グーグル特許 2045年問題

   

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最近、よく耳にする「2045年問題」って、何?

まずは、グーグルの特許取得の話から。

グーグルが、ロボットに特定の性格などを植え付けられるシステムの特許を先日、取得したそうです。

「音声」や「話し方」、「表情」などの人格データをクラウドからロボットにダウンロードすることが近い将来できるようになるようなのです。

クラウドからデータをダウンロードというと、昔、ウィル・スミスが主演した映画『アイ・ロボット』でも似たような場面がありましたね。

あれは、たしかロボットのOSのバージョンアップだったと思いましたが、きっと、ああいうイメージなんでしょうね。

気になるのは、人々固有の性格を、どうプログラミング化するかなのですが、今のところ性格の作成方法は明らかにされていないようです。

さて、特定の性格をロボットにダウンロードすることが出来ると、どういうメリットがあるのかというと……。

亡くなった親族や、有名人の「性格」を持つロボットが身近にいれば、遺族の「心痛」を和らげることが出来ます。

また、お客の好みに合わせた接客用ロボットを飲み屋などに置けば、星新一のボッコちゃんのような「ツンデレ」対応はしなくてすみそうですね。

また、出張中や、単身赴任先で淋しくなったら、ロボットに奥さんや彼女のデータをダウンロードして、会話をすることで、寂しさをまぎらわすことも可能になりそうです。

このようなシステムを考案し、特許を取得したグーグルいわく、「実社会に多大な恩恵をもたらす画期的システム」。

グーグルの会長のエリック・シュミットも「人類にユートピアをもたらす」と主張しています。

しかし、真っ向からその考えに異を唱える勢力も少なくありません。

は人間の能力を超える人工知能(AI)を備えたロボットの出現が人類に災禍を及ぼすと警鐘を鳴らす人も少なくありません。

英紙インディペンデントは、「グーグルによる人格ロボットの特許取得は、技術的特異点に至る第一歩だ」と説いているそうです。

技術特異点とは?

人間を超えるロボットが出現する時点のことだそうです。

これは、アメリカの発明家で実業家のレイ・カーツワイル氏が唱えており、この技術特異点は2045年までに訪れると主張しているそうです。

技術的特異点が来れば、ロボットは自身を構成するプログラムをより高度なものに勝手に書き換え、やがて地球を支配、人間は肉体を失い、意識のみがロボットの中で息づく状態に陥ることなどが想定される。

とのことですが、まるで、まさに『アイ・ロボット』の世界じゃないですか。

というより、60年代、70年代のSFマンガやアニメなどによくあった世界かもしれません。

この主張には、やはり!というべきか、マイクロソフトの元会長である、あのビル・ゲイツも賛同しているそうです。

グーグルの子会社・ボストンダイナミクスは、既に「アトラス」と呼ばれる人型ロボットを開発しているそうですが、日本だとソフトバンクのペッパー君なんかにもダウンロード機能がつけば、対応可能なのでしょうか?

たとえば、マツコデラックスの性格や声や喋り方が、ペッパー君にダウンロードされたら、あの白くて無表情な顔で、「デブはデブでも地球に優しいデブよ~」なんて言うのかな。

ルックスと話す内容にギャップがあり過ぎると、どうも実感沸きそうにないんだけど、どうなんだろ?

記:2015/04/12

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