デカい!MGサザビー
2023/02/20
ランナーの数、多し!
で、MG(マスターグレード)のサザビーを作ってしまいたいと思います。
押入れの中の占有面積(あ、堆積か)の多くを占めるサザビーのデカ箱。
ずいぶん前に購入したものです。
今ではメタリックコーティングのバージョンやVer.Kaなども出ていますからね。
それに比べれば「いまさら感」がありますが、「いまさら」の中にこそ真実とお宝が眠っていると勝手に信じている私にとっては、ちょうど良い年季のガンプラなのかもしれません。
さて、箱に話を戻しますが、とにかくデカイ箱なのですが、これを片付けちゃえば、少しは押入れに隙間風が吹く?
で、箱を開けると、うわわわパーツだらけ。
中央のサザビーの完成写真がプリントされた厚紙の下にもランナーが何枚も眠っていますからね。
箱から取り出して、ヘタれたビニール袋に収納されたままのランナーを並べてみます。
パーツ多っ!
いや、パーツそのものの数はそれほど多くない。
RGのように細分化されたパーツが多いというわけではなく、比較的各部位ごとに極力簡略かされたパーツ構成にはなっているため、組み立て説明書を見る限りでは、それほど多めのパーツで構成されたガンプラではないでしょう。
しかし、圧倒的ボリュームに感じるのは、ランナーの枚数が多いからなのでしょうな。
見てよ、このランナーの量。
もう、この段階から萎えそう。
というか、黒のフエルトの上にランナーを並べて撮影する作業だけで疲れた。
ダメじゃん……。
そんなこと言っていたら、いずれチャレンジしようと考えているディープストライカーなぞ、とても作れそうもありませんな。
記:2019/08/11
まずは盾から攻略!
MGサザビーの組み立て開始!
前の記事:古いほうのMG・サザビーを作ります!
サザビーの本体を完成させるというよりは、目の前にある大量のランナーを減らすことが目下のところの目標になっているような。
とにかく、完成をイメージするよりも、1枚でも早くランナーを無くそうという気持ちのほうが強いのですよ。目の前にあるのは大量のランナーの山。
取り扱い説明書の組み立て指示にあるランナーを探すだけでも一苦労です。
なので、初期の段階で、1枚でも多くのランナーを減らすことは、その後の作業時間短縮の鍵を握る重要な任務なのです(大袈裟)。
ランナーを探すちょっとした時間が堆積することによって生じるストレスから「もう作るのやめた!」となりかねませんからね。
何事も初速が大事なのです(大袈裟)。
ということで、まずは、シールドから作りから。
シールドを作り、「おお、これで専有面積の数パーセントは減らせたぞ!」とささやかな喜びと悦に入ります。
けっこうデカいです。
しかも、想像以上に複雑な曲面をもった造型だったということにも気付きます。
単体のオブジェとしても美しい物体かもしれません。
それにシールド上部のカタチは、猫の頭のようにも見えますしね。
上部はネコ。
では下部はというと、下部の先っちょにミサイルが2本取り付けられているところはνガンダムと共通していますね。
あ、ニューガンダムは、左右に分かれて2本ずつ、計4つのミサイルだったっけかな。
この時期のMSの流行りなのかもしれませんね。
記:2019/08/12
意外と部品が多い腰部
MGサザビーの部品減らし!
