【三文日記】2000年2月
2023/09/16
2/1(tue)
息子が生まれて今日で8ヶ月目。
サボっていたCD棚とケースの整理。
E嬢に勧められていた江國香織の『きらきらひかる』読了。
2/2(wed)
相変わらず帰宅時間が遅く、家では殆ど何も出来ない状態。
それでも、レンタル屋で借りてきた『月光仮面~バラダイ王国の秘宝編』を観る。
うーん、あんまり面白くない。
2/3(thu)
ベース好きの息子が寝てくれないと邪魔をされて練習が出来ないので、明後日にバンドの練習があるというのに全然ベースの練習が出来なくて困っている。
寝静まってくれるのはいつも真夜中だし、中々練習時間を見つけることが出来ない。
手塚治虫の『新撰組』を読んでみた。
2/4(fri)
I君とC君と、お茶の水で飲んだ後六本木に移動してバックステージで飲んだ後、最近六本木に出来た豚骨ラーメンのチェーン店でラーメンを食し、朝まで漫画喫茶。
野村沙知代の写真集は悪趣味でなかなか笑える。
『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端1「回帰」』をレンタル&鑑賞、なんちゅうかキリコのことそっとしておいてやれよ、と思った。
2/5(sat)
渋谷で“椎名林檎コピーバンド”の練習をしたが、たまにはマイベース以外のラウンド弦を張ってあるベースを弾きたくなったので(俺の弦はフラット弦)スタジオでプレシジョンをレンタルして弾くも、感触が全然違って弦を根元から切ってしまった。
メンバーで酒の呑めない人間がいることを知らず、打ち上げの場所は「雪月花」にしたが、酒を愉しめない人間を連れていくべきではないことを痛感、自分にとって大切な馴染みの店を仲間に紹介して楽しく過ごそうという腹づもりだったのだが、結果は裏目に出た感じになってしまい、店のセレクションを誤った自分に反省すると同時に、デリカシーの無い言動で店の雰囲気を台無しにしてしまうドラマーの無神経さにも呆れ果てる。
「とっておきの店」は「密やかな場所」としてもう少し大事にとっておくべきなんだろうね(だって、懐石料理がメインのお洒落な和風バーテイストの店で、「俺はメシがないと駄目なんだー!飯食わせろ、腹いっぱいになるものはないのか」などと騒ぐんだぜ。このTPOが分からない下品なセンスとデリカシーの無さは、店の雰囲気をぶち壊しな上に、連れて行った私が店の人から人格を疑われてしまうし、恥をかいてしまう)。
2/6(sun)
独白がもろ『エヴァンゲリオン』だけれども、カメラワークが新鮮で映像の移動テンポが非常に心地よい庵野秀明監督の『ラブ&ポップ』を今さらながら鑑賞。
女房と息子で「シズラー」へ行きサーロインステーキとサラダバーで満腹満腹。
息子と一緒にラインハルト・ミヒル、ティルデ・ミヒェルスの絵本『ゆきのよるのおきゃくさま』読了。
2/7(mon)
忙しさを喰って生きている感じ。
この感覚は決して嫌いじゃないから、嫌々と一日の大半を過ごすことよりはマシとしよう。
文庫版『ナニワ金融道』を1巻から5巻までを読了。
2/8(tue)
雪。
だから、おでん。
ビールたくさん飲んでいい気持ち。
2/9(wed)
スーパーデザイナーO氏とアシスタントのL嬢とで六本木の広島風お好み焼き屋。
のち3時までカラオケ。
ひんやりとした冷たい空気がほろ酔い加減に心地よい。
2/10(thu)
コーヒーが旨い上に、落ち着いて読書の出来る喫茶店て減ってきてると思いません?
文庫版『ナニワ金融道』を6~10巻読了。
肉欲棒太郎はやっぱりナイス・ガイだねぇ(笑)。
2/11(fri)
ポンキッキーズのエンディング・テーマ《キミとボク》が収録されているEPOのアルバム『peach』に合わせて息子が嬉しそうにボンゴを叩く。
ж嬢オススメのレディオヘッドの『ザ・ベンズ』の甘く伸びのあるヴォーカルとスイートなサウンドをバックに、ビールと共に部屋のお掃除。
女房、息子とで「とんよし」でヒレカツ定食を喰いに行き、息子が例によって店中の女性に愛嬌を振りまき、「この赤ちゃん可愛い」といわれて御満悦顔。
2/12(sat)
椎名林檎バンドのコピーバンド「立憲ポムドゥテール」のライブを六本木バックステージにて。
ほか、A嬢バンドとБ君の弾き語りの合計3バンド出演、どれも良かったと思う。
バックステージ閉店後は、C君、Б君、V氏、V氏の友人と共におでん屋と蕎麦屋を朝の4時までハシゴ。
2/13(sun)
リビングの床の上に剥き出しのまま置いてあるDVD&レーザーディスクのデッキ。
腕白息子がその上にのっかったり、叩いたり、蹴ったりするので破壊される前にデッキを収納するラックを購入&組み立て。
女房が実験的に作ったキムチ・スパの旨いこと旨いこと。
2/14(mon)
世間はバレンタインだというのに、本日はプラモ&ミリタリーマニアの濃い集会が四ッ谷三丁目の越後へぎそばの店『匠』にて行われた。
7時からのところ仕事が長引いたオレは遅れて11時より参加。
