ウルトラマンタロウの最終回は、父=話が良い・子=宇宙人がカッコイイ なのです。
2016/10/16
『ウルトラマンタロウ』の最終回は、息子が2歳か3歳のときに見せた記憶があるのですが、「えー、覚えてない」。
記憶がすっぽりと抜け落ちてしまっているようです。
だから、もう1度見せましたよ。
東光太郎(篠田三郎)が、タロウであることを捨て、ウルトラの母にウルトラバッチを返し、人間のままの姿でバルキー星人を倒し、ZATを辞め、旅に出る爽やかな最終回です。
敵のバルキー星人のデザインは、じつは次の番組の『ウルトラマンレオ』のボツデザインだったんだよ、だから、頭が三角で尖っているのだよ、という予備知識を仕入れて見せたところ、
「おお、けっこうバルキー星人カッコいいじゃん!」
と夢中になっていました。
最後は、コンビナート地帯で東光太郎にオイルをぶっかけられて、放火されて燃えて死ぬという、あっけない最期を遂げますが(その時の燃えるバルキー星人は、もろ人形でしたが)。
体のラインは、なんとなくレオの宿敵マグマ星人を彷彿とさせることが、改めて見たときの感想。
私は、この最終回のストーリーが好きなのですが、息子のほうはストーリー的には特に面白いと感じていなかった様子。
レオに似た宇宙人=バルキー星人がカッコイイ、な最終回と認識されただけなようです。
タロウのバッチを返却して、旅に出た東光太郎(篠田三郎)は、本当にタロウと魂が分離しちゃったようで、その後のウルトラシリーズには1度も「人間体」としては出演していませんね。
だからといって、ウルトラマンタロウという作品に思い入れがないというわけではないということは、何かのインタビュー記事で読んだことはあるので、安堵しています。
記:2006/05/07(from「趣味?ジャズと子育てです」)