グラッパ大好き
2018/01/14
[木箱入り]パオロ ベルタ リゼルヴァ デル フォンダトーレ 1995 グラッパ 700ml
グラッパは大好きな酒の一つで、イタ飯屋に行くと食後の締めに必ずグラッパを飲むようにしている。
ワインを作った際の搾り残しを再醗酵・蒸留させたもので、アルコールの度数が40度以上、イタリアでは「グラッパを飲めば胸毛が生えてくる」「レースの時はクルマにガソリンよりもグラッパを入れたほうが速く走れる」と冗談で言われているぐらいキツイ酒で、強い芳香が楽しめる上に、飲んだ際に喉がカーッと灼けるような感じが慣れると病みつきになる。
特に、ちょっとヘビーなフランス料理の食後などは、女性も積極的に飲んでみると良い。
スッキリする。
帰路、ムカムカすることもないし、もちろん胃もたれもしなくなる。
ワインは食事中に胃を広げる働きをする。だから、コースで様々な種類の料理が次から次へと出てきてもどんどんお腹の中に収まってゆく。
女性の方は心当たりがあるのでは?
フランス料理のコース、後で思い返してみると、結構な量を食べているにもかかわらず、残さずに食べてしまっていたということってあるんじゃないかな?
これ、ワインの効果。
グラッパはワインとは逆に、胃を閉める働きがあるので、食後に「キュッ!」と一口グラッパを飲むと、逆に胃が引き締まり、食後も妙な胸焼けがせず、翌日も快調に目覚め&出勤出来ること請け合い。
関係ないけど、女性の口から漏れてくるグラッパの熱い息の香りが結構好きだったりします(笑)。
グラッパに限らず、私が女性を口説きたくなる、キスしたくなる瞬間というのは、酔った勢いなどでは決してなく、アルコール度数の高いお酒を飲んだ女性の口から漏れる息、アルコールに女性特有の「甘さ」がブレンドされた匂いに刺激されて、ということがある。
この匂いは、香水よりも数段、生々しくて艶めかしい。
……閑話休題。
私がよく飲むのは、グラッパ・ディ・ブルネッロ、シャルドネ・ウンガロッティ、グラッパ・ユリア・リゼルヴァなどで、置いている店が少ないため最近は滅多にお目にかかることがなくなった、ダ・バローロ・リゼルヴァは最高に好きだ。
最近は銀座へ行くと、グラッパの代わりに純度の高い焼酎を出すイタ飯屋があるという。焼酎でイタ飯を閉めるのも悪くなさそうだ。というよりこの一見アンバランスそうな取り合わせがなんとも粋ではないか。
是非とも機会があれば試してみようと思う。
記:2000/12/10