シカゴ・バウンド/ジミー・ロジャーズ
2018/08/12
素晴らしいジャケ写
この鼻の穴の開き具合が絶妙に素晴らしいジャケ写にまずは惹かれる(笑)。
ジミー・ロジャーズというと、「地味ぃ・ロジャーズ」とも、「滋味ぃ・ロジャーズ」とも言われているように(というか私が勝手に呼んでいるだけ)、マディ・ウォーターズの陰から支える地味なギタリストという印象が強い。
しかし、彼が主役のこのアルバム『シカゴ・バウンド』を聴いて認識を改めよう。
気合いの象徴「鼻の穴」
主役になった彼は予想外に(?)ワイルドで野太いです。
オーティス・スパンのピアノや、ウィリー・ディクソンのベースといった、存在自体からして濃い人たちが脇でハッスルしているのも一因かもしれない。
鼻の穴から「ふん!」と熱くて太い息を漏らしながら、ロジャースさんも負けじと入魂のブルース!
味わい深い演奏の出来上がり、です。
この太い気怠さは、本当にたまらない。
「酒もってこーい!」と思わず酒び……、叫びたくなる演奏がズラズラと続くずら。
いや~、たまらんっ!
夕方前の仕事中に効く
最近、このアルバムの中でよく聴いている曲は、《アウト・オンザ・ロード》だ。
ひずんだギターとピアノの絡みが絶妙。
気持ちいい。
ドタッ!ドタッ!という、ちょっとクタびれたような、タメを効かせた「よっこらしょ」なリズムもなかなか良いね。
この「よっこらしょ」な感じは、「さーて、もうひと頑張りするか!」と夕方前の仕事中に聴くと効く♪
収録曲
CHICAGO BOUND (Chess)
- Jimmy Rogers
1.You're the One
2.Money, Marbles and Chalk
3.Luedella
4.Act Like You Love Me
5.Back Door Friend
6.Last Time
7.I Used to Have a Woman
8.Sloppy Drunk
9.Blues Leave Me Alone
10.Out on the Road
11.Goin' Away Baby
12.That's All Right
13.Chicago Bound
14.Walking by Myself