戦車風テイストのザク作り(組み立て編)/HGUC シャア専用ザク(MS-06S ZAKUII)from 機動戦士ガンダム

      2021/02/04

アクリル塗料を使ってAFV風に

ザクを戦車風テイストに作ってみたくなりました。

理由は、現在コマツブルドーザー(タミヤ)を希釈したアクリル塗料で幾重にも塗り重ねているのですが、この作業がなかなか楽しいので、この手法をガンプラにも使ってみたくなったからです。

>>コマツ G40 ブルドーザー制作記

また、先日アクトザクを作ったのですが、グレー一色のシンプルなザクもなかなかカッコいいかなと思って。

>>素組み!アクト・ザク ・キシリア部隊機(HGUC)

ま、正確にはグレイ一色ではないのですが、暗めのグレーが基調のボディは、なかなか力強くてカッコいい。

このイメージをガタイの良いアクトザクではなく、普通のタイプのザクにも出せるかな?と試してみたくなったのです。

一般兵が乗るノーマルタイプのザクでも良かったのですが、今回はシャア専用ザクでいきます。

理由は、押入れの中で眠っていたから(笑)。

ガンプラは腐らないけれど、いつまでも押入れの奥で眠らせておいても仕方がないですからね。

先日、ガルマ専用ザクを作ったのですが、非常にシンプルなパーツ構成で組み立てやすく、なおかつ完成した時の重量感が素晴らしかったんですね。

>>素組み!HGUCガルマ・ザビ専用ザクII FS型 from 機動戦士ガンダム

基本、このキットはガルマザクを同じパーツ構成になっているはずなので、先日作った時のノリでサクサク作っていきたいと思います。

箱の中

シャア専用ザクの箱の中です。

パーツがはいった袋が2枚と取説(取り扱い説明書/設計図)。

シンプルな構成です。

チャッチャカすぐに作れそうな気がします。

ランナーほか

シャアザクのキットの中にはいっていたものを、並べてみました。

ランナー類はビニール袋から出して。

あ、ポリキャップ並べるの忘れてた。
すいません。

ごらんのとおり、ランナー3枚という非常にスッキリとした構成。

この3枚のランナーを眺めているだけでも胸のすく思いです。

コーヒー1杯ぶんは眺めていられます。
実際、コーヒー飲みながら、うーん、シンプル・イズ・ベストなどとつぶやいていました。

これぐらいのパーツ数だったら、マ・クベの「ジオンはあと10年は戦える」ではありませんが、「俺はあと1000体は作れる」と思えてしまいます。

ま、無理でしょうが……。

早く組み立てて、早く塗装作業にかかりたいです。

Aランナー

Aランナーです。

なかなかの多色成型ですな。

設定どおりに塗装する場合の朝食、ではなく、調色レシピは以下のとおりです。

・ボディ
 レッドブラウン:100%

・胸部、ヒザアーマーなどグレーのパーツ
 ブラック:70%
 ホワイト:30%

・動力パイプ
 ホワイト:50%
 イエロー:30%
 レッド:20%

・バックパック(ランドセル)
 レッド:100%

バックパックは、グレーかもっと渋い赤か茶系の色かと思っていたら、記憶違いのようで、なんとレッド100%の完全無欠の赤でした。

じつは、ここが一番目立つ色だったりして。

Bランナー

Bランナーです。

予想以上に赤みの強いピンクだなと思ったのですが、塗料の配合比率は、

ホワイト:イエロー:レッド

が、

50:30:20

なので、じつは赤よりも黄色の成分のほうが多かったりします。

人間の目、というより私の脳もアテにならないものですな。

Cランナー

Cランナーです。

青味がかったパーツ色ですね。

設定に忠実に塗装する場合は、

ブルーグレー:60%
ネービーブルー:30%
ブラック:10%

で調色します。

ヒートホークの柄のカラー配合比は、

パープル:70%
ホワイト:30%
レッド:少量

です。

ヒートホークも、結構派手ですな。

赤にピンクに紫にと、なんだか暴走族みたいなカラーですが、考えてみれば「通常の3倍」の速度で移動できるようバリバリにカスタマイズされているシャアザクは、ある意味、「族車」のようなものなのかもしれません。

