夜間戦闘機「月光」
夜間戦闘機「月光」。
昭和13年に13試双発陸上戦闘機として開発が開始され、昭和16年3月に試作1号機が完成したものの、過重や飛行安定性の不足などの問題を抱えたまま、ひとまず「二式陸上偵察機」として採用され、後、斜め上方に固定した機銃を装備した夜間戦闘機が南方戦線での大型爆撃機迎撃に大きな戦果を挙げたことから、海軍は昭和18年にこの「二式陸上偵察機」に「斜め銃」を装備した機体を夜間戦闘機「月光」として採用、本土に襲来するB-17や B-29の迎撃に多く使用された。
セスナなどの小型民間機レベルにまでレーダーが搭載されるている現代においては、夜間飛行は珍しいものでもないし、「夜間戦闘機」という言葉自体、もはや死語に等しい。
しかし、「夜間戦闘機」と「月光」という美しくも妖しい言葉の組み合わせには、どこかロマンを感じ、様々な想像力を掻き立てられやしませんか?
忙しくてそれどころじゃないんだけれども、なんだ最近「プラモ欲」が出てきた、いかん、いかん。
押入れの中で眠り続ける夜間戦闘機「月光」のプラモ。
いつになったら手をつけられるのやら。
パッケージのイラスト、さらに設計図に掲載された完成写真。
うーん、美しい。
優美でスピード感のある曲線は、さすが元・陸偵(陸上偵察機)!
記:2000/09/17