きくなるまえに投資しておこう、などと考えましたですよ。
帰りにお会いした、フリージャーナリストの嶋中労さんより、「あなたの連載、いつも読んでます! あなたの勧めるアルバムは僕の好みとピッタリだ!」と励まされ、とても嬉しい気分になりました。
とにもかくにも、最近滞りがちなQさんサイトの原稿、もっと頑張って一生懸命書こうと思いました。
充電完了!
ちなみに、現在は「お金の神様」としての認知度の高い邱永漢氏ですが、直木賞作家だということって、最近の若い人はあまり知らないのじゃないかな?
受賞作の『香港』、読みました?
記:2006/01/22