ポリキャップとシール

ポリキャップとシールです。

ザクといえば、というより、ジオンのMSといえば、暖かで柔らかなピンク色と相場が決まっていますが、今回はどうしようかな、センサー用メタリックシートの青を先日購入したので、ボディの色次第ではメタリックな青(青竹色っぽい青)にしても良いかなと思っています。

調色レシピ

今回は、オリジナルの設定色とは違う色に塗装するつもりですが、一応設定色の調色レシピもメモっておきます。

・本体等
 レッドブラウン:100%

・脚、腕、頭部等
 ホワイト:50%
 イエロー:30%
 レッド:20%

・胸部、ヒザ等
 ブラック:70%
 ホワイト:30%

・関節、武器等
 ブルーグレー:60%
 ネービーブルー:30%
 ブラック:10%

・バックパック
 レッド:100%

・ヒートホーク
 パープル:70%
 ホワイト:30%
 レッド:少量

THE ORIGINバージョンのシャアザクの胴体色は、もっと色々な色を混ぜる指定だったと思いますが、このキットの場合は、レッドブラウンのみ!
なかなかシンプルで良い感じですね。

肩・スパイクアーマーの組み立て

ザクは肩が命!ってことで、まずはスパイクショルダーアーマーから組み立てます。

ポリキャップをはさんで、接着剤(タミヤセメント)を両側にたっぷりと塗りつけて、ムギュギュ~と接着。

もう少し接着剤と解けたプラがはみ出たほうが、後の合せ目を消す作業はラクなんですが、まあいいか。

このはみ出した箇所が硬化するまで数日放置することにします。

太ももの組み立て

肩以外に接着⇒合せ目消しが必要な箇所といえば、太ももとひざ下の脚部。

まずは太もものユニットを関節パーツを挟んで接着しました。

肩のアーマーと同様、タミヤセメントを塗って、むにゅっと接着。

乾くの待とう!

頭部の組み立て

頭部を組み立てました。

まずはモノアイのところのパーツを黒鉄色で塗り、乾いたらセンサー用メタリックシールの青を貼りました。

そして、このパーツを上下で挟むように頭部のパーツを張り合わせ。

「青い瞳のキャスバル」ではなく、「青い瞳のシャアザク」ですが、ピンクの成型色に青いモノアイはなんだか違和感を感じます。

もっとも、この後グレーに塗っていくつもりなので、この青がグレーにどう映えていくのかが楽しみではあります。

足首関節の組み立て

足首の関節を組み立てました。

ガルマ専用ザクを作ったときに感じたのですが、これ、なかなか優れモノなのですよ。

少ないパーツで、けっこう可動範囲が広いのです。

ガルマザクを作った時の時の画像ですが、こんなことも出来たりします。

このシャアザクも、基本的に同じパーツのガルマザクも、HGシリーズの中では比較的初期のキットですが、なかなか侮りがたし!

