asynchrone 坂本龍一カバー

      2024/02/27

ちょっとこれはヤバい。
最近はasynchroneのアルバム『プラスティック・バンブー』をリピートして聴いているといっても過言ではないほど。

いいなと思った演奏は色々あるけれども、やっぱり《ライオット・イン・ラゴス》かな。

フランスの音楽ユニットが坂本龍一の楽曲をカバー。
違う角度から光を照らされると、より対象の姿が鮮明になるものだが、彼らの解釈、アレンジ、演奏はまさにそれ。

いやぁ、素晴らしい。

独特な腰の強いタッチで描かれるアニメーションのオフィシャル映像もなかなか。

リアルタイムでYMOを追いかけていた私でも、新鮮、というか当時、発売日に買ってきたレコードの上に針を下ろす時のようなワクワク感に共通した感覚があるんだけど、もっとヘヴィなYMOファン(ある意味YMO原理主義者)は、これらのアレンジ、演奏をどう受け止めるんだろう?

今日の気分は《Neue Tanz》ですな。

きっと教授がノイジーなギターを奏でていた「ウインター・ライヴ」のバージョンも必ず見ていたに違いない。

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動画

YouTubeに動画もアップしています。

人力飛行機さんからのコメント。

主さんが紹介してるAsynchrone『Plastic Bamboo』YouTubeにあったので早速視聴。ついでに元々のYMOや坂本教授のテイクも知らないものばかりなので併せて視聴してみました。それでわかったのが。Asynchroneはそのまま継承もしてるんですが、原曲にはない、しかもそれはYMOのコンセプトからしてオリジナルでは外している要素を導入している、ということが聴きとることができました。それは何かといえば以下のものになります。

⑴ドラムの音をリズムマシーンのような機械的な音ではなく素のドラム音にしている。これは全曲ではなく曲にもよりますが、いくつかの曲でドラム音からリズムマシーンのような機械的音色ーYMOの特徴でもあったーを消してしまっていることが分かりました。なのでこの一点をとっても、同じ曲であってももっと人間臭い感じが入ってる。それはこのカバーの特徴でもあると思います。典型的な曲でYMOの Expecting Rivers。ドラムの音を素にすることで躍動的にしてる。
⑵⑴とも関連しますが、オリジナルにはなかった要素で、管楽器。これはAsynchroneに元々ある楽器パートなようですが、サックスそしてバスクラリネットを導入している。フルートも聴こえる。これまたオリジナルでは、人間臭いとして排除されていた要素だと思うんですが。これを導入。しかも即興的な演奏をさせてかぶせている。典型的なのがYMOのNeue Tanz。
⑶上記の2点を導入することで、オリジナルに比べてかなり体温や人間臭、身体性というものが導入されることになった。

通して聴くと、オリジナルに沿ったテイストも継承されている場合もあれば、上記の要素によって、オリジナルに比べてダイナミックな音楽性、躍動感が導入されている場合もある。そういうものはオリジナルではむしろコンセプトにそぐわないとして外されているものなんですが、Asynchroneはこれを破ってしまって入れてしまっている。サックス奏者やバスクラ奏者やフルート奏者によるフリーな奏法とか、オリジナルには無いテイストで、またドラム音も変更されて、オリジナルの機械音も継承もしますがかなりの割合で変更して原曲よりも躍動感や身体性を獲得してしまっている。そういうものが、このバンドが単なるカバーアルバムではなく、自分たちの色を出してるところで、むしろそこが、面白くしてる。

2000年以降。日本でも海外でもジャンルを超えた越境的な演奏をするバンドが現れて、面白い現象があります。たとえば日本の上原ひろみが2023年発表した『Sonicwonderland』もその代表だと思うんですが。ジャズ、ポップス、テクノの融合ですよね。ここのAsynchroneも、そのムーブメントの一環というか、坂本さんやYMOの単なる継承ではなくて、横断的な音楽表現を、オリジナルを基にして展開してみせた。つまりむしろ、2000年以降の音楽シーンのなかにYMOや坂本さんを繰り込んだ。という感じがします。

大 深堀さんからのコメント。

アスインクロンのプラスティックバンブー聞きました。カッコイイですよね。名曲ばかりですよね。😂😂😂😂CD買いたいです。🎉🎉🎉楽しみだな⁉️

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