我次郎MICとFORKのバトルに笑ったフリースタイルダンジョン 5thSeason Rec7-5
記憶に残る迷(?)勝負
いやー先日1月29日の「フリースタイルダンジョン」に登場したチャレンジャー・我次郎MICとFORKのバトルは記憶に残る面白い試合でした。
モンスターの中でも呂布カルマともに上位の実力者であるFORK。
滅茶苦茶巧みな韻と、ほとばしる貫禄。
呂布カルマとともに、他のモンスターよりも1枚も2枚も格上の感がするラスボス般若の一歩手前の門番のFORKがいきなり登場ですからね。
群馬からやってきたという我次郎MIC。
群馬県産の天然危険物というキャッチコピーがついとりました。
最近は、審査基準がよくわからないLilyに代わって、審査員の真ん中の席の女性審査員は、鈴木紗理奈なんだけど、彼女の
FORKさんのラップはすごく好きなんだけど、
自分はお笑いの要素も好きで、
我次郎MICさんのお笑いがツボにハマった
というような審査基準には、すごく納得でした。
とにかく、我次郎MICの
FORK知らねぇ ナイフ知らねぇ
スプーン知らねぇ カーブ知らねぇ
ツーシーム知らねぇ ナックル知らねぇ
スライダー知らねぇ
左向いてる魚 ヒラメ
最後の「ヒラメオチ」には爆笑でした。
「知らねえ」というのは、FORKの十八番。
これを畳みかけて、どう落とすのかと見守っていたところ、FORKの伝家の宝刀がまさか魚のヒラメに落ちるとは。
このバカにしっぷりは、笑うしかないですね。
それにしても我次郎MICのメイクは、下手だよね。
それが逆に愛着を誘うのですが。
逆にいかに、聖飢魔Ⅱのデーモン小暮閣下のメイクが巧いのかと言うことがわかります。
結局はFORKが勝ち、我次郎MICは初戦敗退となったわけですが、良い試合だと思いました。
あの百戦錬磨のFORKも攻めあぐねている感じが良かったですな。
どう責めるのか、どこをどう突つくべきなのか、少々攻めあぐねている感じの困惑顔のFORKの表情を見れただけでも収穫でしたね。
もちろん、手堅く完成度の高い韻を踏みまくってはいるのですが、どうも我次郎のスタイルの全体的な「面」を攻めている感じで、鋭い錐で狭い確信を深く付いていくという感じではなかったから。
それでも、相変わらずの完成度の高さとブレないFORKスタイルで勝ちに持っていくところはサスガではあります。
最近は、単に言葉と言葉の殺気だった喧嘩のみならず、先日の崇勲と「ほめ殺し」の応酬で記憶に残る名勝負を飾ったレゲエのAICHINの試合もなかなか記憶に残る試合でしたが、まだまだ日本には様々なタイプのラッパーがいるんだなぁと言うことを知ることができる1戦でした。
我次郎MICは、たしかに負けはしたけれども、視聴者の記憶に残るインパクトのあるバトルをしたんじゃないかと思います。
今後もがんばって、再び番組に登場して我々を笑わせて欲しいと思います。
記:2019/02/04