雑想 2011年7月

      2022/08/28

『ポートレイト・オブ・キャノンボール』53周年

本日2011年7月11日より、ちょうど53年前の1958年7月11日に、アルトサックス奏者 キャノンボール・アダレイは『ポートレイト・オブ・キャノンボール』を録音しました。

地味なジャケットかもしれませんが、中身は大充実。

オルタネイトテイクを飛ばして聴けば、飽きずに最後まで聴きとおせる流れになります。

ビル・エヴァンスやブルー・ミッチェルも参加し、
彼らと共に奏でる蒼い音、《ナルディス》が出色の出来です。

さらに別テイクが立て続けに続く《マイナリティ》もなかなか。

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>>ポートレイト・オブ・キャノンボール/キャノンボール・アダレイ

沖縄のクレーン

2008年の春。

沖縄の太平洋側の海に海釣りに連れていってもらったときに撮影したもの。

改めて鼠色の空を見ると、
あれれ、その日はそんなに曇っていたのかな?って思う。

人の記憶って曖昧だ。

いや、自分の記憶がアイマイなだけなのかもしれない。

記:2011/07/13

ブルー・マイナー ジュニア・マンス

いまや貴重なベテラン・ピアニストの、レギュラー・トリオによる2008年録音の作品。

ソニー・クラークの≪ブルー・マイナー≫、ジョン・ルイスの≪ジャンゴ≫と、日本での人気曲をはじめ、初リーダー作に収録の≪スモール・フライ≫も再演。

3曲でテナー奏者のヒューストン・パーソンがゲスト参加し、ソウルフルなテイストを付加。

ヒューストン・パーソンも参加しとります。
いやぁ、ヒューストン・パーソンいいですよね、結構好きなんですよ。

彼の柔らかで暖かなテナーは、心のマッサージになります。

もちろん、彼が抜けたピアノトリオの編成でも変な緊張感を強いられることは皆無。

多くの名曲が演奏されていますが、「こういう演奏がいいなあ」と頭に描きながら聞いていると、本当にその通りの演奏をしてくれる感じでがうれしい1枚です。

1.Blue Minor
2.Django
3.When I Lost My Baby
4.Old Folks
5.Single Petal Of A Rose
6.I Don't Care
7.All The Way
8.All Blues
9.How Long Has This Been Going On?
10.Small Fry

Junior Mance (p)
Houston Person(ts)
田中秀彦 (b)
Jackie Williams (ds)

2008/02月

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Pra Que Chorar Celso Sim & Arthur Nestrovski

深夜にブランデー。

これって『スイング・ガールズ』のセリフの中にも登場したジャズに対する偏見のようなものかもしれません。

刺激的なジャズを味わうには、
お酒ではなく、
じつはコーヒーが一番よく合うと私は思っているのね。

もちろん演奏者や曲にもよるけど
「深夜にブランデー」は、
むしろ、クラシックのほうが似合っていると思う。

たとえば、このような。
 ↓
Pra Que Chorar

▼収録曲
1. Um Favor (Lupicinio Rodrigues)
2. Cartografia (Arthur Nestrovski)
3. Cancao de Nao Dormir (Arthur Nestrovski/ Eucanaa Ferraz)
4. Antonico (Ismael Silva)
5. Pra que Chorar (Schumman/Heine/Nestrovski)
6. E Doce Morrer no Mar (Dorival Caymmi/Jorge Amado)
7. As Rosas Nao Falam (Cartola)
8. Serenata (Schubert/Nestrovski)
9. Filme Inacabado (Arthur Nestrovski)
10. Retrato de uma Senhora (Arthur Nestrovski)
11. Quem Ha de Dizer (Lupicinio Rodrigues/Alcides Goncalves)
12. Aquecimento Global (Arthur Nestrovski)
13. Casual (Caca Machado/Arthur Nestrovski)
14. Sopro So (Shubert/Shobert/Nestrovski)
15. Acalanto (Nestrovsky/Ze Miguel Wisnik)
16. O Amor (Vladimir Maiakosvski/Caetano Veloso/Ney Costa Santos)

Celso Sim (ヴォーカル)、
Arthur Nestrovski (ギター)
による、和みかつ艶やかな、デュオ・コンビが、シューマンやシューベルトの歌曲を豊かな表現力で聴かせてくれます。

落ち着いた気分で、独りを楽しめること請け合い。

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ブルー・サージ サージ・チャロフ

超大型台風が過ぎ去って以来、それまでモワモワとうだるように東京を覆い尽くしていた暑苦しい湿気が和らぎ、日中は暑い日もあるものの、明け方などは肌寒い日もあるほど、どことなく空気はカラリとした状態で、決して心地の悪い陽気ではありません。

そんな陽気の折にピタリなのが、サージ・チャロフのバリトンサックス。

昼に吉、夜に良し。あっさりと軽やかに鳴り響くチャロフのバリトンは構えることなくサラリと聴け、悪くない気分をスマートにキープしてくれるのです。

西海岸時代のソニー・クラークのピアノが聴けるのもグー。

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