春ばて。「平日だけ鬱」のように、また新しい「言いわけ病」が誕生?
先日テレビで「夏バテ」ならぬ「春バテ」というものが紹介されていました。
4月の上旬は、季節の上では春とはいえ、暖かい日ばかりとはいえず、
寒い日もあり、要するに寒暖差の激しい時期でもあります。
それで体調を崩す人もいる。
ここまでは、理解できますよね。
しかし、体調を崩すだけではなく、なんと、気分まで落ち込み、通勤するのが億劫になる人も出てくるのだとか。
それを春バテというのだそうですが、それって、単に「出社拒否症」じゃん?って思うんですけどね。
数年前に「平日だけ鬱」みたいなうつ病が発表されましたが、これも、似たようなものだと思います。
この「うつ病」は、休日になると普通の人と同じくらい元気になるんだそうです。
で、平日は鬱状態に。
単に会社がイヤなだけなのでは?
なんだか最近、こういう「サボりたがり」さんや、「弱くて実力がなくて言い訳ばかりしたがる」人種に都合の良い病名が、どんどん量産されているような気がするんですが、気のせい?
医師の診断書を持って、「春バテ」なので会社をしばらく休みますとか、
「平日うつ病」と診断されたので、しばらく会社を休みますと言われると、医師の診断書を無視してまでも、会社は「気合で出社しろ!」とはいえません。
もし、そんなことをいったら、やれ「パワハラ」だ、「なんとかハラ」だと言われかねない世の中ですから、正直、辛いけれども仕事を毎日頑張っている人よりも、仕事がイヤでサボる口実を見つけて、医師の診断書を錦の御旗のように振りかざす人がトクをするイヤ~な世の中になってきているような気がします。
弱い者に優しい社会であることはとても大切なことではありますが、
これに乗じて、サボろう、ラクしよう、ズルしようと考えている人たちが増長し、オイシイ思いをするような社会になってしまったら、日本はどうなってしまうんだろう?
ただでさえも、今は国際競争力が低下している上に、少子高齢化に歯止めがかからない状況ですから。
子どもの頃から甘やかされ続け、社会人になっても、休む(サボる)ための言い訳の病名がズラリと用意されているため、これに甘えてしまい、心が鍛えられないまま、なんとなく大人をやっているような人たちばかりの日本になったら、日本の将来は一体?!
なんだかんだで、タフで図々しくて生命力のある中国人たちに日本は早晩駆逐されてしまうのでは?
大げさかもしれませんが、そんなことを考えてしまう「春バテ」報道でした。
記:2015/04/08