FGシャアザク完成!
前の記事⇒旧キット風新キット FGシャア専用ザクを作ります!
水溶きアクリルと油彩汚し
あっという間に、FG(ファーストグレード)のシャアザクが完成しました。
筆塗りオンリー、タミヤアクリルミニで基本色を塗り、その後油彩でアクセントを入れる塗装しています。
まずは、組み立て。
— Model Making (@modelnica) June 18, 2020
あっという間に組み立て修了。
面倒なので、あわせめ消しはほとんどしていません。
気になるところだけ、ザリッ!と180番で数回こすっただけ。
乱暴ですね。
今回後悔したことは、スカートの内側を塗っておくべきだった!ということ。
組み立てた後は、筆が届かんのですわ。
そんな時はスポイトで塗料を垂らして、内部を塗装するのじゃ!という強者もいらっしゃいますが、さすがにそこまでは……。
いつもの私だったら、肘や脹脛、そして腰のパーツの裏側はマホガニーやジャーマングレーなどの暗めの色を塗ってから組み立てるようにしています。
参考記事:プラモは塗りながら作っている
ところが今回はどうしたことか、気持ちが急いていたのでしょうかね、裏側塗装をしないまま、一気に組み立ててしまったのです。
ですので、動かして遊んでいるときにチラリと見えるピンク色の成型色を見るたびに、やっぱり手抜きは禁物だわ~と落ち込んでいます。
それはそうと、こちらが組み立て後の塗装第一回目の状態。
あらら汚い。
NATOブラックの水溶きアクリル筆塗り、第一回目の状態です。
泥んこ遊びをした子どもみたいですが、最初のひと塗り目はだいたいこんなもんです(私だけ?)。
水を加えて塗装しているので、すぐに乾くのが嬉しいですね。
乾いたら、今度はピンクのプラスチックの地肌が出ているところをめがけてハルレッドを水溶きアクリル筆塗り。
それでも、なかなかプラスチックの下地は完全には隠れてくれません。
今度は水で薄めたフラットレッドを筆塗りし、乾いたら今度はジャーマングレーを筆でちょんちょんと置いていき、さらにダークグレー、ニュートラルグレーと少しずつ明度を上げながら塗膜作りをしながら「プラ地」潰しをしていきました。
この作業の過程で、何度も筆を股の下の隙間に突っ込んで、腰部の内部塗装をしようとしたのですが、やっぱり筆が届かないところは仕方ない。筆が届かなくても、ちらりと見え隠れするピンクのところってあるんですよね。
一度分解して内部塗装をしっかりしてから組み立て直そうかと思ったのですが、今回の目的は「スピード完成」なので、筆が届かんところは仕方あるまいと諦めることにしました。
タミヤアクリルを塗り重ねるうちに、少しずつプラ地が見えなくなってきます。
この作業過程も撮影しておけば良かったのですが、とにかく「なんじゃこりゃ」なランダム色彩乱舞って感じで、赤とか青とか黄色も加えたら、サイケデリックなオブジェにも見えたことでしょう。
とにかく、この段階は、綺麗に作ろうとか、カッコよく作ろうなんてことは忘れて、ひたすら砂場で泥んこ遊びをする幼児のような気分で、ぺたぺたと筆塗りを楽しみました。
5~6回ランダム筆塗りをした後は、基本色塗装です。
スカイグレーとフラットレッドの混焼をメインのカラーにし、ボデイの濃い色は、ハルレッドにフラットイエローとフラットレッドとフラットホワイトを微量に混ぜた混色で塗りました。
胴体色は、もっとアズキ色っぽくしたかったのですが、塗って乾かすと、ガルマ・ザビ専用ザクのようなキャロットスープっぽい色になってしまいました。
ちょっと全体的なバランスを考えると違和感があるので、慌ててピンクっぽい色に近づけた色で塗りなおしています。
で、結局、手足の色と胴体の色は、ほぼ同じような色彩になってしまいましたね。
肘や膝のアーマーをジャーマングレー、モノアイは周囲の色はセミグロスブラック、ザクマシンガンはガンメタルで筆塗りし、基本塗装は完了。
あとは油彩で汚して完成です。
— Model Making (@modelnica) June 22, 2020
ホルベインのピーチブラックを、Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーで溶いて、窪んだ個所を中心に面相筆で塗っていきました。
— Model Making (@modelnica) June 22, 2020
本当は、ターペンタイン(テレピン油)や、ジッポーのライター用オイルなどで油絵具を溶くんでしょうが、ターペンタインの付けすぎはプラ地を割ってしまう危険性が高いし、ジッポーのオイルは乾燥が速いような気がするので、最近は同じ油彩成分のMr.ウェザリングカラーで溶いて塗ることがマイブームです。
これで油彩汚しをして、プラスチックを割ったことは一度もないので。
マルチグレーで薄めることもあれば、ラストオレンジやステインブラウンを使用することもありますが、今回は地球降下後よりも宇宙空間で活躍中の状態にしたかったため、土汚れ、泥汚れ的な色よりも、スス汚れ、オイル汚れ的なニュアンスを出そうとしました。
黒っぽい色で陰部にメリハリがついてきたら、最後は仕上げに、極微量のアイヴォリーホワイトでドライブラシ。
これで完成。
なんというか、あっという間でした。
お手軽価格のキットで、ここまで楽しめるのだから、めちゃくちゃコスパの高い遊びでよね。
次に作るときは、スカートの内側を塗ってからにするぞ!と固く心に誓う私でありました。
記:2020/06/23