少な目のパーツですが、考え抜かれたパーツ構成になっています。

最近のHGは、より可動範囲が広くなってはいますが、そのぶんパーツの数が多いため、組み立てるのが面倒に感じることも。

完成後はあまり動かして遊ばない私のようなタイプの人間には、初期のHGのこのザクでも、可動範囲は充分だと感じています。

脚部、左右両面を貼り合わせ

先ほど作った足首関節を両脇から挟みこむような感じで、脚部ひざ下を接着しました。

ここは正面から見ると、思い切り分割線が目立つ箇所です。

なので、後にペーパーがけすることを念頭に置き、パーツ両側におもいきりタミヤセメントを塗りたくって、むぎゅぎゅ~っと張り合わせました。

はみ出した接着剤がカチカチに乾燥したら、デザインナイフで削り、耐水ペーパーで平らにする予定です。

ボディの組み立て1

ボディのパーツ、前と後を複数のポリキャップを挟んで接着しました。

この箇所もタミヤセメントをたっぷり塗りたくってギュッと接着。

はみ出した接着剤は,たっぷりと時間をかけて乾燥させた後にボディの継ぎ目をペーパーがけで消し、ヒケたところをパテで埋め乾いた後にペーパーがけしました。

これに胸の鉄板、腰のアーマー、ランドセルとお腹をつなぐ動力パイプなどをくっつけてボディ完成。

真っ赤な背中のランドセルが鮮やかですね。

頭部を接続。

やっぱり見慣れたピンクのモノアイではなく、ブルーのモノアイになると、かなり印象が変わります。

ショルダーアーマーにペーパーがけ

前後を貼り合わせたショルダーアーマーをペーパーがけしました。

はみ出して固まった接着剤をペーパーがけ。
凹んだ箇所にはパテを盛り、乾いたら再びペーパーがけをしました。

400番でひたすらゴシゴシ。

脚部をペーパーがけ

左右貼り合わせて接着した脚部をペーパーがけしました。

ショルダーアーマーと同様、耐水ペーパーの400番でゴシゴシと。

脚部の組み立て

脚部を組み立てました。

足首の関節、よぉ伸びるのぉ。

ボディとドッキング!

THE ORIGIN版のザクとは異なる、ふっくら気味の体型が可愛らしくてグーですな。

腕部の組み立て

腕部を組み立てました。

ボディに装着!

このシルエット、この色。
まごうことなきシャア専用ザクですな。

後から。

真っ赤なランドセルがチャーミングですね。

ヒートホー剣

ヒートホー剣!

いや、ヒートホークなんですが、その昔、弟とガンダムごっこをして遊んでいたとき、まだ小学校低学年の弟が、「ヒートホーケン!」といって団扇を振り回していたんですね。

その「ホーケン」という響が妙に新鮮で、心の中に残っていたので、どうしてもヒートホークを見ると、心の中では「ヒートホー剣!」と叫んでしまうのです。

それにしても、ザクの標準サイズのヒートホークは、キシリア部隊のアクトザクに見慣れてしまうと、ものすごく小さく見えてしまいます。

でや~!

えぃ!

小さいというか、か細い感じですね。

でも、これでもかなりの威力ですからね。
怖そうなザクと、強いヒートホークを味わうには、『MS IGLOO2 重力戦線 Vol.1』の「あの死神を撃て!」が一番!

連邦軍の櫓(やぐら)をヒートホークの一撃で破壊するザクは、まさに死神さながらです。

これで、連邦軍の第四分隊は全滅ですからね。
おそるべし、ザク!

で、そのヒートホークは、腰に装着することが出来ます。

下のホルダーを腰のサイドアーマーに装着するわけです。

装着後、なんか楽しそうにルンルンと歩くザク。

連邦を畏怖させた「死神」のイメージが……。

バズーカ砲の組み立て

バズーカ砲を組み立てました。

ザクといえば、ヒートホークにマシンガンが似合いますが、なかなかどうして、バズーカも似合うんですよね。

腰から装着用のパーツを引き出して、背部に装備することも可能です。

ただし、バズーカと、それを支えるパーツがカッチッとかみ合わないため、グラグラするんですよね。

もし、バズーカを手に持たす予定がなく、なおかつフル装備感を出して飾りたい場合は、接着してしまったほうが良いかもしれません。

ザクマシンガンの組み立て

ザクマシンガンを組み立てました。

やっぱり円形のドラムマガジンがいい感じですね。

持ってもらいました。

う~ん、やっぱりザクっていいものですね~。

素組み完成!

HGシャア専用ザクの素組み、完成しました。

最初は違和感を感じた青いモノアイですが、だんだん見慣れてきたため、さほど違和感を感じることがなくなってしまいました。

さてさて、いよいよこれから待ちに待った塗装作業に移行したいと思います。

記:2018/07/29

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