腸炎。水にあたった?!
2018/01/05
腹痛エスカレート
今朝、7時半ごろに私がシゴト場でメールチェックをしていると、女房から電話があり、息子の腹痛が未だ収まらず、というより、痛がり方が前よりもいっそうヒドくなり、大声で泣いているとのこと。
たしかに電話の向こうでは、おいおい息子の泣き声が聞こえてきます。
もう、こうなったら近くの大きな病院に連れてって精密検査受けさせろと言い、そのようにさせました。
患者を見ずに本を見る
先週からずっと息子は腹痛を訴えており、昼間や夜はケロッとしているんだけど、朝になると、痛い、痛いを繰り返していました。
最初に連れていった内科は、先生、息子の腹を少し触った程度で、あとは「薬の辞書」とにらめっこ。
最初から便秘と決めかかっているようで、9歳の息子にふさわしい薬探しに、薬辞典のページをめくるのに忙しいご様子。
なんでも、3歳までの下剤と、12歳以上の下剤はあるんだけど、9歳のやつがなくてねぇ、だそうです。
3歳以下のものは9歳には効果がないし、12歳以上のものは効き目が強すぎる、うーん、どうしようかなぁ、と薬の与え方だけを、まるで出された問題を解こうとしている学生のように考えています。
患者見ずに辞書を見るって感じ?
結局、3歳と12歳の中間の薬がないので、12歳以上の薬を渡すので、様子をみながら飲んだり飲まなかったりしてください、ということに。
テキトーだなぁ。
つまり、食後に飲んで、ウンチが出るようであれば、もう薬の服用はやめ、出ないようなら、つづけて飲んでください、ということに。
しかし、その薬、たしかに効きました。
一回だけウンチが出ました。
これで、便秘解消かと思いきや、また翌日、腹が痛くて学校に行けない、と苦しそう。
ウィルス?
まだこの時点では、便秘が治ってないと思っていた私は、今度は、近所の小児科に連れていきました。
小児科であれば、9歳の年齢にふさわしい処方をしてくれるだろうという判断です。
連れていき、ウンチが3日に1度ぐらいしか出ずに、腹がいたくて困っている胸を伝えたら、小児科の先生、じゃあ浣腸をしましょう。で、浣腸をしたら、たしかに出ました。
たくさん。
腹を押すと、たしかにたまって固くなっていた部分がなくなったので、これにて一件落着。
と思いきや、また夜と翌朝に腹痛を訴えるのですね。
もしかしたら、便が詰まっているという物理的要因以外に、ウイルスに胃か腸が侵されているのではないかと思い、先日の小児科につれてゆき、浣腸だけでは治らなかった旨を伝え、ウイルスの可能性もあるから診てくれとお願い、結局、胃のバイ菌を殺す薬をもらい、これで、土曜日と日曜日は、平穏に過ごしていました。
ただ、慢性的にじくじくとお腹の痛みは訴えていましたが、折り紙でいくつも飛行機を作って飛ばしながら、よく飛ぶ飛行機を作るにはどうしたらいいかという実験に夢中になったりしていたので、腹の痛みは忘れていたようです。
腸炎
そうして、今朝。
学校には行けない、痛すぎる、ツライと大泣きしながら腹痛を息子は訴えたようなので、便秘でもなく、お腹のウイルスでもないということは、これはもう大きな病院で精密検査をしてもらうしかないという判断をせざるをえません。
時間は7時過ぎ。
病院の開診時間は、だいたい9時のところが多いから、それまで時間がありすぎる。
病院の開院に合わせていったところで、痛いの我慢したまま何時間も待たされる事態にもなりかねない。
できるだけ早く検査してもらうには、救急車を呼ぶしかない!ってことで、女房に救急車を呼ばせ、病院に付き添ってもらいました。
ほんとは、女房、今朝は大事な会議があったようなんですが、渋谷にいる私が家に戻っている間にも事態は進行してしまうので、仕方なしに、女房に仕事をキャンセルしてもらうしかありませんでした。
で、8時過ぎに、女房から電話。
レントゲンで検査してもらったところ、腸炎だったそうです。
で、浣腸もして、お腹と腸に溜まったものを大量に出し、あとは薬で様子見、入院までにはいたらなかったようですが、電話口から、息子の痛い、痛いという声が聞こえてきます。
うーん、まいったなぁ、私が今朝、早く家でなければよかったんだけど、7時から10時までの電車はラッシュがイヤで乗らない主義なので、私はどうしても、6時には家を出てしまいます。
6時半を過ぎると、もう電車は混み始めるので、寝坊したり、家を出発する時間が遅れれば、11時過ぎに出かけることにしている私ですが、今日は、たまたま朝の4時過ぎに目が覚めてしまったので、仕事場に到着する時間が早かったのですね。
寝坊をしていれば、女房は会議に出席できて、私は息子を救急車で病院に運べたのに……、と残念です。
とりあえず、現在は自宅で安静にしているようですが、うーん、心配だなぁ、早く治らないかなぁ、です。
水にあたった?
先ほど、世間話をしていたら、もしかしたら息子は水にあたったんじゃないか?という説がもちあがりました。
東京の水は汚いから、塩素が多めにはいっている。
だから、強力に殺菌されているから味はまずいけれども、雑菌が体内にはいりこむリスクは少ない。
いっぽう、先々週に、私と旅した、東北、北陸、山陰地方はおそらく水がきれいだから、東京ほど殺菌されていない可能性が高い。
だから、おいしいけど、東京ほど殺菌されていない水にあたったのでは?と言われました。
電車による長旅なので、水分補給は必須。
だから、息子には2リットルの水筒を持たせ、毎朝コンビニで買った水を2リットルの水筒に入れ替え、移動中はマメに水分補給をしていたわれわれに、旅先での水が体内にはいる可能性は低いと思ったんですが、飲料水をたとえ飲まなくても、旅先の宿の風呂や、うがい、歯磨きで使う水からもバイ菌は入ることもあるとのこと。
思いあたることといえば、それぐらいしかありません。
もしかして、水にあたったのかなぁ。
東京生まれの東京育ちのオトコノコって弱いなぁ。
これじゃあ、インドとか、エジプトとか、旅できないじゃないか。
というか、私も行ったことないけど。
そういえば先日、ヨルダン帰りのカメラマンから聞いたんですが、彼は以前、青年海外協力隊の一員として、長い間エジプトにいたそうです。
エジプトって、水飲むと下痢がとまらないんでしょ?と聞くと、「水どころか、空気に当たっちゃいますよ、最初の観光客は」だそうです。
あらら、エジプト行けないじゃん!
記:2008/09/01(from「趣味?ジャズと子育てです」)