小説

ミマール・シナン

シナンジュ、ではなくてシナン。

スィナンと表記される場合もあるが、要するにオスマン帝国全盛期のミマール・シナン(建築家シナン)にまつわる物語だ。

耐震設計技術を用いた最初の建築家ともいわれている ...

小説

『エリア88』と『コンビニ人間』

村田沙耶香・著の『コンビニ人間』のラストシーンは、『エリア88』の「バンバラ編」のプロローグを彷彿とさせるものがある。

結末が異なるOVA版でいえば、ラストシーンにあたるところだけれども、要 ...

小説

暴君桃太郎

昨年、ドナルド・トランプが大統領に就任した際、もしかしたら芥川龍之介の『桃太郎』を思い浮かべた人もいるのではないかな?

芥川バージョンの『桃太郎』を読んでいない人のために簡単に概略を書くと、芥川が描いた「桃太郎」 ...

小説

『五分後の世界』で文体研究

先日、久々に村上龍の『五分後の世界』を見た。

読んだ、のではなく、見た。

五分後の世界

すでに20回以上再読している作品なので、もちろん要所要所好きなシーンの文字は「読んだ ...

小説

格闘技を志す者も、考える力が必要だ。

いや、格闘家になって活躍することを念頭に入れているからこそ、考える力が必要なのではないかと言うことを考えさせられる本が、沢木耕太郎・著の『春に散る』です。

これはこれはかつ ...

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職業としての小説家 (Switch library)

体力つけなくちゃ

村上春樹氏の新刊『職業としての小説家』。

新宿紀伊国屋本店にて複数のフロアで多面展開されており、面陳がいやでも目立つ、アラーキー撮

小説

ドラマの原作読んでみた

渡辺麻友と稲森いずみ主演のドラマの原作、碧野圭・著の『書店ガール』を読んでみました。

その感想と雑感などをつらつらと書いていきます。

オリオン書房

舞台となる「ペガサス書房」。

...

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男子の本懐

学生の頃、小中学生対象の学習塾の運営を経営者から任され、ジャズ喫茶にアルバイト先を変えるまでの1年ちょっとの間、私は「塾の先生」をしていました。

この塾は下町を中心に10箇所くらい教室があり、それぞ ...

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デカ船礼賛

「日章丸事件」について詳しく知りたいと思っていたときに、ちょうど良いタイミングで読むことが出来た本、それが百田尚樹の『海賊と呼ばれた男』だ。

上下2巻とあるが、上巻から下巻の中盤にかけては、城山三郎の経済小説を読 ...