マイ・コンセプション/ソニー・クラーク

      2021/01/22

『マイ・コンセプション』。

ソニー・クラーク好き、というよりは、ハードバップ好きは、ぜひとも持っていたい素晴らしい1枚です。

ドラムスでいえば、アート・ブレイキーがドラムを叩いているセッションと、後半の3曲はピート・ラロカが叩いているセッションと分かれてはいますが、ハードバップのオイシさは薄れることはまったくないのです。

特に、やっぱりカナメとなるのは、テナーでしょうね。

前半のハンク・モブレーといい、後半のクリフォード・ジョーダンといい、タイプは微妙に違うのですが、共に露骨過ぎない歌心とオイシい音色が、非常に良い具合にマッチしていて、これまたソニー・クラークの派手過ぎないんだけれども、しっかりと腰の入ったピアノと絶妙にマッチしているのです。

BGMとして聴くと、彼らの微妙なニュアンスを聞き逃してしまう可能性が大なので、コーヒーを飲みながら、じっくりと耳を傾けたいものです。

▼収録曲
1.Junka
2.Blues Blue
3.Minor Meeting
4.Royal Flush
5.Some Clark Bars
6.My Conception
7.Minor Meeting
8.Eastern Incident
9.Little Sonny

記:2016/04/15

 - ジャズ