音楽バーで『ディープブルー』鑑賞
2018/01/09
昨晩は、行き着けの音楽バーに午後11時頃に行きました。
すると、あれ? ドアの札が準備中になっている。おかしいな、閉店時間はまだだぞ、と思い、試しに扉を開けると真っ暗な店内に美しい海の映像。
お客さん、サッカー見に帰っちゃったんで暇だから『ディープ・ブルー』の鑑賞会をやってんだよ、とオーナー。
この映画は、私、試写を見に行ったことはあるものの、途中で寝てしまい、あまり覚えていない映画だったのでした。だから、私も鑑賞会に加えてもらいました。
薄暗い店内のカウンターに座り、酒を飲みながら、壁にかけられた液晶TVの映像を観る幸せったらありません。客は私一人なので、ほとんど贅沢なプライベート・リスニング・ルーム状態です。
それにしても、この映画の映像は美しい。
しかも、興味深いシーンを惜しげもなく見せてくれている。
なんで寝てたんだよ俺(笑)。
きっと、美しい海や魚の映像で心地よくなってしまったのかもしれないな。
浜辺をシャカシャカと歩くおびただしいカニの群れ。
アザラシを捕獲しようとするシロクマ。
イソギンチャク同士の争い。
竜巻のようなブリの群れ。
クジラを襲うシャチ。
夜に蠢く夜行性の魚。
牙が長く鋭い深海魚。
まるでCGを見ているような錯覚に陥るクラゲの群れ……。
うーん、どの映像を観ても飽きない。しかも効果的なSEも臨場感を高めているので、映像にグイグイと引き込まれてしまいます。何で寝てたんだよ俺(笑)。
さすがに膨大な予算をかけて作っただけのことはある。
新婚旅行で見たオーロラで人生観が変わり、仕事を辞めてしまった人が取引先にいましたが、もしかしたら、このような海の神秘を目の当たりにしたら私も仕事を辞めてしまうかもしれません。いちいち細かくミミッチイことをチマチマとやってられっかよ、ってね(笑)。
でも、その細かなチマチマしたことの集積が大きな仕事と収入につながるわけで、この営みを否定してしまうと、単純に遊ぶお金がなくなってしまう(笑)。
じゃあ、辞めた後は何をやるわけ? と自分に問いかけると、特に無し(笑)。
一日中ボーっと海を見ていたところで、きっと2日で飽きそうだし、私は、毎日穏やかな気分で酒を飲んで、おいしいものを食べて、ベースを弾いて、好きな音楽を聴いて、読みたい本を読んで、このブログやメルマガのようにダラダラと駄文を書き綴ってゆければ、それで幸せ。
この状態が毎日続けば幸せなのです。ってことは、ほぼ毎日“オレ的幸せ”は享受しているわけですよ。それぞれ、たっぷりとゲップが出るほど味わっているわけではないのですが、毎日少しずつではあるけれども享受はしているわけで。
だったら、オレって結構シアワセなヤツじゃん?なんて思い直したり(笑)。
で、そのシアワセをキープするために必要なものはお金と健康。
この2つを得るための手段である、仕事と朝のちょっとした運動を面倒臭がっちゃダメだよなぁ、なんてことを考えながら『ディープ・ブルー』の美しい映像を見ていました。
海の映像といえば、自宅には、深海に住む生物のDVDがあり、息子をよく見ているのですが、不気味な生物のみならず、可愛らしい魚や動物の映像もふんだんに撮影されている『ディープ・ブルー』のDVDも買おうと思いました。
息子に見せたら、きっと目を輝かせて喜ぶことでしょう。
記:2006/06/05日