スコープドッグ 1/35 制作レビュー

      2021/02/09

マホガニーで下塗り

30年以上前にタカラから発売されていた1/35スケールのスコープドッグ。

組み立てが完了したので、マホガニーで下塗りしてみましたよ。
スコープドッグ、組み立てが完了したので、マホガニーで下塗りしてみましたよ。

なんだか、チョコレートで作ったATみたいだよね。

なんだかおいしそう。
(・∀・)b

下塗りの上にイメージ塗装

下塗りをしたマホガニーの上に、こんな感じかな?と色を軽く乗せてみました。

緑のバージョンは飽きちゃったので、今回は港湾警備隊仕様みたいな感じで、ブルーにしてみようかな、と。

ネイビーブルーをバシャバシャに薄めたものを軽く筆でひと塗り。

白っぽいところは、明灰白色ですね。

ターレットの部分を緑っぽくしようと思ったんですが、全体的なバランスが悪いので、グレーっぽい色に修正かな。
オリジナルカラーで塗る場合は、頭の中ではカッコ良いと妄想していても、実際は妄想と現実はかけ離れていることが多いのです。

バックパックにザクのヒートホーク

1/35のスコープドッグのバックパックに、1/144ザクのヒートホークを取り付けてみました。

気泡が凄いね。
ヤスらないと。

それと、収納されたパラシュート、仮にミドルストーンで下塗りをしているけど、実際は何色で塗ろうかな。

下地のすけすけがスゴイね。

ま、薄めまくった塗料でひと塗りしているだけだからね。

スコープドッグの肩をツルツルに

スコープドッグの肩、片方の鎖の部分が破損しちゃったんで、バランスを取るために、ショルダーパッドの部分をツルツルにしてしまいました。

本当はヘリコプターでつるされる部分なんだけどね。

まあ、空輸しない地域の部隊機ということにしておこう。

ニッパーでバッサリと切り落とし、パテで埋めて、乾かした後、180番→400番→800番と耐水ペーパーがけ。

そのあと、マホガニーで塗装。

肩のでっぱりがなくなるだけで、随分とイメージが変わりました。

スコープドッグの「目」を下地塗り

スコープドッグの「目」の下地塗装をしました。

「目」というより、「カメラ」なんですが、やっぱり、AT(アーマード・トルーパー)のカメラは、「目」に見栄えてしまいます。

大きなカメラはクリアグリーン、小さなカメラ(センサー)は、クリアレッドに塗ろうと考えているため、クリアの色彩を活かすためには、やっぱり下地は「白」ですね。

下地塗りに使った塗料は、タミヤのアクリル塗料のつや消しホワイトです。

スコープドッグの「目」を塗装

こちらで下塗りをした、スコープドッグの「目」。
アクリル塗料の白で下塗りし、半日乾かした後、クリアグリーンと、クリアレッドで塗装しました。

いずれもタミヤのアクリル塗料です。

久々に使ったので、蓋をねじったら、乾燥した塗料のカタマリがボロボロと落ちてきた(笑)。

ラッカー系塗料の匂いに慣れてしまった身としては、アクリル塗料の、特にクリアグリーンの香りが、かき氷のメロンのシロップみたいで、イイ匂いw(←やばい)

スミ入れ

いよいよ1/35のスコープドッグにスミ入れをしてみました。

スミ入れというと、通常は、ラッカー系塗料か水性(アクリル)塗料で基本塗装をした後に、パクトラタミヤなどのエナメル系塗料を薄めて流し込むというのが一般的です。

しかし、私の場合は、
ラッカー系塗料(ミスターカラー)で基本塗装をした後も、
ラッカー系塗料(ミスターカラー)でスミ入れをすることが多いです。

今回も、いつものように、
ラッカー系塗料(ミスターカラー)で基本塗装をした後に、
ラッカー系塗料(ミスターカラー)でスミ入れをしています。

ミスターカラーのつや消しブラックに、微量のマホガニーを混ぜて、しゃばしゃばに薄めたものを、凹んだ箇所に流し込む、
いや、凹んだエリアに塗っていくという感覚。

塗料が垂れても、基本拭き取りません。
滲んできても、垂れてきても、それは「味」とみなします。
(・∀・)b

パキッ!と均等にスミが入らなくても気にしない、気にしない。
かえって規則正しくスミが入っていると不自然。
むしろ、ランダムのほうが良いんじゃない?という鷹揚な考えです。