高円寺文庫センターの店長を筆頭に、S潮社、B藝春秋、アートB社の編集部の人達とサンダーバード、ボトムズ、ガンダム、マシーンリ-・クリーガー、空母と魚雷艇、潜水艦、ソビエト戦車&飛行機、自衛隊観艦式などについての話題で盛り上がり、6月までにはプラモを一人一作品完成させて見せあおうと誓いあい帰宅、相変わらず午前様。
2/15(tue)
N嬢を飲みに誘い会社を出ようとしたら、I君から飲みの誘い。
人数多い方が面白そうだったので、神保町で寿司を喰っていたD君を呼び出し、渋谷のBricksで飲み、六本木にタクシーで移動しバックステージで飲み。
N嬢と二人で新宿まで移動、真夜中の都心をしばし徘徊、帰宅はまたもや午前。
2/16(wed)
会社の自分のデスクのパソコンの配置を変え、新鮮な気持ちで仕事に打ち込もうとすると、妙な感触。
それもそのハズ、気持ち悪いほどに今朝の夢と全く同じ光景、気持ち、雰囲気だったのだ。
村上龍『誰にでもできる恋愛』読了。
2/17(thu)
一人で六本木で飲み。
『味源』、『天下一品』とラーメン屋を二軒ハシゴした後、バックステージで閉店まで飲み。
タクシーで自宅の近くの吉野屋で降ろしてもらい、「ねぎだく」をかきこみ、帰宅後女房にカルボナ-ラを作ってもらい、それでもなお腹が減っている今現在、味噌煮込みうどんの即席を喰おうかどうしようか迷っている。
2/18(fri)
H嬢と四ッ谷の「ママス&パパス」にてアルゼンチンワインとパエリア、南米料理を各種。
後、歌舞伎町に移動しカラオケボックスで歌、というよりはカラオケのモニター上の「ちょっとHな深層心理テスト」や俺のヨタ話しで盛り上がり、午前7時半に帰宅。
日経ネットビジネス編『電子商店繁盛記』読了。
2/19(sat)
朝までE嬢と飲んでいたにもかかわらず、その数時間後の昼から夕方近くまで飲み。
渋谷の英国館にてD君と、D君が最近付き合い始めたЮ嬢と。
渋谷のタワーレコード洋書売り場は暇つぶしと待ち合わせにはもってこいの場所だね、オススメ。
終日ホームページの更新作業。
何年ぶりかでパット・メセニ-の『クエスチョン・アンド・アンサー』をかけてみたが、やはりロイ・ヘインズのドラムが目眩がするほど凄く、ギターそっちのけでデイブ・ホランドとのリズムセクションばかりに耳がいってしまった。
別冊宝島487『インターネット事件簿』読了。
2/21(mon)
どうもメインで使っているplasticの掲示板の夜の接続が悪いので、JP-NETのシンプルだが使い勝手の良さそうな掲示板をレンタル。
そういえば、オフ会連絡用の「慶事板」(MK_BOARD)も調子が悪いので、これも変更。
一体どうしたことやら。
2/22(tue)
悲しい出来事:週末によく利用していた近所の安くて美味しくてサービスの良いイタ飯屋が閉店してしまった。
せっかく店員と息子が仲良しだったのに、残念無念。
E嬢より借りている江國かおり『なつのひかり』(集英社文庫)読了。
2/23(wed)
北方より来たるT嬢と、彼女のシモベ軍団の男たち、それと自称「生きる六法全書」C君と六本木のおでん屋とバックステージで飲み。
バックステージで宇多田ヒカルやカーディガンズの曲を初見でッセッション、気持ちよかった。
バックステージ閉店後、T嬢軍団と別れ、C君と居酒屋で飲み。
2/24(thu)
忙しい。
処理すべき事柄は同時に多発する。
ジョン・ゾーンの『拷問天国』、『SPY V.S. SPY』、『処刑場』などを立て続けにかけて疲れを誤魔化す。
2/25(fri)
繁殺、忙殺。
赤いうんち、血のうんち?
血のおしっこなら聞いたことあるけれども。
2/26(sat)
終日家で息子と遊んだり、CDを聴いたりとノンビリしていたので、一週間の疲れは取れたと思う。
夜中に不躾で不愉快な電話があり、ウンザリ。
面識もない上に名も名乗らない女性が、いきなり「ねぇインターネット教えてよ」「あなた結婚してるの?」ときて、挙げ句、「挨拶ってするものなの?しなくていいと思っていた」「そういうもんなの?」ときたもんだ、ネットで知り合ったI君の彼女らしいが、最低限の常識すら分からない女性と付き合っていると、思わぬところで恥かくよ。
2/27(sun)
路上演奏&バックステージでのイベント用に結成したドラムとキーボードの抜けた少人数編成の新・林檎バンドの練習を10時から2時まで渋谷の音楽館で。
東京駅へ移動しねこひろ氏(from関西)を迎え、原宿の「ぼんしゃん(じゃんがら)」、乃木坂の「千成」とラーメン屋をハシゴ、六本木バックステージにて、ねこひろドラムとセッション。
参加者は、朝美、こん、hikky、まー、梨、こてこて、深結、まりりん(以上、ハンドルネーム表記)。
2/28(mon)
仲人様に誘われて四谷の新道通りに飲みにいったところ、先客に美人受付嬢2人と飲んでいる社長が。
合流し、俺と昔から相性が悪いチリワイン、アルゼンチンワインを調子に乗って何本もしこたま飲み、珍しく猛烈な酔いに襲われた。
タクシーで自宅の前で下車した瞬間こらえきれずに吐き散らす。
2/29(tue)
少し疲れ気味のカラダにむち打って、仕事をモクモクとこなす。
D嬢と渋谷で飲み&食事。
土屋嘉男 『クロサワさーん!黒沢明との素晴らしき日々』(新潮文庫)読了。