40倍カレーを喰って脳が喜び、BIG BOYのマスター風邪気味
今日は息子と神保町へ行ってきました。
三省堂本店で本買って、このビルの8Fのオリオンモデルズで塗料やら工具を買って、店内のいたるところにディスプレイされているジオラマや完成品を見て、「みんな上手いなぁ、よっしゃ、オレも頑張るぞ!」と決意を新たにし(お陰さまで、三が日中、プラモを2つ完成させました)、激安のビデオ屋で、息子が観たい!というビデオを数本購入し(『ピンポン』など)、「エチオピア」というカレー屋に行ったら、なんと行列。
ここは、辛さを70倍まで指定できる本格カレー屋さんなのね。
で、わりかしオイシイし、食後のデザートにチョコアイスが出てくるので(これがまた旨い)時々、利用しているんだけど、やっぱり、お節もいいけどカレーもね!な正月4日目だからでしょうか、カレーを食べたくなる人多いんでしょうかね。
この状態で並ぶと40分は待ちそうだわいと思い、近所のもう一軒のカレー屋に移動したら、なんと、この店は正月休みだったのね。
このカレー屋さんもワタシは好きで、カレーじゃないけど、おやつがわりにロコモコ(ハンバーグや目玉焼きがのっているご飯)をよく食べに行くのです。
カレーのほうも、レッドカレー、ブラウンカレー、など色別、肉別(ポーク、ビーフ、チキン)のカレーを選べるので、その日の気分で食べたいカレーを選んで食べています。
しかし、そうか、この店が休みだったから、近所のエチオピアのほうにお客さんが流れていたのか。
並ぶのも面倒なので、ヴィレッジ・ヴァンガードで時間つぶし。
あ、ニューヨークのジャズクラブじゃないですよ(笑)。
名古屋発祥の、今や全国区の「遊べる本屋」のことね。
そんなん分かってるって!な声が聞こえてきそうだなぁ。
で、息子は、この遊べる本屋が大好きなのです。
おもちゃ屋にいるときよりも目が輝きます。
ちょっとした雑貨、遊べる廉価な雑貨、生活にはまーったく役には立たないかもしれないけど、あればあったで遊び心が刺激されて楽しい気分になりそうな雑貨が目白押し。
喜ぶ息子と付き合っているうちに、あっという間に1時間近くたっちゃった。
で、エチオピアに戻ると、空席があったので、そこに座り、息子は辛さ1倍、私は、40倍の辛さを指定しました。
ちなみに、この店では0倍が普通の中辛です。食べたことないけど。
私は、前回が35倍、前々回が30倍、前々々回が25倍の辛さで食べつづけてきています。
つまり、辛さを5倍ずつアップしているのですが、さすがに40倍となると、辛いというよりも、文字通りホット、熱いといったほうが適切な表現でしょう。
でも、うまいんです。
でも、口の中がチクチクするのです。
このチクチクさ加減を最低限に回避するような口の中の動きを工夫しながら、激辛なスパイスの強い香りを鼻の奥で堪能するのが楽しいのですねぇ。
息子にも2~3口、40倍カレーのルーを食べさせましたが、「辛くない、あちぃ、あちょー!」の、「前、ブルースリーかよ?」な状態でしたが、なぜか顔はニコニコ。
辛いけど、辛いの喰った体験が面白いってことでしょうか。
人間の脳は「平凡」「惰性」「いつも通り」「同じことの繰り返し」「刺激なし」という状態を一番嫌うそうですが、その対極の未知なる体験をした息子の脳が、きっと喜んでいるのでしょう。
「毎日が冒険!」みたいな作文を中学生のときに書いた私は、なぜか、その作文で東京都かなんかのコンクールで銀賞か2位になったことがあったような気がしましたが、まさに、子供にとっては、わざわざ軍艦島や、アマゾンにまで探検に出かけなくとも、日常の中の些細な変化も、冒険なんだろうな、と常々思います。
だから、親としての私の務めは、出来るだけ、低予算、短時間で(笑)、
なるたけ、一日の中で、あるいは2~3日の中で、日常の中のちょっとした変わったことやアクセント、小さなイベントを設けてあげることだと思っています。
年に1回、お金と時間をかけて、ピラミッドの探検をしに出かけるよりも、毎日数分程度の時間で、ちょっとした驚きや新しいことを子供に体験させてあげたほうが、その絶対量で子供の脳の喜びぶりは大きいと思います。
うちの息子は、ヴィレッジ・ヴァンガード、カレー屋で辛いカレー程度で大喜びしてくれるんだから、安上がりです(笑)。
かつ、私自身も楽しいしね。
で、40倍カレーを食べ終わった後は、ジャズ喫茶の「BIG BOY」に行きました。
営業開始は明日ですが、ちらりと覗いたら、やっぱりマスターいた!(笑)
でも、風邪ひいていてツラそうだった。
明日は営業できるかなぁ……なんて弱気なことを言ってましたが、早く直して、元気に営業してください、明日は。
わしも応援にかけつけるけんのう(というか、開店してから皆勤賞)。
もし、明日「BIG BOY」に行かれることのある方、カウンターでアクビをしながら、マスターと戦闘機のプラモの話しをしているデカめな男がいたら、きっとそれが私です。
お気軽にお声をおかけください。
記:2007/01/04(from「趣味?ジャズと子育てです」)