ほいほい読書術・その3(カジュアル気分で読書)

   

以前の記事⇒ほいほい読書術・その2(速読は必要ない)

鞄に本を詰め込んで

前回の記事では、私にとって読書は趣味だから、速読も必要ないし、本を必要以上にありがたがる気持ちもないということを書きました。

そう、カジュアルな気分で接しているのです。

だから、読みたい時に読むし、読みたくない日は本にすら触りません。

なぜかというと趣味ですから。

読まなきゃいけない!なんて気分にはなりません。

それって義務になってしまいますからね。

趣味に義務は似合いません。

ただ、読みたい時に読みたい本が手元にないとストレスです。

ですので、私のカバンの中には常に3~5冊ほど本が常備されています。

それぐらいの本がはいるくらいの、少し大きめのカバンを私は常に持ち歩いています。

読みたくなった時に、その中で一番読みたい本を取り出して読むのです。

そうすると、いちばん面白かったり、その時にいちばん興味のある本から先に読み終えるわけです。

逆に、あまり他の数冊に比べて面白くないと感じた本はいつまでもカバンの中に居座り続けます。

時には数ヶ月間、ずっとカバンの中にいつづけて、その存在すら忘れかけている本もたまにあるくらいです。

そういう本は無理して読もうとはしません。

今後、あまり読む気がしないかな?と判断したらカバンから出して、古本屋行きの本のコーナーに積み上げることもあります。

逆に、たまたまカバンの中の本のほとんどを読み終え、他に読む本がなくなった時に読むこともあります。

このように、私の場合は「気まぐれな同時進行」で本をランダムに読んでいるので、時折、一日に2冊以上同時に読み終えることもありますし、何週間経っても1冊も本を読み終わらない時期もあったりします。

食べ物にたとえると、いま一番食べたい食材を身体が無意識に欲しているといわれますよね?

たとえば、むしょうにホウレン草の胡麻和えを食べたいと感じたときは、身体の内部が鉄分を欲していたり、コレステロールを下げたがっています。

だから、そのタイミングでホウレン草のゴマ和えを食べれば、身体が欲しているものを吸収するので健康にも良いわけです。

本の場合は精神的な健康だったり脳的な健康(?)を満たしてくれる栄養素の集合体であると考えることも出来ます。

たとえば、過去の私の三文日記を読み返していると、ジャズの本ばかりを読んでいる時期があったりするのですが、そういう時は、きっと脳が「ジャズの栄養」を欲しているときだったのでしょう。

そして、この栄養を欲しているタイミングで、適切な本を読めば、そのときに必要な栄養素(情報)を摂取することが出来るので、脳の健康にとっても良いわけです。

……と、勝手に私は考えています。

そういう状況にすぐさま持っていけるような状態を作っておけば、ストレスも生まれない。

だから、私の場合は常にカバンの中に数冊の本を常備することを習慣づけているのです。

屋外でも屋内でも、街の中でも、喫茶店、カフェの中でも、思い立ったらすぐに本を取り出してページをめくる。

読みたい時にすぐさま読書。
読みたくない時は、少しばかり重たいカバンを我慢する。

これが外出時の私のスタイルです。

そうそう、外出時といえば、私はあまり家で読書はしていません。
家では子どもと遊んだりテレビを見たり、ネットを見たり書いたりで忙しいので、本を読もうという気がまったく起きないのですね。

ということで、次回は「アウトドア読書」について書いてみようと思います。

記:2011/12/09

次の記事⇒ほいほい読書術・その4(読書はアウトドアで)

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