油彩汚しで完成!タミヤ1/35 フラックザウリア
油絵の具とウェザリングカラーの混合汚し
フラックザウリア、汚しを入れて完成しました。
念入りにプラスチックの地肌を塗りつぶした下塗りの上に、ラッカー系のジャーマングレーのスプレー(タミヤ)を一度だけ吹いたところまでが、前回の記事。
以前の記事⇒ジャーマングレーで基本塗装~フラックザウリア (3.7cm対空機関砲37型搭載ドイツ装甲8トンハーフトラック )
ジャーマングレイをよく乾かした後に、デカールを貼りました。
ドイツの十字マークのデカールがないことが、なんだか珍しい感じがしました。
ほんと、必要最小限の部隊マークと車体ナンバーのデカールのみ。
で、デカールもよく乾かした後、タミヤアクリルのメタリックグレーで軽くスポンジチッピング。
これもよく乾かした後に、最後の仕上げで油彩を使いました。
今回メインで使用した油絵の具はバーントシェンナとカドミウムオレンジです。
また、対空砲の砲身の先端や、エンジンの排気口などのススけたところにはピーチブラックを使用しています。
今回の油彩の汚しは、テレピン油(ターペンタイン)は使用しませんでした。
いつもなら、薄め液として使っているのですが、今回薄め液がわりに使ったのは、Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーです。
Mr.ウェザリングカラーも油彩ですから、これに油絵の具を混ぜたら、どんな感じになるんだろうという好奇心からの実験です。
茶色、オレンジ、グレーと別々に塗る手間が省ければラッキー!なんて考えて、最初からグレーを薄め液がわりに使ってしまっているという。
で、結果はこんな感じなわけです。
汚したいところにだけ「点」で油絵の具を置き、あとはMr.ウェザリングカラーをしみこませた平筆を「面」でこすりつける。
そんな感じで今回は汚していきました。
わりと地味に、ぬらぁ~っとした感じ?
当初は、グリーンも使ってみるつもりだったんですが、やっぱり使う勇気が出てこなくて、結局のところ使いませんでした。
だから、あまり色のメリハリの振幅も大きくなく、地味でぬらぁ~っとした感じになってしまいました。
そうそう、今回はスミ入れも、ドライブラシもしていませんからね。
地味でぬらぁ~とした感じは、スミ入れやドライブラシなど、モールドを際立たせる「引き締め作業」をしなかったこともあるのかもしれません。
ただ、そういえば書くのを忘れていたんですが、車体の裏面には、うっすらとクリアオレンジは吹き付けています。
その後で、グレイッシュブラウン(Mr.ウェザリングカラー)をこすりつけると、あっとい間に泥だらけの汚い車輌に見えます。
ただし、上面の汚しは、控えめにしています。
ところどころにアイボリーホワイトをごくごく微量に乗せて、筆で伸ばしてぼやかしたりもしています。
装甲板のノッペリした面と、荷台の対空砲の細かなパーツの情報量のギャップがツボな車輌ですよね。
やっぱりタミヤのキットは作りやすい!
完成まで時間がかかることを覚悟していたんですが、そうでもなかった。
わりとあっさりと完成してしまいました。
いつか作りたい、8トン、そして18トンハーフトラックの良い練習台になりました。
いや、組み立てに関しては全然苦労していないので、あまり練習にならなかったかな?
むしろ、デザートシボレーやフォードマットのようなジープ系の車輌のほうが組み立ては難しいかも。
記:2020/05/21