すでに「サザビー作り」ではなく、脳内のモチベーションは「部品減らし」に移行してしまっているような……。
デカいシールドを作って、キットの箱の中の占有面積(体積)を減らした後は、次は意外とパーツ数の多い腰部の部品減らしに取り掛かりました。
で、出来上がり。
なかなかカッコいいですね。
けっこうお尻のほうのアーマーが「ジ・オ」のようにデカいのです。
ちょいと剥き出しになっているメカが大雑把な感じがしないでもありませんが、まあそれでもいいんじゃないですか?って感じ。
推進用のスラスターや、姿勢制御用のバーニアのパーツも結構多いので、ある程度は部品減らしがちょ出来たかな?って感じであります。
この部分だけでも飾っておくとカッコよく、オブジェとしてもサマになりそうなので、ノンビリとMGのサザビーを作りたいという人は、まずは腰部から作り始めても良いと思います。
腰は身体の要(かなめ)。
ここを作ってしまえば、ここから上の腹→胸→頭部と上のほうに作り進むも良し。
ここから下の、大腿→下腿と作り進んでも良しなので。
たぶん、いきなり頭部から作ると、ああ、まだこんなにパーツが在る。永遠に完成しないんとちゃうか?と絶望的な気分になるかもしれません。
記:2019/08/14
長津湖の戦い
先日は盾と腰部までを組み立てたサザビーですが、ある程度パーツの数を減らせたものの、まだまだ、うじゃうじゃと目の前に大量のランナーが控えています。
撃っても撃っても、次から次へと兵隊が湧いてくる。
毛沢東が朝鮮戦争で北朝鮮に増援で送った抗美援朝義勇軍(中国人民志願軍)は、100万人以上にのぼると言われています。
最前線に20万、後方待機を含めると100万人以上の兵を毛沢東は、中朝国境近くまで追い込まれた朝鮮人民軍に対して増援を差し向けたのです。
この志願軍の中には、「食事付の仕事」の募集を見て参加したと兵士も多く、そもそも戦場に駆り出されることすら知らないどころか、軍事訓練もないまま、いきなり戦場で戦うことになった兵士も多数いたといいます。
しかし、そのような「雑兵」でありながらも、「圧倒的な数」は強いですね。
「量」で国連軍(アメリカ軍)を圧倒し、著しく戦線を後退させました。
1950年末の長津湖の戦いは、国連軍が戦史上最大の退却を強いられた戦いともいわれていますが、とにかく、撃っても撃ってもウジャウジャ出てくる中国兵たちを見てのけぞったアメリカ兵や司令官のマッカーサーの気持ち、分かるような気がします。
とにかく、目の前に「量」が広がっていると気分が萎えるんですよね。
仁川上陸作戦
しかし、そんなことはいってられません。
さて、次に片付けるべくは脚部ですね。
脚部もパーツ数が多いうえに、けっこうボリュームもある。
脚部を完成させてしまえば、ずいぶんとパーツの残り在庫が少なくなるに違いないと考え、一気に脚部を作ってしまいました。
フレームが見えている状態。
これに外装をかぶせます。
赤オレンジと曲面が非常に美しい。
腰部とドッキング。
背部はジ・オを思い出しますね。
そして、気がつくと、おお、なんかずいぶんと残りのパーツが減ってきたぞ!
作戦の目論見どおり、脚部が完成してしまうと、一気に士気が上がってきました。
なんだか脚部が出来たとたん完成への見通しが開けたように感じました。
このまま作り続ければ、一気に完成まで持っていけそうです。
よし、バシバシ作っていくぞ!
胸部。
腰部、脚部と合体!
後ろから。
勢いよく、どんどん完成に近づいていく気がします。
これはまるで、朝鮮戦争における1950年の9月15日に、マッカーサーが、北朝鮮軍の背後を突き、形勢を逆転させ、ソウルを奪回した仁川上陸作戦のごとくです。
破竹の勢いで平壌に向かって侵攻するかのとごく、サザビーの残りパーツも一気に組み上げていきました。
勢いに乗り、仁川上陸から約一ヵ月後の10月20日に、平壌を陥落させたごとく、MGサザビーもそれから数時間後に気付けば完成していました。
完成してしまえば、どうということはない
完成したサザビーは、やはりデカいです。
後姿もボリュームたっぷりです。
派手なビームサーベル系兵器を持たせると、こんな感じ。
あまりポーズを取らずに、むしろ、ボンヤリと適当に立たせたほうが、そこから漂う「タダモノでは無い感」が醸し出るような気も。
もういっちょ、迫力の後姿。
武器類を並べてみます。
ひとつだけ不満な点を挙げるとすれば、ファンネルが接着剤を使わないとゆるゆるで分解してしまうことですかね。
でも、接着剤をピンポイントで塗ってくっつければ、特に問題はありませんけど。
脚部を作ってから以降の後半戦は、一気に完成まで突撃することが出来ました。
といっても気付けば朝の5時半。ほぼ徹夜でしたけど。
しかし、心地よい疲労感と達成感に包まれ、朝寝をすることが出来ました。
ちなみに、1/100スケールのシャア総統閣下のフィギュアはランナーにくっつけたまま放置プレイ。
疲れちゃって、今のところ細かく塗り分ける気力がないのですよ……。
記:2019/08/15