じんわりと滲んで、ビビットに陰影がつかないぐらいでちょうど良い。
そういうイイカゲンな考えですね。

もし、露骨に黒が垂れたり、にじみ過ぎてしまったら、その後ドライブラシで、基本色に白やグレーを混ぜた色を軽く乗っけます。
そうすれば、塗膜がひとつ稼げた~(・∀・)b

ラッカー系の上にラッカー系を流し込むので、互いの塗料が溶け合って、ボンヤリとした影になるのですが、そのほうが、かえって自然かな?と。

流し込んでは修正、流し込んでは補正。

これを何度も繰り返しているうちに、だんだん、面白い色合いになっていくんですね。

そして、この過程が面白いんですよ。

油汚れ、泥汚れを筆塗り

泥汚れ、油汚れを筆でぺたぺたと入れてみました。

オレンジに焼鉄色を微量に混ぜて、その色を要所要所に筆でペタペタと乗せる感じで。
ちょっとやり過ぎな感じぐらいにペタペタと。

どうせ、後で色を乗せますからね。
その際に「やり過ぎ」な箇所を修正すればよいのですから。

パラシュートザックの製作・塗装

1/35スケールのスコープドッグのランドセル、あ、正確にはパラシュートザックを組み立て&塗装しました。

なぜか、ザクのヒートホークも装備。
(・∀・)b

右の脇には木箱が。
この木箱は、タミヤのソビエト自走砲 SU-122(1/48)からの流用です。

戦車を作っていたときの癖で、布地は、ダークイエローっぽい色で塗装しちゃいましたが、考えてみたら、これ、テントのキャンバスではなく、パラシュートの布だった!
w(゚ロ゚;w

白っぽい色で塗るべきでしたね。
┐(゚~゚)┌

本体をドライブラシ

1/35スコープドッグのボディ、特に、モールドのデッパリを中心にドライブラシをかけました。

ドライブラシに使用した色は、ミスターカラーのつや消しホワイト。

通常、ドライブラシといえば、水性かラッカー系塗料で塗った後、エナメル系塗料を筆につけ、毛先から塗料のほとんどを拭き取った状態の筆を模型にこすりつけることが定石なのですが、今回は(今回も)、違います。

ラッカー系塗料で塗った上に、ラッカー系塗料でドライブラシをかけています。

つまり、ラッカーの上にラッカーなので、下地の色とドライブラシで付着させた塗料が溶けあうので、ネイビーブルーの上にホワイトという色味が離れた色を上に乗せても、あまり違和感がないんですね。

むしろ基本色に近い色味でドライブラシしても、あまり色調に変化がないことが多いのですよ、ラッカーとラッカーの場合は。

取り敢えず、多少立体感は出てきたと思うので、この後も、何回かにわけて少しずつ違う色でドライブラシをかけていこうと思っています。

完成

ひとまず完成です。

最近のガンプラは、組み立てやすく、細かなところまで気配りが届いています。
これに慣れてしまった身体にとって、作りにくくて「不便」な昔のキットをたまに作るのは新鮮な体験でしたね。

面倒だけれども、その面倒も他のガンプラと同時並行で作っていれば、それほど面倒と感じないし、楽しめてしまうんですよね。

改造というか、改修というか、いや、改造ってほどでもないんですが、ちょっとだけ手を加えたのは、肩のパッド。

ヘリコプターから吊るされる鎖が肩のパッドについているのですが、鎖のパーツが破損してしまったので、この箇所はニッパーでチョキンと切ってしまいました。

お陰で、肩のパッドの部分はツルリとした感じになって、随分とイメージが変わりました。

色は緑色の塗装はさんざん過去にしてきたので、今回は、ネイビーブルーにしてみました。
港湾警備隊仕様ってことで。

で、背中のランドセル(バックパック)には、なぜだか、ザクのヒートホークを装備♪

この登山隊のような重たそうな装備がなんとも言えず魅力です。
画質をいじって、ドドーン!な感じのスコープドッグ♪

ガンプラもいいけれど、たまには、無骨で不便なボトムズのキットを作るのも良いですね。

ガンダムのストーリーは、正直言って魅力的なものって少ないんですけど(個人的に好きなのは「ポケ戦」「08小隊」「ダブルオー」ぐらいかな? あとはメカは魅力的だけれども、キャラやストーリーに魅力を感じる作品ってあんまりないのです)ボトムズの場合は、ストーリーも素晴らしい。特に「クメン編」が大好きなのであります。

だから、ダイビングビートルを最近また作ってみたりしたんですが、ダイビングビートルに関しては、1/35でも1/24でもいいから、現代版としてリニューアルされたキット、出てくれないかな~などと思っています。

記:2016/06/05

関連記事

>>1/35 マーシードッグ

 - 模型