毎日ブログを書き続ける方法
※注:マジメな人や、ブログを書くことに使命感を感じている人には不向きな内容です
えー、本日は、ほぼ毎日ブログを書き続ける方法をお教えしたいと思います。
これを知れば、あなたも、きっと、ブランクを空けずに、ほぼ毎日ブログを更新し続けることが出来るでしょう。
毎日更新すれば、それだけ、毎日チェックしにやってくる読者が増え、それがキッカケで新たな交流も生まれる可能性もありますし、ランキングに参加している人は、面白いようにランキングが上がってくるので、それもまた快感。
私もランキングの数字にはこだわってはいないのですが、カウンターをつけると、不思議と、やっぱり意識しちゃいます。で、読者数が増えると、それはそれで特殊な快感があります。
そうすると、「よーし、もっと頑張って面白いブログを書くぞ~!」と決意しそうですが…、
ちょっと待った!
ここからが本題なのですが、「よ~し頑張るぞ~!」が停滞への第一歩なのです。
結論から先に言っちゃいますと、今回のテーマの最大のポイントは、「頑張ったらあかん」ということなのです。
頑張って書こうとすると、まず続きません。
「書くからには、面白いことを書かなきゃだめだ」と思いがちです。
しかし、「何々するからには~」の「からには」がよくないのです。
ブログに限らず、あらゆるフットワークの軽さを阻害する一大要因です。
これを「カラニハ症候群」と名づけることにしよう。←なーんて、『超なんとか法』の野口悠紀雄的な書き方をしてニヤニヤしていますが、要するに、必要以上に力んじゃいけない、ということです。
力むと時間がかかります。
時間がかかると、書くのがイヤになります。
書くのがイヤになると、今日はいいや、になります。
べつに、今日書かなくても、明日書かなくても、誰から責められるものでもないのですが、やっぱり「昨日書かなかった。一昨日も書かなかった」という自責の念は心の片隅に付きまとうはずです。
こんなモヤモヤとした思いを抱えたまま、仕事も恋愛も勉強もうまくいくはずがありません(大袈裟)。
こと、ブログというのは、ホームページよりも、さらに、リアルタイム性の強いメディアだと思います。
そう書くと、ニュース的な出来事を連想する方も大勢いらっしゃると思いますが、そう、ニュースです(笑)。
しかし、時事的な話題だけがニュースではありません。
今日事件が起きた、今日どこどこで新しい店がオープンした、今日誰々が逮捕された、裁判の判決は?
このようなニュースは、新聞やテレビなどメディアが扱う類のニュースです。
しかし、これだけがニュースではありません。
あなた自身の、「今日思ったこと」「さっき考えたこと」もニュースなのです。
私だって、これ、今、考えながら書いてますから(笑)。
いや、書きながら考えている(笑)。
ずいぶんイイカゲンだなぁと思われるでしょうが、私はそれでイイと思いますし、それこそが、一般人の日記風ブログのあり方だと思っています。
だから、今日のちょっとした出来事、たとえば、「今日、昼飯に食べた近所の立ち食い蕎麦屋の“ちくわの磯辺上げ蕎麦”はけっこう美味かった」でもいいんです。
あとは、それを普通に書けば、普通に書いても、あなた流の味は出ます。
多少の誤字脱字や、「てにをは」の間違いなんて気にしない、気にしない。
出版社や新聞社が発行する紙媒体じゃないんだから。むしろ、質よりスピード、ちょっとした誤字は、それも生々しい味があって楽しいではないですか(笑)。
大事なのは、きちんとしたプロット、推敲よりも、勢いです。
5分で書こう。
5分で書いて、5分で推敲。
5分が厳しいなら、10分で書こう。
10分で書いて、5~10分で推敲。
基本、15分がひとつの単位です。
1記事に30分以上かけちゃアカンです。
もちろん、後で加筆して、少しずつ量と質を高めていくのはアリですが、やはり15分という単位は決めておいたほうが良いでしょうね。
先ほども書きましたが、ブログってメディアはリアルタイム、速報性の強いメディアです。したがって、しょぼい出来事かもしれませんが、昼飯の蕎麦がうまかったというネタは、立派なニュースであり、その出来事を、今日、まさに今、アップすることのほうが大事なのです。
