ガッキー「雪肌精」の広告 in 新宿西口
2021/02/20
「北上」と人気が比例している
もう随分昔なので、誰がどの本に書いた記事なのか思い出せないのですが、アイドル評論家の方による「ガッキー(新垣結衣)は、北上するにしたがって人気を獲得している」という一文を読み、「確かに!」と納得した記憶があります。
つまり、沖縄出身ならではの健康的な褐色な肌のイメージから、じょじょに「漂白」されてゆき、白いイメージになるにしたがって、写真集の売り上げや、CMやドラマの出演が増えてきたということです。
2007年がターニングポイント?
肌が白くなるに比例して、人気も上昇。
なるほど。
そういえば、阿部寛が主役のドラマ『ドラゴン桜』に出演していた頃の新垣結衣さん(以下、ガッキー)は、ガングロとまではいかないけれども、今よりは随分と茶色っぽい肌(小麦色の肌)で、どことなく不機嫌な少女というイメージでしたね。
ガッキーが演じた香坂よしのは、原作のコミックには登場しないキャラではありましたが、長沢まさみのライバル的存在かつ、主人公の一人、矢島勇介(山下智久)の彼女役として、ドラマにメリハリをもたらし、最終的には東大に合格する女子高生の役を演じていましたね。
そうか、ガッキーはこの東大合格という役を皮切りに、なんとなく弁護士や医師など堅めの職業の役を演じる回数が増えてきているような気がします(『コードブルー』、『全開ガール』、『リーガルハイ』など)。
その職業ゆえに、真面目で少々融通がきかない性格というキャラ設定が多くなってきているように感じます。
あ、でもその前に、『パパとムスメの7日間』という印象的なドラマがありましたね。
『ドラゴン桜』の2年後に放映されたドラマ『パパとムスメの7日間』の小梅ちゃん役あたりが「白さ」へのターニングポイントなのではないかと個人的には感じています。
それにプラスして、同年に公開された映画『ワルボロ』に『恋空』。
これらも2007年の作品ですが、やはりガッキーの「黒から白への完全転換完了」の大事な年は2007年だったのかもしれませんし、このあたりから彼女の人気は不動のものとなっています。
雪肌精
そして、現在ではドラマ『逃げるは逃げるは恥だが役に立つ』や、GMOクリック証券の印象的な表情の広告ビジュアルなど、もはや国民を代表する20代の美しい女優の一人として位置づけられていますね。
そして、これらの広告やテレビの画面でほほ笑むガッキーの肌は、いつだって白い。
この「ガッキー北上」⇒「透き通るような白い肌」の頂点とでもいうべき広告が、「雪肌精」なのではないかと思います。
少し前からこの「雪肌精」のCMキャラクターとなっているガッキーですが、広告ビジュアルは、本当に綺麗ですね。
(もちろん画像処理などのレスポンスがかかっているにしても)
ガッキーが「雪肌精」のキャラクターを務めたときは、いよいよ北上の最終地点の極北に上り詰めたかな~と思ったものです。
あ、もちろん、そんな書き方をすると「もう後がない」、「今がピーク」と受け取られかねないので、急いで補足すると、それは「人気」ではなく、あくまで「肌の白さ」のほうの「頂点」です。
新宿に西口広場の広告
で、先日、新宿の西口広場の広告がガッキーの「雪肌精」になっていたので、画像をいくつか掲載します。
HARUの「のどスぺ」の時ほど、広告パターンは凝ってはいませんね。
メインとなるガッキーのビジュアル2パターン。
シンプルに、ガッキーの白い肌と商品のビジュアルをストレートに打ち出しているビジュアルです。
シンプルゆえに、ストレートな訴求力を持った広告パターンです。
個人的には、「ふわっと」の文字の遊びがちょっと好き。
先日撮影して、そろそろアップしようかな~と思っていたら、残念ながら本日で雪肌精の広告が他の会社の広告に差し変わっていました。
残念。
もうちょっと掲出していてほしかった。
記:2017/05/30
追記
そして、季節は秋。
今度はパックの広告。
こんな感じのマスクだけど、マスク単体は無表情でなんだか不気味っす。
だからなのか、さすがに、マスクをつけたガッキーのポートレイトは広告にはしていないようで。
記:2017/10/22