テンポ設定は遅めに~ザ・ベース道
2018/01/14
個人の練習も、バンドでの練習も、実際に演奏したいテンポよりも 遅めのテンポで練習したほうが練習になるうえに、上達につながる。
一般に、遅いテンポで演奏するほうが難しいのだ。
テンポを落とした中、リズムにバネをもたらすことは難しい。
だから、ノリを生み出す訓練になる。
さらに、速いテンポで弾いていると、勢いにのって気持ちよく演奏している時にはなかなか気付かない細部を点検することもできる。
さらにバンドであわせながら演奏すると、アンサンブルの一致、不一致も実感しながら練習できる。
ちょっとしたところで演奏の不一致から生じる「濁り」や、滑り始める瞬間っていうのがあるのだ。
そして、不一致の箇所を見つけやすいし、バンドのアンサンブルの弱点を発見するキッカケにもなる。
プロが勢いに乗ってドバーッ!とやると、大きな迫力が生まれるが、アマチュアが勢いに乗ってドバーッとやると、気持ち良いのは本人たちだけだったりする。
何事も将来的に実を結ぶのは、日々の地味な鍛錬なんだなこれが。
記:2004/09/09(from「ベース馬鹿見参!」)