この程度のネタでも面白がる読者は大勢いますし、つまらないと思う人は次からは来ない。それだけの話です。
面白い、面白くないは、読者が決めます。
あまり、自分では、文章の巧拙や面白さにはこだわらないほうがいい。
書けなくなるから。
よく、「読む人の気持ちを考えて~」などと文章教室や本には書いてありますが、ことブログに関しては(あくまでブログに関してはだよ)、必要以上に考える必要はないと思います。
文章のプロではないアナタは、「アナタが読者に向けて書く」のではなく、「読者がアナタにつくか、つかないか」それだけの話なのです。
下手なマーケティングなんかは、しないでいい。
あなたの文章のファンは必ず出てくるし、あなたの文章に惹かれる人は、あなたに感性の近い人、すなわち「同好の志」である場合が多い。
逆に批判的な眼差しで、毎日チェックしにくる人もいるかもしれませんが、それはそれで、広義ではあなたのファンなのです。
昔から「アンチ巨人も巨人ファン」というではありませんか(笑)。
あなたが、アップした内容は、すべてではないけれども、そういう読者が何人かつけば、好意的に受け止めてくれるのです。
もちろん、あまりに常軌を逸した電波的な内容は問題アリかもしれませんが、普段の日常の中のアナタの雑感、とりとめもないことでも、書いているうちに膨らんでくるものです。
かく言う私だって、昔は、「3つの文でジャズを解説」というメルマガをやっていましたが、100号ぐらいで終わりにしてしまいました。
なぜなら、書けば書くほど、次から次へと書きたいことが湧き出てくるからです。
最初は、どんなに面倒でも、3文ぐらいだったら書けるだろう、どんなにレビューの難しいジャズでも、3文ぐらいだったら、言葉をひねり出せるだろう、という安易でラクをしたい気持ちではじめたのですが、3つの文章をかけば、5つ書きたくなるし、5つ書けば、もっと…、と指が勝手に動きだすのです。
だから、新しく立ち上げたメルマガでは、どんどん文字が長文化していったという……。
たとえば、「立ち食い蕎麦がうまかった」ネタでも、まさか、「うまかった」一言では終わらないでしょう。
「うまかった」という結論を書くためには、「今日の昼飯どき、会社の近くの蕎麦屋に行くと…」と、まず、状況説明からはいりますよね?
これはいわゆる、助走のようなもので、助走に値する文章をパチパチと打っているうちに、次第に、もっと書きたいことが、書きながら、それこそリアルタイムで浮かんでくるのです。
どう美味かったのか、喰ってるときの自分の気持ち、周囲の人々、食べた後の出来事など、気がつくと色々なことを書いていて、気がつくと、たかだか立ち食い蕎麦の話が、人生論にまで発展している可能性もあります(笑)。
これだから、ブログを書くのって楽しいんだな。
こういうことを毎日書いていれば、10本に1本ぐらいは、本当に面白い、意味のある内容の文章がアップできるようになってくる。
10本に1本でいいんですよ。
野球でも10打席で3本打てば、三割打者でしょ?
まさか、最初から「書くからには、すべて内容あるもの書きたい」なんて思ってませんよね?
10本中、3本面白いものかければ、ほんと、大したものだと思いますよ。
アイデアマラソンの樋口氏によれば、1000本アイデアを出したとしても、本当に光るアイデアは数個あるかないかだそうですから、ま、人間の知恵や表現なんてそんなもんです、最初は。
だから、気軽にとにかく、最初は「質より量」で、ガンガン書きまくる。
書いているうちに、次第に10本中、4本は面白いものが書けるようになった、内容が充実した手ごたえを感じてきた、というように精度があがってきます。
とにかく、「いいもんを書こう」「書くからには大したことを」といった重たい思い込みは捨てて、とにもかくにも、軽い気持ちでキーを叩き始めましょう。
そう、今日のあなたの書きたいことが、今日の読者が読みたい内容なのです!
記:2007/01/31