公立中学教師の愚痴メモ
知り合いに公立中学の教師がいたので、いろいろと聞いた愚痴をまとめてみました。
まず、教師という職業は基本ブラックである。
単純に労働時間。
想像以上に長い。
繁忙期や部活の顧問次第では朝5~6時に出勤することもザラ。
帰宅時間は午後10時になることもある。
生徒は身体は大人だが、中身は子ども。
基本、やる気がないということを前提に接しなければならない。
しかし、身体は大人だが、中身は子どもなので、歯が浮くほどのオダテで持ち上げることで、やる気を出す方向に誘導することはできる。
しかし、それを見抜き冷ややかな視線を送る「かしこい生徒」も中にはいるので、その生徒からの目線がつらい。
いじめは基本ある。
表に出ない。
教師も表面化しないようにすることが普通。
表面化すると「対応」しなければならなくなるから。
対応することになると「解決」しなければならない。
しかし、不登校など、短期的に解決する問題だとは限らない。
しかし、校長など学校上層部からしてみれば、問題発生件数と解決件数の「数字」が重要なので、問題が発生し対応した以上は、「解決した」という体裁をつくろうために尽力しなければならない。
しかし、本質的な解決にはいたらないことのほうが多い。
モンペ(モンスターペアレンツ)は、今に限らず、昔からある一定数存在しているが、とにかく「問題」が「表面化」することを極度に校長など上層部は恐れるために、謝る、家庭訪問する、マメに連絡するなど、とにかく本質的な解決よりも、親の怒りのエネルギーのガス抜きに教師は奔走する必要がある。
SNSなどネットに拡散されることを極度に警戒しているため、クレーム親に対処する労力は昔よりも増加している。
子どもたちの豊かな未来を築き、生きる力をはぐくむことを夢見て教職についたものの、言ってはいけないタブーや、言ったことによって親からのクレームを恐れて、結局、本当に言いたいこと、子どもに伝えたいことは言えなかったり、オブラートにかぶせて言う必要があるため、ストレスがたまる。
……などなど。
学校の先生という職業も大変ですね。
一時期、私も学校の先生になりたいと考えていた時期があり、大学入学後は教員免許を取るかどうしようか真剣に考えていた時期はあったけれども、ならんで良かったと、個人的には思っています。
記:2020/03/17